再び

 

    現在  淫魔の社  遊戯室

 

 

 

 

「変わったわね、カイ・・・」

 

「母上の為なら、いくらでも変わります」

 カイはそう言って、母を括りつけている妖術の拘束に手をかける。

 

 

((バチィッ!!!))

 

 

「ぐっ・・・!」

 力任せに引き千切ろうとした拘束はその途端にスパークを起こし、カイの右手を焼き始めた。

 

「カイ・・・!!」

 苦痛に顔を歪めるカイに、亜衣は動かない体で、まるで自分の痛みのように声を出す。

その亜衣の声、そして顔は、正しくカイを想っている証拠と言えた。

 

「この・・・! 下賎な拘束術の分際で・・・っ!!!」

 しかしカイは、右手全体に針が刺さったかのような激痛に襲われて尚、その拘束を引き千切ろうとする。

 

「や・・・ やめてカイ!! もういい!! もういいから!!」

 まるでカイの代わりであるかのように響く、亜衣は悲痛な悲鳴。

 

「っ・・・ クソ・・・」

 それを聞いて、ようやくカイはその手を離した。

 

 カイの行動目的の全ては、母上の為。

 だから、自分のこととはいえ、その母上を悲しませることはできない。

 

「(結局、いつもと同じか・・・)」

 そう心の中で呟くと、カイは大きめのタオルをマントの裏から取り出し、母のすぐ隣まで近づく。

 

(ゴシ、ゴシ・・・)

 

 そしてすぐに慣れた手つきで、母の身体を丹念に拭き始めた。

 

 肌の上の汗や、舐め痕、そしてかけられた精液など、カーマの痕跡とも言うべき場所を

 胸、ヘソ、首筋、腕。髪や頬、脇の下に至るまで、その拭き取りは執念を感じるほど力強い。

 

「・・・・・・・」

 これも、最初は拒否していた行為。

 しかし何度目かになって、カイのひたむきさと一生懸命に負け・・・

今はこうして息子のカイに拭き取ってもらうのが当たり前になって来ていた。

 

 そして・・・

 

(ス・・・)

 

 

 タオルを持ったカイの手が、最後の場所へと伸びる。

 そこは・・・

 

「あっ・・・」

 亜衣の・・・ 花弁。

 

 当然の如く、最もカーマの欲望がぶつけられ、穢される場所である。

 そしてこの日もまた、カーマによって奥深くにまで注がれた獣欲の塊が、奥からあふれ出し、床にまで滴っている。

 

「そ、そこは・・・ いいから・・・」

 

「・・・母上は最初から同じ事をいいますね」

 そう言ってカイは、少しだけ顔を赤くしながら、亜衣の秘所にタオルをあてがった。

 

(きゅっ・・・ きゅっ・・・)

 

 

 

「・・・・・・・ んっ・・・」

 他のあらかたの部分を既に拭ったタオルは既にしっとりと水分を含んだ部分が多く、それによって敏感な部分を擦られれば、感じてしまうのは当然だった。

 

 感じまい感じまいと、軽く唇を髪までしているのだが、それでも声がつい漏れてしまう。

 

「・・・・・・・・」

 カイはカイで、頭の上から聞こえてくる悩ましい声を聞かないように、なるべく無心を装いながら拭き続けた。

 

 

 

 

  ◇    ◇

 

 

 

 

(ボッ──!!)

 

 

「ふん」

 

 やがて亜衣の体の汚れを拭き取りきると、カイはタオルを真上に放り投げ、妖力で召喚した獄炎をぶつける。

 獄炎に包まれたタオルは、まるで手品のように一瞬で燃え尽きた。

 

 

 

「母上」

 真剣に母の目を見つめ、母上と一言。

 

「・・・なに?」

 亜衣もまた、カイと向き合う。

 

 

「・・・・・・・・・ カイは、アーミィと一緒に母上を助ける為に、鬼獣淫界を探し歩くつもりです。

 広い鬼獣淫界の中には、きっと母上をお助けする何かの方法があるはずですから」

 

  カイは、重い言をついに言い放った。

 全てを知り、幾度も父カーマに挑み敗れた時から考えていたことだったが、母にそれを言うのは初めてである。

 

「・・・・・・・ そう・・・ 何を言っても無駄みたいね」

 亜衣はとても淋しそうな顔で、しかしその瞳に息子の気概を感じとったのだろう。

 無理だ、駄目だという気は、起きなかった。

 

「はい」

 そしてそれは、カイの迷いなき返事が証明している。

 

 

「でも、それじゃあ・・・」

「心配しないで下さい。親父に怪しまれないよう、ちゃんと考えてあります」

 

 カイは亜衣の耳元に顔を近づけ、作戦の内容を耳打ちした。

 

「確かにそれなら・・・ でも、あまり危険なことは」

「大丈夫です」

 

