亜衣「こんにちはー、天津亜衣です」
麻衣「こんにちはー、天津麻衣です」
亜衣「突然ですが、こんな企画を思いついちゃいました」
麻衣「私達の二次創作って、陵辱小説以外ほとんどないですから」
亜衣「ここで蒼紅さんのスペースを借りて、淫獣聖戦を面白おかしく盛り上げようってことなの」
麻衣「よくある『座談会』と思ってくれて間違いないです」

亜衣＆麻衣「それでは、よろしくお願いします」

亜衣「で、まずどうするの？」
麻衣「え？そ、それはその…えっと、何しようか？」
亜衣「はあ…どうせそんなことだと思った」
麻衣「だ、だって突然言われても」
亜衣「とりあえず、こんな時は自己紹介から」
麻衣「う、うん」
亜衣「天津亜衣です。天神学園の…えっと、今は３年かな？天神の羽衣を纏い、
　　　鬼獣淫界の連中と戦ってるの。ちなみに、私の方がお姉さんよ」
麻衣「天津麻衣です。双子だからお姉ちゃんと年はいっしょ。趣味は○で、好きなタイプは〜、
      やっぱかっこよくて〜。そんでもって背が高くて優しくて頭が良くてお金持ちで」
亜衣「待てこら」
麻衣「なに？」
亜衣「誰があんたの男の趣味を聞いた」
麻衣「だって、自己紹介でこーゆーのつきものじゃない」
亜衣「そーでなくて！…ああ、もういいわ。こんな妹だけど、よろしくお願いします」
麻衣「ぶー。お姉ちゃんのオトコ嫌いも相当ねえ」
亜衣「オトコ嫌いとは関係ないでしょ！」
麻衣「あはは。ところでお姉ちゃん、自己紹介の次は？」
亜衣「話を刷り変えないで」
麻衣「まーまー。お客さんが待ちわびてるよ？」
亜衣「…あんた、本編とだいぶ性格変わってない？」
麻衣「気のせい気のせい」
亜衣「…。それじゃ始めましょうか」
麻衣「でもお姉ちゃん、私達二人だけで？」
亜衣「その辺は大丈夫。特別ゲストを用意してるから」
麻衣「わ、そうなんだ。いくら私達が超絶美少女とその姉といっても、二人じゃ寂しいもんね」
亜衣「だ・れ・が超絶美少女だ！？それに『その姉』っておまけみたいに言うな！」
麻衣「美少女姉妹のギスギスした裏事情が赤裸々になったところで、ゲストの紹介です」
亜衣「人の話聞けぇ！」

？？「もう出てきていいの？」
麻衣「はーい、どうぞー」
亜衣「…後で覚えてなさいよ…」
麻衣「わあ、あなたは…」
巫女「どーもどーも。元祖触手アイドルにして１８禁アニメ界の女王、美童巫女ちゃんでーす！」
麻衣「ふええ、てっきり鬼麿様か木偶の坊さんかと思ったのに…」
亜衣「オトコはムサイからいいの」
麻衣「…それって、お姉ちゃんの意向？それとも…」
亜衣「作者の意向よ」
麻衣「…はあ。えっと、美童巫女さんは『淫獣学園』シリーズのヒロインで、
　　　私達の大先輩にあたるんですよね」
巫女「そうよ。現在の触手業界の基礎は、文字通り私が体を張って築きあげてきたんだから」
亜衣「…ある意味、尊敬します」
巫女「なによ、ある意味って」
亜衣「いえ、その。でも、触手アニメなら巫女さんより先輩もいらっしゃいますよね」
巫女「んー、そうね。『妖獣教室』もそうだけど、何より開祖として偉大な『うろつき童子』が
      存在するね。同じ前田作品として敬愛してやまないわ」
亜衣「巫女さんの業績は凄いですけど、パイオニアとしてならそちらの方が評価されるのでは？」
巫女「ちっちっち。確かに両作品とも凄い作品よ。だけど、全体的にハードというか一般受けする
     雰囲気じゃなかったからね。『明るく楽しい触手』を築いたのはわ・た・し」
亜衣「はあ」
巫女「それまで触手系に興味を示さなかった人を引き込んだという点では、私の方が上よ」

麻衣「『淫獣学園』は海外でも好評だそうですね」
巫女「そうらしいわね。アメリカではアームスにとって記録的な売上だったそうだから」
麻衣「私達は、そう言った話あまり聞かないなあ…」
亜衣「私達の場合、神道の色が強く出てるからね。それに、鬼麿様のこともあるし」
麻衣「海外版『淫獣聖戦』３巻でカットされたシーンのことね」
巫女「子供の性表現ってやつね」
亜衣「アメリカって、実は規制には無茶苦茶厳しいのよね。テ○東なんかメじゃないくらい」
麻衣「知ってる！ポ○モンで目が細い人が一時期姿を消したのはアメリカ放映のためなんでしょ？」
巫女「あー、目の悪い人達への中傷だとかの…」
亜衣「規制がさらに規制を呼んだ、典型的な悪例ね」
巫女「私の最初のころは、結構ゆるかったなあ」
亜衣「淫獣学園の再販されたＤＶＤでは、触手の先端がモザイクかかったりしてますね」
麻衣「あれって、魅力半減ですよね」
巫女「半減どころか、台無しよ。ま、最初の頃の触手はかなりソレっぽい形状してたから…」

