淫獣聖戦XX 姉妹奈落篇
軟化する触手に捕らわれる姉妹 B
「フッハハハハ・・・かかったなっ!亜衣、麻衣!!(時平)」 舞台の上から時平が、しめたとばかりに笑い声をあげた |
「いっ・・あぁっ・・・うぅ・・・(麻衣) んあっ・・くっ・・・んんっ・・・(亜衣)」 全身に絡み付いた触手を切り離そうと、亜衣と麻衣は必死に身を捩り逃れようとするが、 とりもちのように纏わり付く触手は、苦しみもがく姉妹の身体をさらに強く締め付けるだけだった |
「フッフッフハハハハ・・・生贄をこれに!(時平)」 中央にしゃしゃり出る時平は、勝ち誇ったように扇子の先で羽衣姉妹を指し示した |
「アレヲクレッ、アレヲクレエーッ!!(淫魔大王)」 「ホーッホホホ・・・今宵、最上の淫らの生贄・・・大王様のものにおじゃりまする(時平)」 「ンォォゴオオオオ・・・(淫魔大王)」 能舞台から踏み出した淫魔大王が姉妹を望み、時平の返す言葉に、獣の唸り声をあげた |
「ばかぁーっ!(麻衣) 人でなしぃっ(亜衣)」 淫魔大王である鬼麿を想う亜衣と麻衣は、醜態を晒す淫魔大王に罵声を浴びせる |
「ヒューッ、ギャハヒャッヒャッ(邪鬼)」 奇声をあげる邪鬼が、じりじりと姉妹に向かって迫り寄る 「ムオオオオアアーーッ!!亜衣さまあーっ!麻衣さまあーっ!(木偶の坊)」 六尺棒を回転させながら、姉妹の名を叫ぶ木偶の坊が現れ、邪鬼たちを叩きのめしていった |
「木偶の坊さんっ!(亜衣)」 突然、現れた木偶の坊に驚きの声をあげる亜衣 二本の触手に胸の上下を巻き込まれた姉妹は 間に挟まれるふくよかな乳房が胸部を盛りあげていた |
「やはり・・・もう・・・鬼麿様の記憶は・・・」 淫魔大王から鬼麿の記憶を戻す唯一の希望であった 木偶の坊に、ゆっくりと迫る淫魔大王が敵意を示すと、 麻衣は絶望的な声を漏らした |
「なりませぬっ!なりませぬぞ、鬼麿様ぁっ!!!(木偶の坊)」 「ドオォ、ケエエェ・・・(淫魔大王)」 「いいや、どきませぬぞなもし!大恩ある天津家の亜衣様、麻衣様を、どうなされるおつもりぞな!(木偶の坊)」 「オォ、カァ、ス・・・(淫魔大王)」 「血迷われたか、鬼麿様っ!(木偶の坊)」 「オニマロォ・・・シラヌ、ドケェーーッ(淫魔大王)」 「どきませぬ!亜衣様、麻衣様を辱めるというのであれば、このわしを踏み殺してからになされよ!(木偶の坊)」 「グヲォオオアアアアーーーッ!!(淫魔大王)」 淫魔大王の前に立ちはだかる木偶の坊は、例え醜い姿の淫魔大王であっても、鬼麿に逆らう事など出来ず、 姉妹に発情する淫魔大王は、ためらうことなく木偶の坊を踏み潰そうと非情に片足を上げた |
「木偶の坊さん、逃げてぇーーっ!(麻衣) 鬼麿の、ばかぁーーっ!(亜衣)」 目を背けたくなるような悲哀な光景に、亜衣と麻衣が必死に叫ぶ! |
「グァウッ・・・・・・(淫魔大王)」 姉妹の声に、なぜか淫魔大王が足の裏を見せたまま動きを止めた 「なにをしておるかっ!それっ、邪魔者を討ち取るのじゃ!!(時平) それを見ていた時平が、すかさず邪鬼たちをけしかける 「ヒヤァーッ!!(邪鬼)」 幾匹もの邪鬼が木偶の坊に向かって、槍を投げ飛ばす 「むぐうっ・・ぐああぁぁ・・・・(木偶の坊)」 仁王立ちする木偶の坊の体に無数の槍が次々に突き刺さってゆく |
「木偶の坊さぁああーーんっ!!!」 亜衣と麻衣が悲痛に叫びあがった!!! |
「若・・・いや、すでに若の心をうしのおた淫魔大王・・・ぬぐぅ・・・む、無念・・・ お婆様・・・申し訳ござらん・・・ぞな・・・・・・(木偶の坊)」 六尺棒で体を支える木偶の坊は涙を流す目を見開いたまま、眼球の黒目が消え絶命した.... 「グァァ・・・(淫魔大王)」 淫魔大王が後退りする... |
「いやぁああああーーあああぁぁ・・・・・」 |
「うぅぅ・・・・ばかぁあああああーーっ!!」 |
無念の思いの亜衣と麻衣は、依然として全身に絡みついた触手によって身動きが取れずにいた そこへ、スートラが鈴鳴りの錫杖を振りかざすと、瓦の中から猛烈な臭気を帯びたガスが噴射する やがて、姉妹を包み込んできたガスによって、亜衣も、麻衣も、ゆっくり倒れながら昏倒していった... もはや、誰一人として姉妹を救う者はおらず、儀式の生贄として 淫獄の中でされるがままに、その美しい肢体を陵辱をされる運命を、亜衣と麻衣は避けられずにいた... |