 有無を言わさない、カイの静かな、力ある返事。

 

 

「それで、その・・・」

「・・・?」

 しかしカイは、その次の言葉になって、途端に言いよどむ。

何か大事なことを言おうとしているのか、視線を外し、顔を赤くして俯いていた。

 

 

 

「こんなことを言うと・・・、軽蔑(けいべつ)されるかもしれないけれど・・・ 勇気を出して言います。

 母上が・・・ 好きです! 母と息子としてではなく、一人の・・・ 男として」

 

「カイ・・・」

 驚くべき、告白。

 

 しかし亜衣は驚かなかった。

 この一ヶ月の間・・・ カイの自分を見る目や、目が合うたびに、赤面しつつ微妙に視線を逸らしたりといった行動を見ていれば・・・

特に、母親である亜衣が気付かないはずも無い。

 

母親(じぶん)の前でだけ敬語になるのも、これだけ一生懸命になるのも

カイの全ての行動からにじみ出る想いは、とっくに母親への親愛のそれを超えていた。

 

 

「出発する前に、これだけは言っておきたかった・・・

 例えこれで、これで・・・ カイを嫌いになったとしても、かまいません。

 でも、カイが勝手に母上を助けることと、勝手に好きなことだけは・・・ それだけは、許してください」

 

「・・・・・・・・・」

 しかし、その言葉には驚かされた。

 

 亜衣はこれまで、周囲から【男嫌い】と言われるほど、男性に対して嫌悪的な感情を持っていた。

 学園生活であっても、喋りかけてくる男はといえば、いやらしいことしか考えず、言わず。

本当に発情期の猿みたいな彼らに対して、好意など抱ける筈も無い。

 

ただでさえ、貞操を守ることを、大切な義務とされた天津の巫女。

それを絶対に守ろうと誓い、そして学園という世界ではないもう一つの、鬼獣淫界という世界の男たちは、卑劣で低俗な方法で何度も何度も、自分や妹の処女を奪おうと画策し、そして・・・

 

今の状況は、語るまでも無い。

亜衣にとっては今や、男というものは憎しみや、恐怖。そんな様々な不の感情の対象に過ぎないのだ。

 

 

 しかし・・・ 唯一、違う相手がいた。

 

 カイ・・・ 自分の中から生まれ出でた、同じ血、同じ肉を持つ、愛すべき・・・ 淫魔の子。

 他の全ての男には許せず、作っていた壁や概念は、カイという存在を隔てることはまったくなかった。

 

 純粋に、ただ純粋に自分を愛し、駆け寄り、助け、守ろうとしてくれる、まるで表裏の無い、天使の様な子。

 

 ・・・だからこそ、一ヶ月前のあの日の行為で、間違いなく軽蔑されると思っていた。

 それが何より怖かった。

 

 なのに、カイは欠片も私を嫌う事無く、更に強い愛情で、先ほどの様に、何度も、誰より自分を助けようとしてくれた。

 

 ・・・それが、どれだけ今の亜衣には救いだったか。

 いかに、妹や、仲間や、子供達を守りたいという強い心があっても、亜衣は戦士である前に少女。

 いつ壊れても、狂っても、無理も無い話。

 

 そうならずに済んだのは、誰より自分の側にいてくれた・・・ カイのおかげ。

 

 

 だがそれですら、いつか自分への思いを告げる時は、獣のように自分に劣情をぶつけてしまうかもしれないと

 亜衣はそう思っていた。

 

 だってそうだろう。亜衣はこれまでの人生で、それ以外の【ぶつけられかた】をされてこなかったのだから。

 それに、カイは私の息子であると同時に、やっぱりカーマの息子でもあって、それで・・・ 淫魔で・・・

 

 でもカイは、自分でもどうしようもないほどの爆発しそうな感情を胸に渦巻きながら、それでも【愛されなくてもいい】と言ってきた。

 カイにとっては、その場で心臓が爆発して新でしまってもおかしくない決断と言葉だろう。

 

 なのに・・・ なのにカイは、自分の劣情を更に超えて、自分を心の底から気遣っている。

 それこそが【愛】という感情の究極なのだということを知らなかった亜衣は、カイの心に圧倒された。

 

 カイの自分に対する【想い】の強さ。

 それが、人生で初めて、真正面からぶつけられて・・・

 

 

「もし、許されるなら・・・」

 

「(許される、なら・・・?)」

 

「たった一度だけ、一度だけでいい・・・

カイに・・・ 勇気と、母上の愛を下さい」

 

「(愛と、勇気・・・)」

 考えなくても分かる。

 勇気・・・ つまり、たった今、一晩限り。

 

 あの時のような強制ではなく、お互いの意志をもって

 私とカイ、母と子で、愛し合う事を願っている。

 

 ・・・カイは真剣だった。

 

