キャラクター紹介(五十音順)

 

 

 

 

【淫獣聖戦XYZ】

                                                                           

 

 

 

【さ行】

 

 

 

 

獣人

 薫が作り上げた人造淫魔兵。牛頭、馬頭、人狼、人虎と種類は豊富だが、本物のそれらの妖怪と比べると全体的な能力は劣る。

 特に頭が悪く、淫魔の本能ばかりで動きなかなかスムーズに命令を聞かなかったが、忠の生誕によりその問題は解決した。

 忠の命令は細かい所まで完全に聞き従うため、兵としての効率はたちどころにアップ。

 それを静瑠との戦闘で、そして淫魔としての本分も輪姦という形で見せた。

 特にイチモツのでかい馬頭や最も絶倫でパワーのある牛頭はXYZの中で一番淫魔らしいキャラで、尚且つ活躍したと言えるだろう。

 

 

 

 

白い梟

 カーマの攻撃により絶命した天津幻舟の魂が、ツクヨミの計らいで月の神の遣い鳥として転生した姿。

 木偶ノ坊を生き返らせた後も麻衣達の側にいたらしく、慣れぬ治癒能力に膝を落とした麻衣を助けた。

 

 

 

 

神藤 静瑠(しんどう しずる)

 旅館“山神”の若女将、天岩戸の案内人にして【愛染】の武神装女。22歳。非処女。

 安倍の人間はほとんど京都生まれの京都育ちの筈なのだが、不思議な事にコテコテの京都弁を喋るのは彼女だけ。

京都美人を絵に描いた様な落ち着いた上品な美貌を持ち、髪は茶がかったストレートの長髪。麻衣曰く【スイカが二つあるみたい】と言われる程のブッチギリの巨乳でもある。筆者はカップに詳しくないが少なくともGは超えているだろう。

完全なレズビアンであり、麻衣に露骨なアタックをしてきたり、実は親友の明奈とは諸事情で何度も経験があったりする。

 

武器は麻衣と同じく薙刀。しかし隠しギミックとして多節棍のようにもなる。

長柄がいきなり蛇のような予想の付かない動きになり、同じ長柄で防御しても刃が慣性で相手を襲うという一対一ではかなり相手にとって厄介な効果を発揮するのだが、残念ながらその一対一の戦闘が無かったので披露できず。

必殺技は【愛染天弓】。愛染明王の弓を召喚し、魔払いの光を宿し、自らの体を矢として射出する豪快な直線技である。

対城と対軍には向いているが、対人となると微妙に使い勝手が悪い。

 

見た目は無防備な女性だがその実母親の蛇の因子は確実に受け継いでおり、油断していた麻衣をペロリと食べてしまった。

 淫乱みたいに思われるかもしれないが、これは彼女が8年前の事件で、淫魔に長い期間陵辱を受け続けていた者特有の症状(【淫ら憑き】という)を持っている事に起因する(静瑠が何度か口にしている淫魔である

普段は精神力と符で抑えているのだが(普通の女性なら完全に狂ってしまい、退魔師特有の長い治療が必要になる)

 それでも治すにはどこかで発散していくしかなく、それに最も長く付き合っていたのが親友の明奈だった(明奈は全くのノンケ)

静瑠も8年前はとても貞節な少女だったのだが、そういった事情もあり今では別人。

今の自分と上手く付き合いながら、過去の罪業と向かい合って生きている。

 

 彼女の生きる理由、戦う理由は【過去への贖罪】。

 だからこそ、彼女はどんな陵辱や責め苦にあっても己を見失わず戦い続けることが出来る。

 獣人達による陵辱にも耐え切ったのはそういう経緯があり、その強さがあったからこそ武神装女にまでのし上がれたのだと言える。

 最終決戦でもまた、彼女は自分なりの戦う理由を背負い、戦いに臨む。

 

 

 

 

神藤 紫磨(しんどう しま)

