麻衣「お姉ちゃんお姉ちゃん、アメリカさんが凄いことになってるよ」
亜衣「全くね。これから色々と荒れそうね…」
麻衣「今でも充分荒れてるよ〜」
亜衣「ともかく、今回の事件で亡くなった方のご冥福をお祈りします」
麻衣「お祈りします」

麻衣「さて、哀悼を捧げるのは当然としても、お仕事はきっちりやらないと」
亜衣「どんな事態に陥っても、人は生活のため働かなきゃいけないものよ」
麻衣「…あれ、でも私達って「XX」のあとどうやって収入得てるのかな」
亜衣「そう言えばおばあちゃんもいないし、それ以前に町が壊滅してるし…」
麻衣「…深く考えないようにしよっか」


天津姉妹座談会第6回「復活」


麻衣「今回は、私にとって非常に喜ばしいことを報告したいんで〜す」
亜衣「そうそう、淫獣聖戦ファンにとってはまさに朗報があるの」
麻衣「えへへ〜、けどその前に今回のゲストさんの紹介です。どうぞ〜」

美堂巫女「美堂巫女でーす」
甲斐吹雪「吹雪ちゃんでーす」
夜久「みなみ○るおでござ…」

すこーん

夜久「いたた…」

亜衣「…」
麻衣「…」

巫女「あれ?引いてるね」
麻衣「…あのー、巫女さんのセンスのなさは充分わかりましたから、
   本筋始めていいですか?」
巫女「悪かったわね」
亜衣「…というわけで今回のゲストは、『淫獣学園復活編』より
   メインヒロイン+2の皆さんです」
巫女「今回は『復活編』2巻についてだからこのメンバーってことで」
吹雪「オマケ扱いされてるのが気に入らないけど」
夜久「同感」
亜衣「まあまあ。それでは始めましょう」

麻衣「さて今回は吹雪さん、夜久さんのお二人が復活されたわけですが…えへへ〜」
亜衣「…はあ、それじゃ先に言っちゃいましょ」
吹雪「そうね。今回の一番の注目なんだけど、今までずっと私の声を
   あててくれてた麻○順子さんが、今回も健在だったの」
麻衣「そうなんです!そして麻○順子さんはですね、私の声もやってる人なの!
   つ・ま・り…」
亜衣「もし淫獣聖戦が復活した場合、あなたの声は心配ないってことね」
麻衣「うんっ!」
亜衣「確かに、麻○さんの声は麻衣の魅力の一つでもあったし、朗報よね」
夜久「ちなみに、私の声の山田○穂さんも健在だったのよ」
吹雪「あと、大王様もね」
巫女「私のお母さんはどうなのかな?」
夜久「ん〜、あまり台詞がないからよくわからないけど…代わってる様には感じないわ」
吹雪「山口勝○さんは言うまでもなく健在」
亜衣「と言うことは…」
麻衣「レギュラーメンバーで声優さんが代わったのは巫女さんだけ、ですね」
巫女「はあ〜、現実は厳しいわねえ」
亜衣「こうなると、あとは私なんだけど…」
麻衣「お姉ちゃんの声優さんは、まだ現役みたいだし大丈夫なんじゃないかな?」
亜衣「だといいけど」

麻衣「さて、それでは中身の方を検討してみましょうか」
巫女「あー、うーんと…」
吹雪「とりあえず、私達が活躍してます」
夜久「巫女ちゃんの危機にさっそうと登場…するはずだったんだけど、
   あっさり捕まってHな目にあうのはお約束」
吹雪「極めて短い時間だったけどね〜」
巫女「サービス精神が足りないのよ、サービス精神が」
麻衣「それを言ったら、まともなHシーンが存在しない巫女さんの方がよっぽど…」
巫女「う…だ、大体二人とも、あんな短い時間でイっちゃうなんて修行が足りないのよ!」
吹雪「あれは大人の事情よ」
夜久「もしくはスタッフの…ゴホゴホ」
亜衣「まあ、お二人の登場が眼目となったわけですが、全体を見渡してみますと」
麻衣「淫術、女人棒、変身…淫獣学園のイロモノな部分を前面に押し出してますね」
巫女「そうね…」
麻衣「あれ、この前はイロモノ扱いされて激怒したのに」
夜久「ちなみにね、私は満月になると人狼化するのよ。
   Hな気分になっちゃうのが問題なんだけど」
麻衣「大鳥香さんみたいですねえ」
吹雪「私は青鬼魔さま…巫女ちゃんのお父さまから頂いた力で、
   色魔に変身できるの。結構カッコイイでしょ?」
亜衣「そ、そう…です、ね…」

麻衣「けど…なんていいますか、今までやってきたことをなぞってるだけというか、
   新鮮味がないなあ、って感じたのが印象です」
巫女「…多分、正解」
夜久「スタッフが大幅に変更したからね。こう言う場合、新規スタッフは
   前作までのイメージを崩さないよう出来るだけ『似せて』作るのが定石」
吹雪「そうなると当然、印象が強い部分を際立たせようとする。この場合、
   私達の変身とか淫術とか」
夜久「でもその結果、生まれるのは今までとかけ離れてはいないけど、どこか萎縮した作品」
亜衣「つまり、復活編はまさにそれだと?」
巫女「それだけじゃないと思う…」


亜衣「と言うと?」
巫女「…」
麻衣「…巫女さん?」
巫女「ああ、もう限界」
夜久「…ちょ、ちょっと巫女ちゃん?」
巫女「もうダメ!言わずにはいられない!日夜仕事に励み、納期間近には生き地獄を
   味わうスタッフの皆さん…ごめんなさい!」