 淫魔の完成など関係なく、私とカイの間で、それがいかに禁忌であるかを知った上で

 それでも、愛し、救いたいと想う相手の為に出る旅。そのいついかなる死を迎えるかわからない旅路へ赴くその前に

 自分がどれだけ愛しているかという証明。そして、いかに絶望や死の極限に出会うことがあろうとも、その繫がりを思い出せば、どこまでも真っ直ぐに進んでいけると信じて。

 

 何より、死ぬ気など欠片も無いが、それでも今生の別れとなるやもしれない、愛する母上との繫がりが、あの強制の一夜であるぐらいなら・・・ いっそ、完全に軽蔑され、拒絶された方が、気持ちよく戦えると、カイはそう思っているのだ。

 

 

「・・・・・・・・・」

 

「母上・・・!?」

 言葉も出なかった亜衣の顔を見て、カイは驚いた表情をする。

 

「・・・?」

 亜衣には、その理由が分からない。

 

 しかし、その理由は間もなく、胸の上に落ちた水滴の感触でわかった。

 

「え・・・・?」

 その感触に驚き下を向くと、その僅かな動作で、頬に冷たい感触が感じられる。

 これは・・・

 

「(なみ、だ・・・?)」

 亜衣は、自分でも気付かない内に泣いていた。

 

 辛くて流す涙ではない。

胸が詰まるほどの想いを受けて、今まで心に積み重なっていた重い雪が溶けたことによる涙。

 

 

「母上・・・」

 その美しい涙に魅入られたのか、カイはゆっくりと、亜衣に顔を近づけ

 

「泣かないで下さい。オレは・・・ 母上を泣かせたくないから・・・」

「ううん・・・ 違うの」

 

 四肢の拘束で抱きしめられない代わりに、亜衣はその全身を少しだけ、カイに摺り寄せた。

 

「はは・・・ うえ・・・?」

「バカね・・・。私がカイを嫌いになるはずないじゃない」

 亜衣は、優しい微笑でカイを見つめる。

 

 顔を塗らす涙は、部屋の明かりで輝き、美しい母上の顔を、更に幻想的に彩っている。

 その顔には、カイの想いを全て受け止めるという覚悟も、それに相応するカイへの想いも、全てが感じられた。

 

 それが、亜衣の答えだった。

 

 淫魔だとか、息子だとか。

 そんなものは関係ない。

 

 カイを愛している。

 カイになら、私はすべてをあげられる。

 

 その感情に、嘘は無く、それを禁じ遠ざけるものなどある筈が無い。

 それでもこれから行う行為を【狂っている】と言うのなら、とっくに自分は狂っているのだろう。

 

 私は・・・ それでもかまわない。

 

 

「母上・・・」

 その涙と顔に、カイも私の気持ちを知ったのだろう。

 そっと私の顔に手を添えて、更に顔を近づけてくる。

 

 カイの激しく脈打つ心音が、自分にまで聞こえてきそうだった。

 

 

「ママなんかで・・・ いいの?」

 そう尋ねられて

 

「母上以外の女なんか・・・ 要らない」

 

(ぺろ・・・)

 

 そう言って、カイは、亜衣の頬の涙を舐めた。

 ぺろぺろと、少年ならではの小さく可愛い舌が、亜衣の顔を塗らす涙を残さず舐め取っていく。

 

「「んっ・・・」」

 そうして、カイと亜衣の唇が重ねられた。

 

「んっ・・・ ちゅ・・・ んく、ふ・・・」

 一つに繫がった口の中で、亜衣とカイの唾液が交換され、混ざり合っていく。

 

 カーマの強引なキスとは全然違う。

 しどろもどろで、躊躇いがちで、それでも一生懸命小さな舌を伸ばして絡めてくるのが、可愛らしい。

 

 そんな、母子の垣根を越えたキスの音が、しばらくの間部屋中に響いたろうか

 

「ぷ・・・ はっ・・・!」

 やがて、ゆっくりと離れる二人の唇。

 絡み合っていた舌からは、名残り惜しいかのように唾液の橋ができていた。

 

 

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

 

 キスによる余韻で紅潮していた、お互いの目が合う。

 気恥ずかしいのか、カイも、亜衣も両方が更に顔を赤くして目を逸らす。

 

 カイはそのまま、気恥ずかしさを紛らわす為にか、今度は亜衣の無防備な、大きな両胸に手を伸ばした。

 

「あっ・・・」

 亜衣が小さな驚きの声を上げるのと、カイの手が亜衣の大きな乳房を鷲掴みにするのとは同時だった。

 

 子供であるカイの細く小さな指は、すぐに亜衣の大きな乳房の中に沈みこみ、隠れてしまう。

 ほんのちょっと力を入れるだけで簡単に形が変わる乳房の柔らかさにカイは心奪われていた。

 

「あー・・・」

 そして、小さい口を大きく開け・・・

 

