《めざせ!亜衣・麻衣と3Pでイカせまくり。中出ししまくって30連発》
  

《5話 淫魔聖伝の大鳥・亀山姉妹と4P》

「この娘さん達が宏樹殿の鎮めを手助けをして下さると申して下さいました。」
「・・・・・・・・・・・・・・はい?」
皆が集まった座敷の中で思考停止する僕。
彼女達が僕を手伝って高まりを鎮めてくれる・・・・って・・・
それって、Hの相手するって事じゃ・・・ないの・・・・?
「え・・・・?・・・・・それって・・・」
こっそり後ろに控えてる木偶の坊さんに聞いてみる。無言で頷いた。ちょっと、おい?
女性抱かないと体調おかしくなるからって『そういう人』を頼んだのか?
思わず3人を見返す。僕の視線を感じて3人が顔を赤らめる。(お、おい)
しかも2人は制服を着ている。(が、学生じゃないか・・・・・)
上の人だって着物を着てるけど若い。せいぜい二十歳くらいだろう。
(い、良いんだろうか?)
一番年上らしい女性と目が合うとにっこりと微笑み返してくれる。
(本当に?え?でも。)
「彼女達なら宏樹殿の霊力にも溺れる事無くお手伝いが出来るかと思います。」
事情を察した亜衣と麻衣の表情が険しくなる。やばい。
(わ、何でこんな話題に二人も同席させてんだよ?)

「ででで、でも、そんな本当に?」
先ほどの女性がくすくす笑う。
(うわ、綺麗な笑い方だ。見ていてなんだかくすぐったい。)
「私共がお相手ではご不満でしょうか?」
「い、いえ、そんな事ないです!で、でも。」

「聖なる血筋を絶えさせる訳にはまいりません。」
(はて?)
「私達でお役に立てる事でしたら。」
「お慰みさせて下さいませ」
「精一杯お務めさせて頂きます。」
年長の女性が熱く僕に言葉をかけて来る。
聞いていて顔に血が上がっていく。そりゃそうだ。三人から「抱いて下さい。」と云われてるんだから。
ズボンの下の勃起が更に硬くなってうずく。
(こんな美女と美少女が僕に「私達を好きなだけ抱いて欲望を解消してください。」と言ってる。)
他の二人は黙って俯いてるが全身から緊張が漂っている。年長さんの妹さんらしきボーイッシュな娘さんは顔が真っ赤だ。
小柄な色白の娘さんの方は無表情を装ってるが、しきりにスカートの裾を握り締めてる。
(うあ、かわいい。)
話を進めるのは先程の年長者らしい着物の女性と天津のおばあちゃんだけで
どうもしばらく逗留して僕の相手をしてもらう事になっているらしい。
「失礼ですがこのように可愛らしく素敵な殿方とは思ってもいませんでした。」
「!!」自分の顔に血が昇るのがわかる。
(そんな事言われたの初めてだよ。しかもこんな年上の綺麗なお姉さんから。)
返答に窮してると皆がくすくすと笑いだす。
「お務めの し甲斐がありますわ。」
聞いてみると3人のうち2人は姉妹で、もう一人はその従姉妹。しかも全員高○生!?
歳は18歳、16.歳と一番下と思った小柄な娘も実は16歳だそうで。(中学生にしか見えないぞ…)
「え?・・・その子も?」
「はい。」と長女
「ほら、瞳ちゃん?」と促されると小柄な娘が 固い声で
「瞳と申します。若輩者でございますが精一杯おつとめさせて頂きます。何卒よろしくお願い致します。」と
三つ指をついてお辞儀をした。
びっくりして
「は・・・はい・・・こちらこそ。よろしくお願いします。」
と言って、つい 三つ指をついてお辞儀を返したら皆が笑い出してしまった。(え?何?マズかったの?)
瞳ちゃんと隣の娘も顔を強張らせながら微笑んでる。
恐縮しながら「で、でもよろしいんですか?その・・・」
(こ、高○生相手に・・・犯罪じゃないのか?)
「はい。ぜひとも私共三名に宏樹様の御相手をさせて頂きます様 よろしくお願い致します。」と三人揃ってお辞儀をする。
(じーん・・・)僕なんかの為に。
辛いところを助けて貰える喜び、こんな綺麗な女性達を抱ける喜び、しかも抱いて下さい。とまで言われてる。
小躍りしそうになるのを必至に我慢して「よっ、よろしくお願いします!」と頭を下げたら
「もったいないお言葉です。」と恐縮されてしまった。