 旅館山神を切り盛りする女将であり、静瑠の先代の案内人。元の姓名は柄爬紫磨(がらは しま)。42歳。

昔は【壊し屋の紫磨】、【悪智の毒蛇】と呼ばれ恐れられたほどの腕利きの戦士だった。

淫魔以上の策士であり、時に淫魔が可哀想に思えるほどの悪智と罠で締め上げ、弱った所をペロリと始末するやり口と、撃斗羅の乱射で周辺の建物ごと吹き飛ばしたりするクレイジーさからそれぞれ来た通り名。

 

23年前に相棒だった神藤鵜角と結婚し、1年後に静瑠が誕生する。

静瑠を身篭ってからは家庭に入るようになり、8年前の事件で夫の神藤鵜角が死んでからは完全に前線から身を引いた。

 今では夫のいない旅館の女将業を続けている一方、那緒などの若手戦士の育成を担っている。

 小さい頃から自然と葛葉のツッコミ役になっていたが、葛葉自信は紫磨のツッコミがキツいため、これからのツッコミ担当は那緒だと勝手に期待している。

 

 今回は久々に自ら前線に身を繰り出し、悪衣とカーマの二人を相手に地の利と悪智の限りを尽くして挑み、悪衣に関してはかなり善戦するも、最終的には長年の相棒である式神をバラバラにされ、自身も重傷を負うという結果になった。

 麻衣の新たな治癒の力で事無きを得るが、それでもダメージが残っていたことと式神が使えないことから最終決戦には非参加。

 小百合と瀬馬を含めた3人で、皆を迎える準備(人数分の布団と担架)を整えている。

 

 

 

 

須佐之男(須佐之男命(スサノオノミコト)

 彼の場合も、XYZでの彼のみを紹介する。

 豪放磊落、何者にも捉われぬ自由にして壮大なる漢。

 書記の上での彼はツクヨミの弟の筈だが、実際は長男だった。本人曰く「まあ、人間の記した書なんてそんなもの」だそうだ。

 他の神と比べ特殊な生まれである為に他の神達は陰口を放ち、須佐之男は自分の分は笑い飛ばしたが弟と妹の陰口を叩く神はタコ殴りにした為、牢獄に入れられる。

 

 牢から出た後は、これまで全く話が出来なかった天照に会いに行こうとするが、お陰で天岩戸騒動が発生。

 ツクヨミの助力と須佐之男の深い度量、兄妹愛により解決し、三人の間の壁は取り払われた。

 しかしその騒ぎを起こした責任として須佐之男は両手両足の爪を剥がされ、地上界に落とされる。

 もっとも本人は、それで櫛名田に会えたのだから感謝しなくては、と豪快に笑い飛ばしたが。

 

 天岩戸では仁に【水晶の中の花を斬らずに花を一閃し、水晶だけを斬る】という試練を課し、見事成し遂げた仁に【真の刀の加護】を与えた。

 

 

 

 

瀬馬 棲胆(せば すたん)

 安倍に長年勤めているスーパー万能お爺さん。通称、瀬馬爺。正式な年齢は不明だが、少なくとも80は越えている。

 白髪、眼鏡、スーツという執事風の風貌ながら、背は仁より高く木偶ノ坊と同じぐらいゴツい。

傭兵、自衛隊、レーサー、パイロットと様々な経歴があり、その特技の数は2000以上。人脈も豊富で、自衛隊とのコネまである。

 本人曰く【持っていない免許はありません】とのこと。

 一度安倍に戻ってきた葛葉の目付けとして抜擢された頃はピチピチの小年で、その時から葛葉に片思いをしていたが、武人として一片もそういった想いは口にしなかった。後に起こった母体計画では、それをいち早く察知し速やかに葛葉を逃がす。

やがて安倍の巫女の一人と結婚。現在では複数の孫、孫娘、ひ孫が存在するが、一番活躍しているのは風螺華である。

 

