淫獣聖戦DNA上巻パラレル オマケ

はじめに

このSSは「淫獣戦線DNA上巻」の215ページ以降の内容を編者が、独断と偏見でアレンジしたものです。

・状況、人物情報等は、原作に準拠しています。予め「淫獣戦線DNA上巻」をお読みください。 
・出来るだけ原作の雰囲気や設定を崩さぬよう、努めていますが、一部、編者の力不足やご都合主義的拡大解釈
 (梅の護符の設定 等)によって、原作との相違が有ります。基本的に「淫獣戦線DNA上巻」を基にしたパ
 ラレル作品としてお楽しみください。 また、各所でくどい表現が多発しておりますが、これは完全に編者の
 力不足です。ご寛恕くださいませ。
・尚、本作の後半、「―――――――――――――――――――――――――――」で仕切られている箇所以降
 は、オマケです。 ご注意頂きたいのは、内容が完全に上巻から逸脱している点です。私としましては、上巻と
 下巻の間、或いは下巻冒頭のつもりで妄想して書きました。先走った内容に抵抗感のある方は、読まれない方が
 良いと思われます。

それでは、パラレルSSを軽い気持ちでお楽しみくださいませ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 清明が飛び立った直後、凌辱され、立ち上がることさえ出来なくなった姉妹は、時平の命より、二人並んで四
つんばいの姿勢で、触手に拘束されていた。愛液と白濁液に塗れた姉妹の秘所を、二つ並べて覗き込み、時平は、
満面の笑みを浮かべている。

「お〜ほっほっほ。そなたらの仲間は、恐れをなして逃げ出したようじゃな。」

 時平の声で力なく外を見た亜衣の目に、式紙に乗って飛んでゆく清明と安行の姿が映った。

(清明・・・安行さん・・・逃げてくれた。良かった。二人だけでも無事で。)

 亜衣は、そう考えてホッとした。今の清明や安行の力で、姉妹を無理にでも助けようとすれば、二人は、確実
に殺されてしまう。例えこのまま、自分達が淫ら地獄に墜されようとも、成長した清明が、次の世代の旗頭となっ
てくれれば、鬼獣淫界の打倒は不可能では無い。亜衣は、清明の中に、それほどの素質を認めていた。
 ほっとした様な亜衣の表情は、時平にとって不愉快であった。助かる可能性が消え、ひきつる亜衣の顔が見た
かったのに!

(ならば、麻呂自らの手で、亜衣を奈落の底へ叩き落してくれよう!)

 時平は、姉妹への凌辱を再開した。



「さても見事な乱れよう。どれ。」

 言いながら、時平が両手を伸ばし、中指と人差し指を姉妹の秘所にねじ込んだ。

「うぁ!?」

「ひぃ!?」

 亜衣と麻衣から同時に悲鳴があがる。その悲鳴は、時平の耳に心地良く響いた。

「お〜ほっほっほ。感無量とは、このことじゃ。ほれ、ほれ。」

 時平は、愉悦に浸りながら、亜衣の膣内に差し込んだ右手の人差し指と中指を曲げ、膣内を掻き回し始めた。

「や、やめっ、うっ、やっ、あっ、うあぁぁぁぁ!」

 亜衣が耐え切れず絶叫する。時平の指が膣口近くまで引き出される度に、二度に渡って注ぎ込まれた他戸皇子
の精液と愛液の交じり合った液体が、ゴポッゴポッと音を立てながら、亜衣の膣口から溢れ出てくる。

「いやぁぁぁ、やめて、やめてぇ、あぁ、いやあぁぁぁ!!」

 麻衣もまた悲鳴をあげる。先に麻衣の膣内に放出された宮田麻呂の精液は、梅の護符が、最後の力で自分ごと
外に吐き出していた。そのため、今は時平の手が動くたびに、麻衣の膣から新たに分泌された愛液が、グチュグ
チュと音を立てて溢れ出ている。
 既に姉妹には、膣内への進入を阻止する有効な手立ても無く、時平による屈辱的な手淫にすら、抗う手立てが
なかった。