「(えっ・・・?)」

 なんだか随分と懐かしさを感じるその光景に、まさかと目を白黒させる亜衣。

 

 そんな亜衣の様子を察知してか

 

「イヤですか?」

 と、真顔で聞いてくる。

 

「い、イヤじゃないけど・・・ だってカイはもう・・・」

 赤子だったときならともかく、もうとっくに乳離れをして結構な時期が過ぎてる。

 

「アーミィには飲ませてるくせに」

 そんな亜衣に対して、カイは【知ってるぞ】という顔で、母を見上げてきた。

 

「う・・・」

 確かに、事実そうだった。

 

アーミィは未だに甘えん坊で、赤ちゃんのような子である。

亜衣が二人を産み、一年近くが経った今でもなお母乳が出続けていることもあって、アーミィは母の乳を飲む行為をやめていない。

 

 

(パクンッ・・・!)

 

 

 カイはいきなり大きく口を開き、亜衣の右胸、乳首を中心に口に含む。

 

「ひゃ、うっ!?」

 突然の不意打ちに、亜衣は小さく声を上げた。

 

 そんな可愛らしい悲鳴に動悸を早めながら、カイは自分の覚えている記憶どおりに吸引を始める。

 

(チュウ、チュウウッ────!!!)

 

「ひう、うっ・・・!?」

 強い強い吸う力と、Uの字に歪めた舌とで、すごい速さで母乳が吸引されていった。

 

 行為自体は赤子の時と変わらないというのに、今はカイに対する意識が違う為か、舌の上で転がされ、強い力で吸われ、を繰り返されるたび、敏感な先端は強烈な快楽を感じる。

 

「ん、ぅっ・・・」

 純粋で優しいカイだが、今こうして行われている禁断の行為の中、一瞬見せるもの

 鷹のような、獲物を狩り取り喰らわんとする捕食者の目。それはカイが淫魔である他ならぬ証しだった。

 

 このまま私は、カイにたべられる。

 そして、私はそれを・・・ 望んでいる。

 まるでカイに全てを奪われ尽くされるかのような錯覚に、ゾクゾクと震えてしまう自分がいた・・・

 

 

 

 

  ◇    ◇

 

 

 

 

 その後もカイは、亜衣の全て・・・ 全身に自分の劣情と愛をぶつけていった。

 

 手で触り、撫で擦り

 犬の様に舐めたり 甘噛みをしてみたり 吸い付くようなバードキスを繰り返したり

 

 本能的に、そして知っている限りの知識を持って、母、亜衣の快楽を引き出す形の愛撫。

 

「ふっ・・・ は、あ・・・ んっ・・・」

 亜衣に対しては何より誰よりも献身的であるカイならではの、特徴在る優しい、子犬のようなタッチが、徐々に亜衣の理性の壁や、これまでの陵辱による心の傷、軋みをとろかしていく・・・

 

 そして

 

 

 

 

 

 

 

(クチュッ・・・)

 

 

「ひぁっ──・・・!」

 カイの指がついに、亜衣の秘所へと伸びた。

 

 カイの愛撫によって既に秘所は充分に濡れていたし、カイの肉棒は今にも爆発しそうで、理性的にも余裕はほとんどない。

 けれどカイは、指から始めるという決断をした。

 

 初めて間近で目の当たりにする母上のそれは、カイにとって神秘の対象だったこと

 それに、母上を虐める親父のようなSEXだけは、カイはしたくなかったから。

 

(ツ、プッ・・・!)

 

「ああっ──!」

 

 そのまま、カイの中指が亜衣の膣内に、ゆっくりと埋没していく。

 桜色をした肉の壁の中に自分の指が消えていく様は、カイにはまるで現実感の無い、しかし衝撃ある光景。

 

「くっ・・・ すごい・・・ 母上のここ、すごく熱くて・・・」

 まるで熱しきった蜂蜜の瓶の中に指を入れたような感覚。

 自分の指がふやけてしまうのではないかと、思わずそんな思考が掠めるほど・・・

 

 それに、中指を挟んでいる肉壁は、粒ほどの隙間もなくカイの指を包みこんでおり、抜こうとした時の抵抗力にカイは驚き

 

「しんじ、られない・・・っ こんな、狭いところから、オレっ・・・は、出て、きて・・・!?」

 と、心の底からの驚きを口にした。

 

「やっ・・・ カイ、そんなこと、言わな・・・」

 亜衣はその言葉に顔を真っ赤にしながら反論しようとするが

 

(くちゅ、くちゅ、ぐちゅ・・・)

 

「やぅっ・・・ あっ、あ、あっ・・・!!」

 指の出し入れが始まると共に、亜衣はスイッチを入れられたかのように嬌声を漏らしてしまう。

 亜衣にとってそれは、初めて何の我慢や屈辱もなく、素直に快感を声に洩らした瞬間であった。

 