巫女「けど、あなた達が規制をうんぬん言うのも変よね」
麻衣「え？なんで？」
巫女「だってあなた達って、規制以前に全っ然体張らないじゃないの」
亜衣「う…そ、それは…」
麻衣「触れちゃいけないことを…」
巫女「触れちゃいけないんじゃなくて、触れなきゃいけないことでしょ」
麻衣「あぅ」
巫女「まったく、少しは私を見習いなさいよ。大体なに？処女喪失までビデオで９巻を要し、
     総集編含めれば１１巻ですって？ナメんじゃないわよ、こちとら開始１５分でＨされたわよ」
亜衣「…うーん、そうは言っても…」
麻衣「私達のカラダって、巫女さんと違って丈夫じゃないですし」
巫女「どーゆー意味よ！」

亜衣「と、ところで巫女さんは、今度復活されるんですよね！」
巫女「ロコツに話題をそらしたわね」
麻衣「けど、うらやましいです。それだけ多くのファンがいらっしゃるんですから」
巫女「人気の点ならあなた達のほうが上じゃない？復活の要望の声の数も、ね」
亜衣「でも私達は…いろいろと事情があるみたいで…」
巫女「おっと、ごめんなさい。それはそーと、『淫獣学園復活編』は２００１年５月にリリース開始よ」
亜衣「こりゃまた、ロコツなＣＭね」
巫女「今回は製作スタッフさんが大幅に変わりましたー！」
亜衣「これが英断となるかどうかは作品を見てからだけど…」
麻衣「若干の不安は隠せないところですね？」
巫女「…まーね。けど、新しくなったとはいえ実績のある人達ばかりだし、
　　　最近の低落ぶりを一新するにはむしろいいんじゃないかな」
亜衣「低落って…これまた過激な」
巫女「『ＥＸ』を名作などと言う奴は俺は認めねぇ！！あんなの『淫獣学園』じゃねぇ！！」
麻衣「み、巫女さん？」
巫女「…はっ！？今何か降りてきたような…」
亜衣「どっかのバカね、きっと」

亜衣「ＥＸで思い出したけど、『淫獣学園』って沢山の作品があるわよね」
巫女「うん、無印、真、ＥＸの３種類が基本ね」
麻衣「それに加えて総集編が全部にあるから…わあ、凄い数」
亜衣「『淫獣聖戦』も同じ数だけ出てるよ。聖獣伝も含めれば、ね」
麻衣「わあ、私達もそんなに出演してたんだ」
巫女「でもＨされたのはたった１回…」
亜衣「しつこい！」
巫女「それじゃ、ちょっとそれぞれを振りかえってみましょうか」
麻衣「はい」
亜衣「まずは最初から…えっと」
巫女「記念すべき『淫獣学園　La　BlueGirl』ね。全４巻」
亜衣「今なお、色あせない作品ですね。昔のアニメは古臭いイメージかと思ったけど…」
麻衣「全然そんなことないです」
巫女「声優にＡＶ女優使う手法は、今ではほとんど見られないわねー」
亜衣「でもさすがに、ヘン…」
巫女「否定できない…」
麻衣「でも荒削りながら勢いのある作品ばかりです。特に１巻は高い評価を受けてますね」
巫女「そうそう！うろつき童子の初作と並んで、淫獣学園の初作は触手アニメ界最高峰との呼び声も高いのよ」
麻衣「でも、ちょっと皮肉かな…」
亜衣「何が？」
麻衣「アームスさんが参加したのは２作目以降でしょ？なのに初作が最も高い評価ってことは…」
巫女「仕方ないわよ。生みの親に義理立てする気持ちは分かるけど、世間の評価は正当よ」
亜衣「理由は何だろうね」　　　
巫女「そりゃ、全作品中Ｈシーンが一番濃いからでしょ」
麻衣「ズバリ言いますね…」

巫女「さて『真』シリーズの話をしましょっか？」
麻衣「すとなぁぁぁぁぁ、さぁぁぁぁぁんしゃいぃぃぃ…」
亜衣「『真』が違う！」
麻衣「あ、ネオの方がよかった？」
巫女「…。あのね、『真』はバランスが取れたシリーズだと思うの」
亜衣「確かに。全体のクオリティーとＨシーンの濃さがいいバランスね」
麻衣「何を持っていいバランスっていうのか明確じゃないけど…」
巫女「作品的には、甲斐吹雪さんの登場が目玉ね」
麻衣「あの慎ましい胸は一部のファンには好評だそうです」
巫女「本人の前では言わないでね。結構気にしてるみたいだから…」
亜衣「１巻と、２巻が前・後編の計３作。あと総集編ね」
巫女「ところで、『真』には隠れＨシーンがあるのよ」
麻衣「何ですか、それって？」
巫女「ビデオ版には収録されていないＨシーンが存在するの。ＬＤとか別の媒体にのみ収録されてるわ」
亜衣「ふ〜ん。で、どんなＨシーン？」
巫女「それは…見てのお楽しみ。って、私のファンなら当然知ってるはずよね？」