「うくっ、くっ、くううぅぅぅぅ!」

「あぁっ、いやっ、はぁっ、あぁ!」

 必死に歯を食いしばる亜衣、仰け反って絶叫する麻衣。

「お〜っほっほっほ。どうじゃ、亜衣。麻呂の指は?御霊様方の魔羅には及ばぬが、中々であろうが?」

「う、うるさい!!さっさと、その汚い指をどけろ!!」

 亜衣は、時平に秘所を弄繰り回されながらも、必死に抵抗する。

「ならば、良い物を見せよう。ほれ。これを身よ、亜衣。これが何か分かるであろう?」

 時平の命令で触手が一本、しゅるしゅると亜衣の眼前に這い出てくる。その先には、白濁液を滴らせた梅の護
符が付いていた。

「こ、これは!?護符?」

 亜衣は、咄嗟に思い出す。亜衣自身の護符は、その力の大半を失ったとはいえ、まだ亜衣の膣内で健気に子宮
を護っている。では、これは・・・麻衣の!?慌てて亜衣が麻衣の顔を見ると、麻衣は恥ずかしそうに俯いた。
間違いなく、麻衣の護符なのだ・・・。

「どうじゃ、わかったであろう?さぁ、今より天神種付けの儀の始まりじゃ。」

「な!?」

「ひっ!?」

 姉妹の顔が強張る。既に麻衣には子宮を護る術が無く、亜衣の護符もまた、いつまでもつか分からない。

「天津宗家の巫女が、我が鬼獣淫界の子を孕む。これほど愉快な事があろうか?」

 再び頃合と見た時平は、また六名の亡霊たちを嗾ける。

「ささ、御霊様方、姉妹の支度が、整いましておじゃりまする。お気の済むまで嬲られませ。」

 だが、それに対する亡霊達の反応が鈍い。見れば、全員の魔羅が萎えている。先の射精時、ありったけの精液
を放出してしまった為に、本来絶倫の亡霊達が、萎えてしまったのだ。それほど、姉妹の身体が素晴しかったと
いうことか。

(さもあろう。)

 妙に納得した時平だが、このままと言うわけにはいかない。そこで時平は、余興を見せることにした。

「では、御霊様方がご回復なさるよう、余興をお見せいたしましょう。名付けて羽衣淫らの舞におじゃりまする!」

 時平は、鼓を手にして打ち鳴らし始めた。その音に合わせて、姉妹を拘束している触手が蠢き始める。

「な!?」

「やっ!?」

 亜衣も麻衣も、状況の変化に気付いたが、四肢をがっちりと拘束されて抵抗できない。やがて姉妹は、空中で
大きく足を開かされ、秘所を亡霊達に晒した姿勢で固定された。

「くっ!」

「いやぁ・・・。」

 姉妹は、亡霊達に視姦され、顔を背ける。その間も、時平の打ち鳴らす鼓の音は続き、触手が何本も鎌首をも
たげて、姉妹に近づいて来た。それらが音に合わせて、しゅるしゅると姉妹の身体に巻きついていく。秘所を擦
り上げ、胸に絡みつき、先端が乳首を捏ねくる。

「うっ、くっ、やめろっ、あぁ!」

「やっ、いやっ、あっ、もうやめてぇ!」

 亜衣も麻衣も、凌辱による初めての絶頂を体感し、身体は未だ疼いている。そんな状態での触手責めに、堪え
切れない喘ぎが漏れた。
 やがて、二本の触手が、姉妹の秘所と菊座に迫る。鼓の音は、益々激しさを増し、時平が大きく、ぽんっと打
ち鳴らすと同時に、触手達が姉妹の二つの穴へ侵入した。

「うあああぁぁぁぁ!!」

「いやあぁぁぁぁぁ!!」

 姉妹の絶叫が響く。

「うぁ!あっ!くっ!あっ!くっ!あぁ!」

「あんっ!くぅっ!あっ!くっ!いやぁ!」

 姉妹の体内へ侵入した触手達は、すぐさま四つの穴を突き上げ始める。他の触手達に四肢と腰をがっちりと固
定されている為、上方に衝撃を逃がすことも出来ない。膣と腸の中を、何度も何度も太い触手が往復する。姉妹
の膣と腸は、亡霊達の精液と、触手の粘液と、そして自身の愛液によって適度に濡れており、強烈な快感だけが
姉妹に襲い掛かってきた。最早、亜衣ですら、喘ぎ声を抑えることが出来なくなっている。



「んんんん〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 触手に二穴を突き上げられている姉妹の耳に、女性の絶叫が響く。時平の三人の息子達に凌辱されていた梅子
の絶叫だった。三兄弟に三穴を同時に責められていた梅子は、その責めに耐え切れず、絶叫を発して気絶してし
まった。