 やがて早くも要領を把握してきたカイは、単純な出し入れから回転や第一関節の曲げ方など、コツを掴んでいく。

 

 カイの指が1本から2本へと増えていく頃には、亜衣の妙なる嬌声と水音が、遊戯室の主な音となっていた。

 

 

「(そろそろ、か・・・?)」

 母亜衣の秘所から泉の如く溢れる愛液を見て、カイはやっと自分のズボンに手をかけ・・・

 

(スルッ・・・)

 

 下着と一緒に一気に落とす。

 既に上半身は脱いでいたので、必然的にカイの恰好は、今の亜衣と同じ、生まれたままの姿である。

 

 

「カイ・・・」

 ホクロの数まで知っているほど見慣れたカイの裸の姿。

 しかし、唯一一箇所だけが違っている。

 

 一ヶ月前、カーマによって目の前で見せられた時と同じ・・・ いや、それ以上に雄々しく勃ち上がっている、カイの・・・

 

「・・・・・・・・っ/////////

 思わず赤面し、目を逸らした。

 

 一方のカイは、もう止まらない。

 ぽふん、と。亜衣の肌の上にもたれかかるように、肌を重ね

 

(くちゅっ・・・)

 

「んっ・・・」

 未成熟なカイのペニスが、亜衣の花弁に触る。

 

「母上、いきますよ」

 そういって、カイは勃起を手に握り・・・

 

(く、ぷ、ぷっ・・・・・!)

 

 

 初めての挿入は、驚くほどスムーズに

 

「はっ・・・ う、あ・・・!!」

 何の抵抗もなく、亜衣の膣(なか)に、幼さを持ちつつも大きな、母への愛情の化身を、受け入れていく。

 

「あ、ああっ────!!!!」

 そしてついに、カイと、亜衣の股肉は、完全に重なった。

 

「くあっ、は、・・・───!」

「んあ、あ・・・!!」

 体の芯を通して、電気の様に全身を駆け巡る快感。

 

 その瞬間、亜衣とカイは、同じ感覚に包まれていた。

 

 初めて味わう包み込む温かさに頭の中が白く霞みそうになり

 熱いものが体全体に広がり、そこから蒸発してしまいそうに感じる。

 

「(私・・・本当に、カイと・・・)」

 カーマによる陵辱では感じることがなかった何か。

乾き、罅割れた場所に暖かい水が注がれるような、満たされていくような・・・

 

そんな初めての感情と、結ばれた相手がかつてそこから誕生した息子である事への背徳感が交わり、亜衣の鼓動は抑えが効かないほどに高まりつつあった。

 

 

「いき、ますよ・・・」

 

(グッ・・・ チュブ・・・)

 

「は、あぁっ・・・!」

 カイが、おそるおそる挿し込まれた腰を引く。

 

 カイのペニスが膣内で動くだけで、亜衣は猫の鳴き声のような嬌声を上げてしまった。

 

「はっ・・・ はっ・・・」

 カイにはもう余裕は無い。

 淫魔の雄の本能か、脳が湯だつように熱くて───

 

(じゅぷっ───!)

 

 

「ふあぁっ────!!?」

 陰唇と亀頭が擦れ合うほど、外れそうなぐらいに引いたところで、今度は一気に打ち込む。

 

 子供ならではの低い身長は当然亜衣の顔にまで届く事無く、密着したカイの髪は亜衣の下乳をくすぐった。

 

(じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ、じゅぷっ───!!!)

 

 

「はっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ────!!」

 そのまま始まる、獣のような前後運動。

 小さいながらにすごい力で打ちつけられるたびに、体が押される圧迫感のせいか、喉から声が漏れる。

 

 

 

「ははうえっ・・・! ははうえっ・・・!!」

 カイは荒い息を弾ませながら、母と繫がっていることを、愛し合っていることを確かめるかのように呼びかけ続け

 

「ああっ・・・!! カイ・・・っ カイ、ィっ・・・」

 亜衣はその想いを、全身で受け止めていた。

 

 

 

 

 

その形は歪み、狂っているかも知れないが

 

こんなにも互いを必要とし

 

求め合い 愛し

 

 かけがえのないもの同士である存在は

 

この世界に他にはいないだろう

 

同じ肉 同じ血

 

 そして、同じ色を持つ魂

 

他の誰よりも近く

 

他の誰よりも繫がっている二人なのだから

 

 

 

 

「んっ・・・」

 母の唇を求めようと丈を伸ばすが、やはり繫がったままでは届かない

 

(ちゅ・・・)

 

 

 だからしょうがないとばかりに、カイは目の前で震えている亜衣のたわわな乳房にキスをした。

 

「はっ、うぅん・・・っ!」

 