にやけそうなる顔を我慢しながら、ふと視線を感じて顔を向けると横で座ってる亜衣と麻衣が
凄い目で僕を睨んでいた。。。。。。。
「では今晩」となり散席となったんだけど、退席時にすれ違いざま
亜衣が「エロガキ」。
麻衣が「色魔」。と言い捨てて足を踏みつけて行った。
(・・・しょうがないじゃないか。助けてくれるっていうんだから断れないだろ。こっちはすっごいツライんだし
 そんな言い方しなくたっていいじゃないか。僕だって苦しんでるんだからな。)
心の中で弁明するけど当然届きゃしないのだった。
でも僕の「抜き」なんかに、こんな人達が体を差し出してまで協力してくれるなんて申し訳ないやら、ものすごく恥ずかしいやら。
ありがたい事だ。
 その晩は香さん主導のもと、3少女で翻弄されまくって すんごい体験をしてしまった。4Pだ。なんて幸運。
香さんのテクニックはすさまじいもので、それを全員で連携され3人の肢体でいいように弄ばれてしまった。
でも二日目でその翻弄されるのも楽しめるようになり。
三日目で対等に渡り合えるえるようになり。
四日目ではこちらが優位になってしまった。
 思った通り妹さん(真緒ちゃん)と小柄な娘さん(瞳ちゃん)は処女だった。ものすごい緊張しまくってて、こちらが慌てた。
何かそういう経験があるのかと思ったら別にそんな事は無くって霊力の高い彼女達が多少手ほどきを教えられただけらしい。
すごいありがたくて、嬉しくて、申し訳なくって・・・で、ならべく優しく…優しーく・・・・・・・・・・・・・もう責めまくってしまった。

受身に徹していれば、長い間楽しめたのだろうけど、あまりにも3人が与えてくれる快感が心地良く、
さらには処女だった2人が僕に責められた末に2日目の終わりにはもうイクことを覚えて、
恥らいながら嬌声を上げ昇りつめるのに興奮して責めまくった結果、気付かないうちに僕もすっかり溺れていた。
僕の男根と必死のテクでここまで感じさせ、よがり鳴くようにしたという自負と興奮。
かわいいお尻と色っぽいお尻を3つ並べ谷渡り味比べしながら突いて突いて突きまくる。
イカせまくって、イキまくって、中出ししまくって、すごい興奮を連日味わった。

特に未だ中学生にしか見えない小柄な瞳ちゃんに了解があったとはいえ
何度も何度も膣出しするのはすごい背徳感があって興奮した。
  最初香さんが「私共の中に存分に注いで下さい。この娘達も同様です。」と言い出し当人達も最初は戸惑っていて
「うあぁっ・・・・・あっ・・・あぁん。」と半べそかきながら膣出しされるのにショック受けてたのが、3日目からはもう
「ああぁん。あっ。いっぱい・・・あん。・・・きてっ!あん。」と脚を絡め、手を伸ばして懸命にしがみつこうとしてきたり
「私にも・・・たくさん注いで下さい。宏樹様の全てをあたしの中に下さい。」と二人から
言われるように変化しだすとたまらなくなって毎日何度も3人の子宮に溢れるほど出しまくった。
下の二人はツンケンし合ってて仲悪そうなんだけど、実は親友みたいで何かにつけ手を繋ぎ励まし合って昇りつめる。
「ひっ瞳っ・・・あたしもうっ・・・いっ・・・・いくっ」
「真緒っあっあたしもっ・・・いくっ・・・いっ・・・っちゃうぅ!」とまさに親友丼とでも言おうか。(従姉妹丼?)
「ねっ姉さん!だめっ・・・あああっだめっあっあたしもうっ!!」
「真緒っ だっ大丈夫よ、一緒・・・一緒にっ・・はぁああん!」という姉妹丼もすごい興奮する。
 7日目の最中に瞳(もうこの時点で呼び捨ての仲)が真緒に「ねっ 姉さんっ イクっ!」と口走ったので問いただすと
なんと3人は従姉妹ではなく異母姉妹と判明。
という事は今僕が毎日してるのは3姉妹丼!燃えた僕は香も横に寝かせ。
瞳をガンガン突き刺しながら左手で真緒の、右手で香のお○んこを責め立てて
瞳「ひぃっ!いくっ!いくっ!だめっ姉さんっ!!」
真緒「あっ!あたしもっ!あたしもイクっ!瞳っ!姉さん!あああっ!!」
香「「いいわっ!あたしもっ!いっしょっ、みんないっしょよぉっ!あああっ!!」
と3人同時に絶頂させ4Pの大興奮を味わった。