   「スタッフは『淫獣学園』という作品をカン違いしている!!!!」


夜久「ああ…言っちゃった」
巫女「淫獣学園はギャグアニメじゃないんだってば!Hアニメなの!」
麻衣「確かに…H自体がギャグとして扱われてますよね、復活編では」
吹雪「明るい雰囲気で作品を作ろうとしているからでしょ」
巫女「まあ、ここで細かく言うまでもなくスタッフの皆さんのお耳に届いていると思いますし
   このへんでやめときます」
亜衣「批判になっちゃいますし」

巫女「ってわけで、復活編の話題はこれで終わり」
麻衣「はい!?」
亜衣「ちょ、ちょっとまだ終了までは時間がだいぶ…」
夜久「…大好きだから、これ以上嫌いになりたくないのよ…」
麻衣「…」
亜衣「でも…どうします?」
巫女「そうねえ…アームスの他の作品について語ってみようか」
麻衣「ん〜、最近のアームス作品で好評なのは、というと」
亜衣「ワーズワース、メゾ・フォルテ、Luv Waveあたり…かしら?」
巫女「妥当なとこかな」
麻衣「まじかるカナンやロマンスは剣の輝き2とかは?」
亜衣「あんたね、ここまでの雰囲気からしてそれを語らせるつもり?」
麻衣「…ごめんなさい」
巫女「ってわけで、ワーズワースとメゾフォルテ、Luv Waveについて簡単に語ってみましょ」

吹雪「んじゃ、まずはワーズワースから」
麻衣「一言で言うと、見事です」
亜衣「そうね」
巫女「ファンタジーな世界観の中で、破綻しがちなストーリーをうまくまとめているし」
吹雪「キャラクターも魅力的」
夜久「ちなみに作者のイチオシはミューだそうで」
吹雪「面白みのない…大人マリアとかデルタとかウォトシーカ様とか色々あるのに」
巫女「待てい、最後のは何よ」
吹雪「だって、素敵じゃない。精悍で…」
巫女「これだからオジサン趣味は…」
麻衣「それに、陵辱的な要素はあまりないのにHが濃いです」
亜衣「言えてる。純愛系なのにHに手を抜いていないわね」
巫女「その辺が好評な理由なんでしょうね、きっと」
麻衣「『ファンタジーでも、ストーリー重視でも、キャラクターを立たせても、純愛でも、
    濃いHは出来る』ことを示した作品です」
吹雪「うーん…随分持ち上げてるわね」
麻衣「否定できる所が少ないんです。鬼畜属性持ってる人は物足りないみたいですが」
亜衣「ちなみに、監督はふくもとかんさん、作画監督はりんしんさんです」
巫女「『淫獣学園』も『淫獣聖戦』もこのお二方がやってるわ。
   私達のお父さんとお母さんみたいなものね」
麻衣「ありがたやありがたや」
亜衣「拝むなっ!」

亜衣「次に、Luv Wave」
麻衣「『鬼畜王』金澤氏の名を世間に知らしめた作品です」
夜久「それまでも結構活躍してたけど…」
吹雪「強烈よね、2巻」
巫女「いやホント」
夜久「まあ、話題の中心はどうしてもそこになっっちゃうわね」
吹雪「キーワードは『妹』『ポンプ』『カエル』です」
麻衣「まだ見てなくて、興味を引かれた方はどうぞ…ただし
   生理的嫌悪感を感じてもお責任は取れません」
亜衣「それ以外の普通のHも、悪くないです」
巫女「そうね、肌の質感とかアングルとか、それなりに頑張ってます」
夜久「アリスちゃんも可愛いし」
麻衣「夜久さん、何だか口調と目がアヤシイです」
夜久「…
   だぁいじょうぶよ、私はそっちの気はないから」
麻衣「今の間は何ですか!?」
夜久「ねえ、巫女ちゃん?」
巫女「わ、私をアヤシイ目で見ないで!」

巫女「最後に、メゾ・フォルテ」
亜衣「これは、一口にHアニメといっていいものかどうか」
麻衣「現在、市場に出まわっている18禁アニメの中でも、ひときわ趣の異なる作品です」
巫女「鬼才・梅津泰臣監督が作り上げた、まさに異色作」
夜久「はっきり言って、Hアニメとして見ないほうがいいわね」
吹雪「そうね。通常のHアニメは、まずHありきだけど、メゾ・フォルテは全然違う」
亜衣「『オリジナル作品』って言葉の意味がよく分かります。
   とりあえず、『一見の価値あり』と言っておきます」
麻衣「ねえお姉ちゃん、私達を梅津監督が作ったらどうなるかな?」
亜衣「…怖い想像させないでよ」


巫女「…と言う訳で、当初の予定とは大分違うものになりましたが、
   なんとかここまでこぎつけました」
亜衣「実際、困りましたよ巫女さん」
巫女「ごめんごめん。けど、その分変わった趣向だったでしょ」
麻衣「変わり過ぎです。シャロンさんとかミューさんとか、
   いずれゲストにする可能性もあったのに」
吹雪「しばらくは出てこられないわね」
夜久「それじゃ来月、話題に困るんじゃないの?」
巫女「9、10月はアームス作品が不作続きなのよね」
亜衣「『淫魔聖伝』はもうちょっとあるし…でも、ちゃんと予定はありますからご安心を」
麻衣「それでは、皆さん」

全員「ごきげんよう」
企画,脚本:KO さん