 ビクンと体を震わす振動を感じながら、孤児の前後運動に合わせ、カイは亜衣の下乳や乳首を

まるで運動会でパンを取るように、振動に合わせ揺れ落ちてくる柔らかな実を咥え、また離しては咥えて、それが乳首であれば下で転がし、吸う。

 

「はっ・・・ うぁっ、ああっ、あ・・・!!」

 突かれながら、胸を交代交代に咥えられ、亜衣は意識が飛んでしまいそうになった。

 

「やっ・・・ くすぐった・・・」

 カイの小さな舌の感触に敏感に反応してしまいながら、亜衣がそう漏らすと

 

「母上の胸・・・ こんな、すごい綺麗なのに・・・ ここから、見たら・・・ すごい、いやらしい・・・」

 カイは、何の他意も無い素直な感情を、昂ぶった脳ではそれがとんでもない台詞だともわからないまま呟くように言い放つ。

 

「やぁっ・・・ そんな、ことっ・・・ 言わ、ないっ・・・ ひうっ──!!」

 

 その行為は、新たなオモチャを見つけた子供のように無邪気なものだったが。

 同時に初めてであるにも関わらず、スムーズに且つ驚くべき早さでコツを、そして抱いている相手の感じる場所を探り当てる様は、間違いなくカイが最上の淫魔の血を持っていることを証明している。

 

「ひあ、ああああっ・・・!!」

 どんどん亜衣を知り尽くしていくカイの責めに、亜衣は一際大きな、悲鳴にも近い嬌声を上げ

 

(きゅうっ・・・!)

 

 

「うあ・・・・!?」

 無意識に、カイに対する締め付けを強くした。

 

「や、ぁっ・・・! ダメ・・・っ わた、し・・・ 変に、なっちゃ・・・」

 もはや、呂律さえ回りきらなくなっていた亜衣に

 

「あっ、く・・・ 母うえっ・・・、も・・・ もうっ・・・」

 急に押し寄せた射精感に、眉に大きく皺を作って堪えながら、なんとか母に伝えるカイ。

 

「はっ・・・ あ、あっ・・・!! 」

 気持ちが良すぎて、何も考えられない。

 

 初めて味わう、強制的なものではない快感が、どんどん思考力を奪っていく。

 ただでさえ拘束を受けている上に、そんな状態でカイを突き放せたりなど出来る筈が無かった。

 

 そして

 

 

「うあ、ああああああっ!!!!」

「あ、あぁあ──────────っっ!!!!」

 

 

 

(びゅるっ!! どくどくっ!! びゅく、びゅくっ!!!)

 

 

 

「」

 

 二人の叫び声と共に、カイの体液、劣情の塊である熱い白濁の滾りが、亜衣の膣内(なか)に爆ぜ、ぶちまけられる。

 

「あぁ・・・ カイのが、出てる・・・ びゅーっ て・・・ 奥、まで・・・」

 かつてカイ自身が通った産道であった場所、そして宿していた場所だった子宮に広がっていく、その息子の精液。

 

 胸を上下させ、ひゅー・・・ ひゅー・・・ と、空気の抜けるような呼吸。

 より朱に染まった桃色の肌にはじんわりと汗が浮かび

魂の抜けたような、紅潮しきった頬に乱れた髪がかかって、亜衣の顔はとてつもなく官能的になっていて、それでいて美しかった。

 

「くっ・・・」

 初めて後ろに身を捩じらせ、母を犯しきったペニスが抜かれる。

 

(びゅ、びゅる びゅっ────!!!)

 

 

 

 完全に出し切っていなかったのか

それとも射精後の敏感なペニスで亜衣の男を魅了する蜜壷から一気に抜こうとしたせいか

 

 すぽんと抜けたカイのペニスから白濁の雨が勢い良くボタボタと降り注ぎ、亜衣の腹や、胸、顔といった各所を濡らし、汚していった。

 女神のように美しい肌の上で多くの精液が流れ、或いは留まり、ヘソの上で小さな白色の湖を作る。

 

 まるでカーマが穢していった場所を、カイが塗り潰していってくれるかのように、己の肌をカイの匂いが支配していくのを感じながら

 ぽーっ とした頭で、この現実感の無い行為をだんだんと受け入れていく。

 

 

「は・・・ ふ・・・」

 カイにとって初めてのSEX。愛交。そして膣内への射精。

 完全に力尽きたわけではないのだろうが、それでも射精の直後ならではの虚脱感に襲われたのか

 ぽふんと音をさせて、亜衣の胸の中に顔を埋める形でもたれこんだ。

 

 

「私・・・ 本当に、カイと・・・」

 

 人から獣へと・・・ いや、獣以下へと、完全に堕ちた瞬間。

 しかし、その震えるほどの背徳感でさえ、絶頂の後の恍惚に紛れ、わからなくなっていく。

 

 ただ、後悔は無かった。

 眠るように目を閉じてもたれかかっているカイの、預けて来ている体重の重み。

 