久しぶりの快楽と 性欲の発散による体調の好調、精神的開放感と久しぶりに得た熟睡。そして三人の痴態。
呆れ顔の亜衣・麻衣の視線を遠くから感じながら僕は夢中で三人に溺れて行った。
そして一週間が過ぎた頃には、いつの間にか彼女達も僕の淫臭気に犯されてしまっていたようで狂乱状態になっていた。
一番素っ気無かった瞳ちゃんなんて、日がな一日ずっと僕にしがみついてるようになってしまい
またそれが可愛くて僕の狂態に拍車をかけた。

10日目くらいの事。三人共僕と寝食を共にしていたんだけど、食事の時間になっても現われないので
不信に思った天津のおばあちゃんが来て痴態にふけってる僕達を見てこれはマズイと、ついには止められてしまった。
僕達には自覚がなかったのだけど、お互いに性欲でめろめろになっていたようだった。

三人も心身喪失とまではいかないけれど常に欲情する状態になってしまっていて
これは僕の影響に『やはり耐えられず。淫気に侵されてしまった。
このままでは遠からず正気を失い倒れるまで淫行に及ぶ事に成るだろう』
と判断され おばあちゃんが自家へ帰す事になってしまった。

落ち着いてからお互いに我をかえりみて三人も僕も赤面しながら謝り合った。
思い返してみると とても凄い事迄してしまってたし、恥ずかしい台詞もお互いかなり言い合った気がする。
帰り際
「申し訳ありませんでした。今度参りました時には必ずご満足できますよう精進して参ります。」と残して帰っていった。
後日。実は彼女達は鬼麻呂様の婚約者候補だった事が判った。それは鬼麻呂さんの後継者となった僕の婚約者候補でもあり
 婚前交渉として試してみてあわよくば子種も・・・という意味もあるらしかった。
去り際三人共潤んだ目で次々と抱きついてきたのには嬉しくて感動する反面、亜衣と麻衣の視線を感じ背筋が寒くなったけど。

当然その後、亜衣と麻衣からはボロクソに怒られた。
彼女達が僕の相手をするのをあんなに怒っていたくせに、やり過ぎて帰すとまた容赦がなかった。
「こんの色ガキがっ!」
「女性をなんだと思ってる訳?」
「何考えてんのよ!」
「昔のヒロちゃんはそんな子じゃなかったよっ!」
「あんた少しは程度ってもんなかったの?我慢できないの?あんた猿?猿だって程度は知ってるよ!」
「し、してたんだよ…でも・・・つい・・・夢中になっちゃって・・・」
「してたら あんな事になる訳?女性3人を1日中部屋に閉じ込めて2週間もHな事しまくる訳?」
 (・・・・反論出来ません)
「やだなぁ、あのヒロちゃんがこんな事する男の人になっちゃったなんて…ショックだなぁ…」
「せっかく 善意で来てくれて!あそこまで身を呈して助けてくれたってのを何でひどい目にあわせる訳?
 もう これだから男って!!」
床を踏み鳴らして怒りまくる亜衣。心底幻滅したって顔の麻衣。
相手が違うと思いつつも謝り。顔を上げられない僕。
体調は良くなったけど、精神的にはへなへなになってしまった。。。。