麻衣「さて『ＥＸ』ですが」
巫女「…」
亜衣「巫女さん?」
巫女「いえ、何だか話したくないといういか話しちゃいけないって気が…」
亜衣「気のせいよ」
麻衣「そうですよ。画像が綺麗なだけでＨシーンがとにかく薄いとか１８禁と１５禁の区別をつける必要があったのかとか
　　　設定の説明に時間をかけるヒマがあったらもっとシナリオ工夫しろとか高○由○使うのいい加減にしろとか
　　　私はまだ処女とか寝言こいてんじゃねーぞコラとか、色々言いたいことがあるのは分かりますけど♪」
巫女「…すみません…」
麻衣「いえ、巫女さんが悪いんじゃないです、たぶん」
亜衣「あんた…本当に麻衣？」
麻衣「やだなあ、お姉ちゃんってば」

巫女「…まあ、以上の道のりを経て、今回の復活にこぎつけたわけね」
麻衣「何だかお疲れですね？」
巫女「…（誰のせいよ）」
麻衣「それにしても、何故この時期に復活なんでしょうね？」
巫女「何よ、自分達が復活できないからってひがみ？」
麻衣「い、いえそうじゃなくて…ほら『新世紀　淫魔聖伝』が同時期にリリースされるじゃないですか」
亜衣「確かに…同ジャンルがかち合うのはね…」
巫女「アームスの方に言わせると“偶然“だそうよ。それぞれ別のスタッフだし、
　　　競い合わせることでお互いの活性化が計れるんじゃないかな」
亜衣「そういう考え方もあるかな…」
麻衣「でも巫女さん。相手は強敵ですよ」
亜衣「うん、かなりのシロモノよ、あれは」
巫女「む…でも、あなた達の生みの親の作品だもん、どーせＨ寸止めってオチでしょ」
亜衣「こら！」
麻衣「ふふふ…甘いです巫女さん！」
巫女「な、何よ」
麻衣「『淫魔聖伝』の脚本をやっているのがどなただとお考えですか…？」
巫女「う」
亜衣「…今をときめくあの人よね…」
麻衣「理性のふ○もとさんと暴走の金○さん、さらにりん○んさんの３人が組んだ、
　　　事実上アームスの最強集団です」
亜衣「確かに、マイケルには荷が勝ちすぎるわね」
巫女「マイケルっていうなあ！あの紹介文には私だってちょっと、アレなんだから！」
麻衣「確かに、随分と個性的と言うか、変わった紹介文だったね」
亜衣「普通にしたらそれこそ“かち合う”からでしょ、淫魔聖伝に」
麻衣「なるほど！つまりイロモノなんだ、巫女ちゃん達は」
巫女「人聞きの悪いこと言わないで！」
亜衣「うーん…でも、キョ○ラ様とかカ○マラ狂四郎とか敵の名前がアレだし…」
巫女「うっ…」
亜衣「それに、そもそも淫術とか色魔って辺りで既にイロモノのような気が…」
巫女「うがー！」
麻衣「お姉ちゃんも結構言うね♪」
亜衣「…はっ！？ああっ、巫女さんごめんなさい！」
巫女「イロモノ…女王の私がイロモノ…」


亜衣「さて、というわけで今回は美堂巫女さんをゲストに迎え、淫獣学園今昔物語をお送りしました」
麻衣「そんなテーマがあったんだ」
亜衣「まーね。議題も無しにおしゃべりすのも何だし」
麻衣「では巫女さん…あれ？巫女さん？」

巫女「……どーせ私はイロモノなんだ…ぶつぶつ…」

麻衣「あー、何か落ち込んでますね」
亜衣「わ、私がいけないかったのかな…？」
麻衣「大丈夫、色んな意味で頑丈な人だからすぐに回復するよ」
亜衣「…」
麻衣「とりあえず、今回はこの辺で！次回はまた別のゲスト、別のテーマで語り合いたいと思いまーす！」
亜衣「…それじゃ、さよなら」

巫女「…女王なのに…」



註：この作品は皆様が愛する「淫獣聖戦」をベースに創作された２次創作物です。
　　なお、作品を盛り上げるため『若干』各キャラクターを崩した表現がされております。
　　あくまでその場の方便であり、作品・キャラクターへの誹謗・中傷の意志はありません。
　　ですから、作者に中傷メールや爆弾メール等の嫌がらせは勘弁して下さい。
　　感想や批評や絶賛などは歓迎します。