「むぅ、この娘、気絶しおった。」

 長男の顕忠が、不満そうな声をあげる。

「どうする兄者?」

「我らはまだ出しておらぬぞ。」

 次男の保忠と三男の敦忠も、口々に不平を漏らす。特に口を犯していた三男の敦忠にとっては、相手が気絶し
てしまっては、意味が無い。

「う、梅子さ、ん・・・。くっ、うぅっ」

「あぁ、そん、なぁ。はぁっ、あぁっ」

 そんな三兄弟に、梅子を気遣う姉妹の声が聞こえた。すぐに、艶やかな姉妹の十二単姿が、三人の脳裏に浮かぶ。

「おぉ、そうじゃ!あの娘達がおった!」

「そうじゃ、あの娘らが良い!」

「兄者、お父上様にお願いしようぞ!」

 三兄弟は、口々に欲望に満たされた叫びをあげながら、梅子から離れ時平に嘆願する。

「お父上様、その娘ら、我らにお与えくださいませ。」

「我ら、もう辛抱たまりませぬ!」

「ふむ・・・。」

 三兄弟の嘆願に、時平は、触手に犯され続け、喘ぐ姉妹を眺めながら沈思した。

(ふ〜む。御霊様方は、先の射精が余程激しかったようじゃな。まだ回復しておらぬ。しかも亜衣の護符は、ま
だ残ったまま。亜衣のことじゃ、この後どこまでも耐えるやも知れぬ。ならば、念には念を入れておくか?こや
つ等が孕ませてもよし。御霊様方が孕ませてもよし。麻呂が孕ませてもよし。いずれにしても損にはならぬ。天
神の血を引く鬼獣淫界の御子が生まれれば、それでよい。父親をはっきりさせたければ、第二子以降で調整すれ
ば良いではないか。まず、孕ませることが第一。)

 長い思慮の後、時平は決断を下した。

「良し。姉妹を存分に犯すが良い。」

 三兄弟は、狂喜した。

「おお!やった!!」

「さぁ、その娘らを引き摺り下ろせ。腰が抜けるまで、犯しつくしてやろうぞ!」

 三兄弟の形相に、麻衣が悲鳴をあげる。

「いやあぁぁぁぁ!!」

 その悲鳴で亜衣は思い出した。

(い、いけない!はっ、あくっ、ま、麻衣には護符が!)

 触手は射精しない。触手が放つ粘液には、子種が無いのだ。だが、次に麻衣が男達に犯されたら・・・。

「わしは、この気の強そうな娘が良い。」

「わしもじゃ。」

「ちっ、それでは、わしはまた口になるではないか。では、わしはこちらの娘を貰う。」

 姉妹の気持ちも考えず、三兄弟は口々に欲望を吐き出す。にじり寄ってきた敦忠に麻衣が悲鳴をあげた。



「うっ、あっ、ま、待って!!」

 亜衣の声が、三兄弟を制止する。

「今更何を待てというのじゃ、亜衣?」

 時平が、優越感を隠そうともせずに問う。

「くっ、うっ、お、お願い。あっ、ま、麻衣は、妹は、も、もう勘弁、くっ、して。」

 触手に犯されながら、亜衣が時平に懇願する。だが、時平にその意志は毛頭無い。

「今更懇願が通ると思うてか?我らの今までの恨み、忘れたとは言わせぬぞえ?」

「あっ、くっ、お、お姉ちゃん・・・。」

 触手に弄ばれながら、麻衣が亜衣を見る。亜衣は、悔しそうに目を伏せながら言葉を発した。

「うっ、あっ、わ、私が三人の相手をするから。くっ、だ、だから、妹は許して!」

「ダ、ダメ!お姉ちゃん!はぁっ!」

 麻衣が亜衣を止める。もうこれ以上、姉の足手まといになりたくない。姉が自分のために傷つくのを、麻衣は、
見たくなかった。

「・・・ま、麻衣。くっ、あっ。」

 亜衣は、小声で麻衣に話しかける。

「うっ、わ、私には、まだ護符があるわ。大丈夫っ、だからし、心配しないで。」

「でもっ!」

「だ、大丈夫、大丈夫よ。くっ。ま、麻衣、あぁっ、わ、私達は、例え、ど、どれだけ犯されようと、孕まされ
る事だけは、くっ、避けなければ、な、ならないわ。み、身篭ったら最後、くぅっ、に、二度と、は、羽衣の加
護を、ひっ、あっ、う、受けることが、で、出来なくなる。わ、私は耐えきってみせる。だ、だから、し、心配
しないで。ね?」