 それでさえ、愛おしい・・・

 

 

 

 

  ◇    ◇

 

 

 

 

 それから時が過ぎ

 亜衣の拘束が自然に消失し、肉体の自由を取り戻した亜衣は、改めてカイを抱きしめていた。

 

 

「母上・・・」

 目を閉じたまま、母の胸の中で語りかけるカイ。

 

「なに?」

 

「今は、背丈もなくて、愛し合いながらキスも出来ません。

けど・・・ カイが、絶対に・・・ 絶対に母上を助けます。それまで・・・」

 

「うん・・・ 待ってる」

小さな頭を撫でながら、亜衣はカイの気持ちにそう答える。

 

「・・・・・・・・・・・」

 やがて無言になる、カイ。

 

「カイ・・・?」

 

「・・・・・・・ スー・・・ スー・・・

 そして聞こえてきたのは、カイの静かな寝息だった。

 

「・・・・・もう」

 こうして、今時分に見せている寝顔は本当にあどけなく、天使のように純真。

 とてもついさっきまで、あんな事をしていたとは思えない。

 

 

 淫魔になり、淫魔の子を産み、その子と・・・

 

「・・・・・・・・・」

 思わず頬を赤くしてしまう。

 

 今となっては遥か昔のようであり、ほんの一日前の様にも感じる、天津の巫女であった日。

 その時からすれば、想像も出来なかった。

 

 結んだのは禁忌の関係でありながら

 その胸には暖かいものが満ちて、とても安らかな気持ち。

 

 人を愛し、愛される幸福感と言うのは、こういうものなのだろうか。

 まさか、その相手が息子だなんて・・・

 

 

 

「・・・ありがとう」

 胸の中で眠る息子の頭を撫で、亜衣もまた

睡魔に身を任せ、眠る事にした・・・

 

 

 

 

  ◇    ◇

 

 

 

 

     淫魔の社  カイの部屋

 

 

 

 

 そこは、数ある部屋の中でも、最もカイの性格を具現化したような部屋だった。

 

 部屋中には刀剣や爆発物など、ありとあらゆる武器や特殊な力を持つ魔の装飾具や道具が飾られ、溢れ、少し散らかっている。

 だがその中央には、やけに綺麗な空間が存在し、そこには、母から貰った手縫いのぬいぐるみなどの母上グッズが陳列しており、見事なほどに塵一つ汚れ一つ無い。

 

「・・・・・・・・・・・」

 その部屋の主であるカイは、今その部屋の中に立ち、ぬいぐるみを手に取り、じっと見つめていた。

 

 母上の、最初のプレゼント。

 まだ母上が裁縫を始めて間もない頃で、クマなのかイヌなのかブタなのかもわからず、ボタンの目も左右非対称。

 手足の長さ短さまで、まちまちを通り越してちぐはぐ、全体的にどう見ても不細工としか言えない出来である。

 

 しかし・・・ カイは、母亜衣のくれたプレゼントの中で、この小さなぬいぐるみが一番好きだった。

 

 

(ガラララ・・・・)

 

 

 そこに、戸を開けて入ってくる一人の少女。

 

 

「・・・・・・来たか」

 カイは最初から誰か分かっていたのだろう。

 振り返りもせず、ぬいぐるみをそっとしまった。

 

「うん」

 やってきたのは、双子の妹、アーミィ。

 

「アレが出来るようになったのは、間違いないな?」

 やっとアーミィの方を向きつつ、カイは問う。

 

「うん。【くーかんてんい】。できるようになったよ」

 笑顔でそう答えると、アーミィは自慢するようにピンと両手の人刺し指を立て、目の前の空間に突き出した。

 

 

(ズ、ズ、ズ、ズ・・・)

 

 

 アーミィがゆっくりと空中で円を描くと、何も無い空中に穴が開き、その円の中に、全く別の空間が映る。

 

「(・・・・・・しかし驚いたな。こんな短期間で)」

 アーミィに、タオシーから術を教われと、特に空間転移を優先的に覚えろと言ったのはカイ本人だ。

 

 しかし、陰陽師の歴史の中で失われた術であり、タオシー自身も何年もかけたと聞いている空間転移の術。アーミィが習得するのは、正直もっとずっと先だと思っていたカイにとって、たかだか一ヶ月チョイという結果は充分驚くに足りた結果である。

 

 あまり体力もなく、ケンカも全く出来ないアーミィのことは【しょうがない奴だ】と思っていたが、まさかこんなに術方面の才能に恵まれていたとは思わなかった。

 

「(・・・これは、ひょっとして風が吹いてきてるのかもしれないな)」

 いや、風は確実に自分の方に吹いてきている。

 これは・・・ 決断の時だ。

 

 

 

「・・・・・・・・・ アーミィ、俺様は決めた事がある」

 少々の黙考の後、カイは呟くように語り出した。

 