 霊力に恵まれない凡人であった為、肉体能力、武術、特技だけを極限にまで鍛え上げることでそれを補おうとした。

 免許や特技の数々はその副産物なのだが、おかげで普通の人間としては最強レベル。射撃、狙撃、トラップ設置、ナイフ格闘、爆弾設置から信管処理まで何でも来いの超万能ぶり。無人島では一番頼りになる人物だろう。

鬼麿を京都は新平安京まで連れて行く役目として登場し、その次はランボーかセガールかという暴れぶりで獣人や黒子を蹴散らす。

しかもその後自力だけで倒れた木から簡易式のテーブルとイスを作り紫磨に紅茶を振舞ったりまでしている。

 

その後カーマの鞭で致命傷を追い、麻衣の新たな治癒能力で助かるが、逆に言うと瀬馬爺だからこそそれで済んだのであり、常人であればとっくに原形を留めないミンチ肉になっていただろう。

傷が完治しなかったので、最終決戦では待機。最高の紅茶を用意して待っているようだが、【帰ってすぐあいつらは疲労でダウンするかダメージでダウンするかのどっちかだろうから、必要なのは気合の入った食事じゃなくなく水と布団と担架だね】というのは紫磨の意見。

 

彼の在り様は同じように霊力に恵まれない木偶ノ坊の、いわゆる未来の可能性の一つ。

 将来は木偶ノ坊も超器用な老人になっているかも。

 

 

 

 

瀬馬 風螺華(せば ふらか)

 瀬馬棲胆の実の孫娘にして、【広目】の武神装女。22歳。実はまだ処女。

阿美が【戦死】してからは、武神装女チームの頭脳役は彼女の担当になった。

肩まで伸びたストレートな髪と、祖父譲りのスーツ姿が薫とは違う大人の中性的な魅力を醸し出している。

 ハーフリムの眼鏡がチャームポイントだが、同時に外れると気弱な性格になってしまうので、ウィークポイントでもある。

 

パッと見は女性ながらガッシリとした印象を感じさせる半面、知る人こそ少ないがスーツの中は割と細身。

何故かと言うと実はこれ、スーツの中に色々仕込んでいるから。プラスチック爆弾と信管、時限装置、小型ナイフ、分解した小型拳銃と弾丸、催涙ガスを発生する特殊染料といった現代的な装備に霊子加工を施したものだけでなく、呪符までビッシリ仕込んでいる。

おまけに繊維まで防弾、防刀。更にちょっとした退魔効果まで付与しており、ネクタイに至っては炭素繊維と銀で立派な武器。

眼鏡も水晶のレンズだったり毒針が内蔵されていたり、彼女にとって服飾品というのはほぼ武器か防具という認識である。

 

霊子加工した拳銃(警察手帳(偽造)も常備)も常に携帯していたり、彼女所有のワゴン車に至っては戦争でもするのかというぐらい色々仕込んでいたりするのだが、生憎スケールの違う今回の戦いでは、そんなチンケな武器の数々に登場の機会は無かった。

 変身時の武器も現代重火器。マシンガン、火炎放射器、グレネード、ロケットランチャーからレールガンまで、全部で七十七種類ある。

 それにより様々な局面で多様な対応が出来るという利点があるが、その一方で銃弾も自分の霊力なので消耗が早い。

 

 必殺技の神具発動は【七十七の天罰】(だいちをこがすかみがみのなみだ)。

天の座に立つ風螺華を中心として無数の梵字が帯を作りそれが球を形成し、梵字の一つ一つが、全七十七種の重火器の形を作り、一斉発射によりそれぞれが過たず敵を殲滅するという、こと対軍においては申し分のない最強の技。対城にも効果が高く、巨大な半円型に展開させ内側に放つことで、対人にも強い効果を発揮するオールマイティーさ。

 

最近、生涯で初めての彼氏が出来たのだが、軟派な男の為、祖父棲胆におもいっきり交際を阻まれている。

 



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