 自分に言い聞かせるような、そんな亜衣の声だった。

「ほほ。健気なことじゃ。じゃがこの敦忠は、ことの他、麻衣を気に入っておってな、麻衣以外は抱きたくない
と申しておる。・・・ふふ。亜衣よ、そなたが敦忠の気を引くことが出来たら、そなたの願い、聞き届けること
としよう。どうじゃ?」

「あぐっ、くっ・・・わ、分かったわ。」

 亜衣が頷く。

「お、お姉ちゃん・・・。」

 亜衣は、姉の身を案じる麻衣を力づけるように、気丈に笑って見せた。

「だ、大丈夫よ、麻衣。わ、私に、うっ、任せて。」

 そして亜衣は、時平に向き直る。

「は、早く、私とま、麻衣から、この汚らわしい物を抜いて、下に降ろしなさいよ。」

 依然として亜衣の股間には、二本の触手が突き立って蠢いている。

「ふざけた事を申すでない。そちが歯向かわんと何故言える?麻衣は人質じゃ。そちが歯向かえば、たちどころ
に触手が、麻衣の身体を引き裂く。」

「くっ!分かった、い、いいから降ろせ!麻衣、も、もう少し辛抱してね。」

「お、お姉ちゃん・・・」

 亜衣が同意したため、時平は、亜衣の拘束を解いた。床に降ろされた亜衣の股間から、二本の触手が引き抜か
れる。

「うんっ!はぁ、はぁ、はぁ」

 ぬるっとした感触に、亜衣の口から思わず声が漏れた。

「早うせい。待ちくたびれたぞ。」

 敦忠が急かす。

「はぁ、はぁ、んっ、わ、わかってるわ。」

 亜衣が身体を隠そうとせず、三人に向かって歩き出す。

「だめ、お姉ちゃん!」

 制止しようとする麻衣。だが、

「麻衣、これでも咥えて黙っておれ。」

「んんんん!?」

 時平が、麻衣の口に触手を突き刺した。

「麻衣!?や、やめて!」

「亜衣、グズグズするでない。麻呂は、麻衣を三人にあてがっても、一向に構わぬのじゃぞ?」

「・・・くっ」

(ごめん、麻衣。もう少し辛抱して。)

 亜衣は、覚悟を決めると、三人の前に立った。



「おぉ、これはまた、なんと美しい。」

 亜衣の裸身を見て、三兄弟が感嘆する。度重なる凌辱で、全身を粘液と精液に汚されているが、それが逆に亜
衣の美しさに妖艶さを加えていた。

「・・・早くしなさいよ。」

 亜衣が三人を睨む。

「ほう?そんな態度でいいのか?我らは、あちらの妹御にも興味があるがの?」

「そもそも、物を頼む態度では無いな。」

「興ざめじゃ。お父上様、そちらの妹の方を下さりませ。」

「待って!」

 亜衣は、慌てて声をあげた。

「ど、どうすればいいの?」

「ふんっ。ものの頼み方も知らぬとみえる。まず、どうして欲しいか、自分から言うたらどうじゃ?」

「ほれ!」

 三兄弟に促されて、亜衣は、屈辱的な言葉を口にした。

「お、お願いします。皆さんで私を犯してください・・・。」

(おぉ!あの亜衣が・・・た、たまらぬ)

 亜衣の言葉を聞いただけで、時平は、歓喜の余り達しそうになった。一方、亜衣に執着の無い三兄弟は、更に
亜衣に屈辱を与えようとしていた。

「ほほほ、まぁよい。じゃが、先程が先程だけに、まだまだ信用できぬ。我等がその気になるよう、目の前で踊っ
て見せい。」

「お、踊りって、そんな・・・。」

「お父上様、音曲をお願い致します。」

 顕忠の請いに我に返った時平は、楽隊に演奏を始めさせた。笛と太鼓が、妖艶な曲を奏で始める。

「さぁ、両手を頭の後ろで組んで、いやらしく腰を振るのじゃ。そなたの女陰が、よく見えるようにな!」

「つっ・・・」

 亜衣に逆らう権利は無かった。保忠に言われるがまま、亜衣は、両手を組んで胸を突き出し、腰をくねらせて
踊り始めた。

「おぉ、これはよい。格別じゃのう。」

 三兄弟から歓声があがる。亜衣は、屈辱感に顔を顰めながら、腰を振り続けた。

「ほれ、次じゃ。そのまま寝そべり、己が手で、女陰を開いて見せい。」

 顕忠の指示が飛ぶ。亜衣は、仕方なく床に腰掛けると、左手で身体を支えながら、右手の人差し指と中指で、
秘所を広げて見せた。

「んんんんん・・・」

(お姉ちゃん・・・)