二週間が経った。
(そりゃ僕が悪いんだけど、『お相手します』と言われて相手も僕も気づかず酔っちゃったんだからそんなに責めなくたって…)と
自分に都合のいい反論を色々唱えてみたけど姉妹に面と向かって言う事も出来ず、
ぐったり凹んで、だれていたら又徐々に体に熱が溜まりだした。
黙ってると体が熱くなってどんどん 悶々としてくる。
でも外出は止められてるので出歩けない。
室内での激しい運動も止められてる。
部屋のTVはビデオしか繋がってなくエロビデオしかない。(この家にはTV回線が来ていない!)
勉強なんかも当然手に付かない。
亜衣と麻衣は会う度に嫌味を投げてくる。
木偶の坊さんが「亜衣様、麻衣様はこういっては何ですが男性とはどういう生き物か熟知しておらぬので
男性に対して潔癖なところがありもうす。あまりお気になさるな。」と珍しくもっともらしい事を言って慰めてくれるが
二人がそう思ってくれなきゃ意味がない。
家にいてもする事が無い。勉強しようかとも思ったが体が火照って集中できない。そして勃起しっぱなし(涙)
どんどん悶々鬱々としていく僕。
すると

倒れた。

突然。

目の前が真っ赤になって。
何日か意識を失っていたらしい。

目覚めてからしばらくして体調は戻ったけど
また段々と日々体が熱くなっていくのが判る。
さすがに怖い・・・
どうなってしまうんだろう僕は。
亜衣と麻衣はさすがに嫌味を言ってこなくなったが、不安な日々がそれで明るくなってくれる訳でもなかった・・・
暗い雰囲気が境内に漂いだす。

(このままでは血が絶える・・・)と誰かがひそひそと囁き合う声が聞こえる。

そこで一条の光。ならぬ凶星が瞬いた。
その日の夕飯時。珍しく全員が集まった僕達は亜衣と麻衣も殆ど喋らなくなった暗い食卓を囲んでいた。
そこで天津のおばあちゃんが「宏樹殿の事ですが・・・」と切り出すと途端に皆真剣な顔になる。
『ではわしがお相手つかまつろかの・・・』・・・・と・・・・・・恐ろしい事を言った。
食卓が凍りついた。
冗談かと思った(当然、いくらなんでも)
でも皆黙りこくってる。。。(麻衣だけ目が泳いでる)
亜衣も木偶の坊さんもうつむいたまま黙ってる。。。
ヤバイ 本気だ!
青ざめる僕。
でも断れない。
僕のほうから「それは嫌だ」なんて事は世話になってる立場上言えない。
でも怖い。
おばあちゃんとHな事する?
かかかかか勘弁して下さい。許して下さい。
でもだれも喋らない。
ひいいいいいいいいいいいいいいいいい?



して頂く事になりました。




恐ろしいトラウマをつけられた、、、、

出ないわ気持ちよくないわ、怖いわ。でも起ってるわ(笑)
言っちゃ悪いが、しわくちゃの手で手コキされるあの情景は二度と思いだしたくない・・・
本気でやばいと思いました。・・・・・・・・・・・違うところへ逝ってしまうところでした。

そして。。。。


  《場面転換》
  ((すいません内容補完の為 いきなり三人称です。))