「・・・?」

 きょとんとした顔でカイを見るアーミィ。

 

「母上をここから助け出す為には、この社でただ策を練り親父を狙うだけではダメだ。

 だが・・・ この広い鬼獣淫界を探せば、使える手下も、俺様に相応しき強さを持つ武具、道具も必ずある。

 ・・・明日から、それを二人で探しに行くぞ」

 

  グッと拳を握り、己の考えた計画を話すカイ。

 大胆なるカイの発言に、アーミィは少々目を丸くした。

 

 

「でも、アーミィたちいなくなっちゃったら、パパもママも心配しないかな?」

 わかっているのかいないのか、アーミィの心配は、至極尤もではある。

 

「・・・その通り。何日も帰って来なければ、いくらなんでも親父やタオシーの奴に不審を受けるに違いない。

 だからこその空間転移だ。行ったことがある場所なら瞬時に移動できるこの術なら、そこらの庭で遊んでいるフリをして、実は遥か遠くにまで探索に行って帰って来れるという寸法だ」

 

「そっか。それならだいじょーぶだね」

 

「クククク・・・ クソ親父め、いつまでも命あると思うなよ!!

 今日この日からが、未来の鬼獣淫界の大魔王、カイ様の伝説の始まりだ!!!!

 

 ハハッハハハ!!!

 

 ハァ─────────ッハッハッハッハ!!!!!!」

 

 

 

 カイは、大きな、大きな声で高笑いを響かせた。

 勝利を掴む者は、誰よりも強く笑う。

 そう聞いていたからこそ、カイは喉の奥から吐き出すように、笑った。

 

 実際に、その自信はある。

 強さを得た自分の足元でボロボロになるクソ親父の姿を想像するだけで、笑いも愉しみも尽きない。

 しかしそれ以上に、カイは【笑う】という行為に必死だった。

 

 内心、不安に潰されてしまいそうな自分もいる。

 しかしそれは、アーミィにも、誰にも見せるまい。

 

 自分がどこまでも強気でなければ

 自分が絶対的な自信を持って挑まなければ

 白母上を救うことは出来ない、そう心の中で思ったからこそ

 

 カイは、笑い続けた。

笑うという行為を、己を奮い立たせるジンクスとするように。

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

鬼獣淫界の新伝説が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ◇    ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

孕堕の姫・・・ 完

 

 

 

 

 

 

◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 

 

 

 

 

 

 えーと・・・ 変な方向に行ってごめんなさい。この唐突さは鬼獣淫さんのSEEDを軽く超えちゃってますねハハ(笑うな!

 

 アブノーマルにも程があるわボケー! という声が聞こえてきそうです。

 

 あまりエロって慣れてないのもあって、後半になると自分でも何書いてるのかって感じでした。

とりあえず、BADENDシリーズの一つである【孕堕の姫】はこれでお終いです。

 

 いやまあ、ここから話を続けようと思ったらいくらでも出来るし、実際頭の中にはあるんですけどね。

 ここからカイが鬼獣淫界の様々なアイテムを手に入れて、仲間を作って、自身成長していきながら母奪還へ着々と進むお話とか。

 

途中鬼獣淫界の野盗が現れてその頭(かしら)が鬼獣淫界に堕ちた冴子で、カイを色仕掛けで何とかしようと画策するも、そこら辺はカイも邪淫王の息子。あっという間に主導権を握って逆に冴子を陥落させました〜、とか。

 

他にも、「おいおい麻衣のエロは無しか」という読者様の声に反映したかのようなお話で、【無間淫獄】(むげんいんごく)。

カーマの中から復活したスートラが、座敷牢の中で麻衣をじっくりねっとり。やがては麻衣にモノを生やして亜衣を犯させて、カーマとスートラも混じって4Pとか・・・ って、普通に淡々とこういうあらすじめいたの書くと恥ずいなぁ(今更

 

ま、さすがにキリが無いので。

 

 

 今回の話をノベルゲーム風に考えると、カイが遊戯室を【覗く】か【覗かない】かでストーリーが分岐です。

 で、もう一つは亜衣がカイの想いを【受け止める】か【受け止めない】か。

 

 結果、より色々ハードな【カイ×亜衣ルート】にいっちゃいましたが、そういうの苦手な方にはスイマセン。

 いやだって、子供が出来たならこういう話は作っておかないとウソというか(ひでえ

 

 

 【おまけ】を書いた後は、いよいよ本編に戻る予定です。

 

 

葛葉「しっかし、読んでくれとる奴に本編のノリ覚えとる奴はどれぐらいおるかの〜」

 

 う゛・・・

 

葛葉「それに、1年後とかに読み始めた読者だったりしたら順番なんか分からんし、

おそらくそん時にはこのコメントは意味不明じゃな」

 

 言いにくい事をポンポンと・・・(泣

 



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