 夜半、夕食後に座敷にて祖母と孫の姉妹が会話をしていた。
「最近。宏樹殿の様子はどうじゃの?」
「相変わらず悶々としてるみたいですけど?」亜衣が答える。
「・・・・・」
「どうなっちゃうのかなぁ・・・」宏樹の前ではむっつりしてる麻衣が内心の不安を隠せず嘆息する。
「精神の鍛え方が足りないのよ。」未だイラついてる亜衣は冷たく言い捨てる。
「・・・・精神を鍛えただけでは押えられんじゃろう。」
「・・・・?」
「おばあちゃん?」
「・・・あれはどうやら普通人の体に天神の血と霊力・鬼麻呂様の魂が入りあまりにも強大な力が内在して溢れ、弾けそうになり
 人としての防衛本能が働き内気を精という形で外に発散させようとしてるのじゃろう。
 宏樹殿自身がいくら精神を鍛えてもどうもなりはすまい。逆によく持ってるくらいじゃ。」
「そんな・・・・」
「・・・・治るのですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何?おばあちゃん。」
「おぬし達も気づいておろうが、宏樹殿に宿っている霊位は鬼麻呂様よりもはるかに高まっておる。」
「・・・・・そうですね。時々後光が見えるくらいです。」
「別人かとびっくりするよね。あんなの初めて見た。・・・話すと普通のヒロちゃんなんだけど。」
「それが人の中に二人の魂が宿るせいかどうかは判らぬが、問題は人1人の中に収まるには
 あまりにも巨大になり過ぎた霊力が心身を侵しているという事じゃ・・・」
「「・・・・・」」
「今回は宏樹殿が倒れた時を予測して木偶の坊殿と方々に渡り かき集めた神器をもって
 体外に精気を吸出し事なきを得たが、その際に集めた神器は全て霊力に耐えきれず壊れてしもうた。」
「「・・・・・」」
「他に精以外の方法で対外に内気を発散する方法を試してみたがどれも身体が受け付けぬ。
 鬼獣淫界の血が混ざっておるゆえの業かの・・・」
「・・・・・」
「今度倒れられたら対処する方法がもう残っておらん・・・・」
「!・・・・」
「もし今度倒れたら体が耐え切れず伏したきりになってしまうかもしれぬの・・・・」
「「!!」」
顔を見合わせる亜衣と麻衣
「宏樹殿には絶対に言うてはならぬぞ。」
「何とか内にこもる精気を体外に放出させないと身体が持たないやもしれぬ。」
「そんな・・・・」
「・・・・・」
「そこでじゃが・・・・・・・・・おぬしら二人、宏樹殿のお相手をお願いできぬか?」
「「・・・・・・・・!!?」」
「「えええええええええっ?」」
「それって・・・あばあちゃん!!?」
「あたし達に宏樹に体を差し出せっていうのですか!?」
「・・・・このままではあの方の命にかかわる。そして現在あの方が放つ淫気に耐えられるのは我等しかおらん。」
「「!!!」」
「どうしても嫌となれば、また他の方法を考えようて。」
「「・・・・・」」
「一晩考えてくれまいか。」
「「・・・・・・・・・・」」
姉妹の脳裏に先日来た三人の娘の情景が浮かぶ。自分達があれを・・・・・
「「・・・!!・・・・・・?・・・・・・・っ!・・・・」」
姉妹は青くなったり赤くなったり、めまぐるしく想像して混乱している。
「木偶の坊殿が宏樹殿から内々に相談を受けておるそうな・・・・何処か篭れるような山は無いか?と」
「「!!?っ」」
「宏樹殿も薄々気付いておるようじゃの・・・そして耐えられなくなった最後には
 一人でここから立ち去ろうと考えられているらしい・・・・と。
 木偶の坊殿が察して『御命にかかわる事、御無理ですぞ。』と懸命に御止めしたが
『そのような事は関係ない。大事なのはここの人達の安全だ。』と仰ったそうな。」
「「・・・・・・・・」」
「明日にでも宏樹殿と席を持とうと思うとる。その際二人には廊下に控えていて貰いたい。
 私が声を掛けて お相手が嫌な時は入ってこなくてよろしい。なんとか他の方法を考えようて。
 私も孫がどうしても嫌な事ならば強制しとうない。 だが、もし相手となってくれるのならば入って来て欲しい。」
「・・・・鬼獣淫界との対応はどうなさるのですか?」
「当面彼奴等に動きが無い以上、今はこちらが優先となるの。先の戦いで本当に滅びたやもしれぬし・・・
 彼奴等に警戒する為に天神の血を失う事になっては本末転倒じゃ。」
「・・・・・」
「昨年鬼獣淫界復活の議で血族に召集をかけた折りに
 新たなる『羽衣天神巫女の舞』を受け継ぐ者達を育てる事になっておる。」
「!?」
「二人が宏樹殿と契った時はその者達が『天神巫女の舞』を継ぐことになろう。。
 本来は宗家のみの一子相伝とされておるが前例がなかった訳でもない。
 血族に連なる優秀な双子を養子とし教育する事になろう。」
「「・・・・・・」」
「よく考えて決断しなされ。」
「「・・・・・・」」
双子姉妹は二重三重のショックを受けて呆然と顔を見合わせた。

5話 了。



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