 触手に三穴を嬲られながら、麻衣が、涙を浮かべて姉の姿を見守る。

「ほれ、そのまま腰をくねらせんか!」

 顕忠の容赦の無い命令は続いた。亜衣は、目を伏せて、その態勢で腰を振る。ひくついた秘所がくちゅりと音
を立てた。

「おぉ、おぉ!今度は、四つんばいで女陰を開いて見せよ!」

 興奮した敦忠が、次の指示を出す。亜衣は、無言で四つんばいとなって、三人に向けて秘所を突き出し、指で
開くと、腰をくねらせた。



「ほっほっほ。分かっておるではないか。いいぞ、いいぞ。よ〜し、そなたの希望は、ようわかった。望み通り、
腰が抜けるまで、犯し尽くしてくれよう。まずは、感謝の気持ちを込めて、我らに口で奉仕するのじゃ。」

 顕忠がそう言うと、三兄弟は、亜衣に向かって魔羅を突き出した。

「く、口でって・・・?」

「ほう、嫌か?ならば別に構わぬ。我らは、妹御の女陰に差し込むだけの事。」

 亜衣は、唇を噛み締め、悔しげに声を絞り出した。

「・・・くっ。分かりました・・・。やります・・・。」

 亜衣は、ゆっくりと立ち上がると、三人の前で跪く。丁度目の高さに、三本の魔羅がそそり立っていた。

「・・・。」

 亜衣は、その魔羅を無言で眺めた。先に亡霊達の醜悪な魔羅を見せつけられたせいか、人の物、そのものの魔
羅に、余り嫌悪感を感じなかった。

「ほれっ。早くせんか。」

 焦れた顕忠が、魔羅を亜衣に向けて突き出す。亜衣は、一瞬躊躇った後、顕忠の魔羅を口に含んだ。

(お姉ちゃん・・・。)

 あの誇り高い亜衣が、自分のために鬼畜共の魔羅を咥えている。麻衣は、姉に申し訳なくて、思わず涙をこぼ
した。

「よ〜し、舌を使って丹念に奉仕するのじゃぞ?少しでも怠ければ・・・どうなるか、分かっておろうな?」

 顕忠に言われるまま、亜衣は屈辱感にまみれつつ、舌を絡ませていく。

「こちらも忘れるでない。」

「三本あるのじゃぞ。」

 保忠と敦忠も、待ちきれずに亜衣を急かした。亜衣は、三人の魔羅を交互にしゃぶりながら、両手を使ってしご
きあげる。

「ん、ん、ん、ちゅ、れろ、ん、ん、ぴちゃぴちゃ、ん、ん・・・」

「おぉ!おぉ!これは良い。」

 顕忠が、歓声をあげる。亜衣は、出来ることなら口だけで終わらせてしまおうと、必死に舌を動かした。だが、
梅子の口しか使わせてもらえなかった敦忠が、一人亜衣の背後に回りこみ、亜衣の秘唇を愛撫し始めた。

「ん!?んっ、んっ、んん〜〜〜!」

 亜衣は、やめろと言うわけにもいかず、ただ敦忠の愛撫を受け入れるしかなかった。

「おうおう、よう濡れておる。これなら、良かろう。兄者達、今度はわしが一番じゃからな。」

 亜衣の秘所をぐちゃぐちゃと弄りながら、敦忠が宣言する。顕忠も保忠も、しょうがない奴じゃと呆れながら、
敦忠の一番乗りを許した。

「ふふふ、待ちかねたぞ。」

 敦忠は、亜衣の愛液を自分の魔羅に塗りこむと、亜衣に命令した。

「ほれ、亜衣とか申したの?そちの望み通り犯してつかわす。自分で女陰を開け。」

「・・・くっ」

 亜衣は、仕方なく自分で秘所を広げた。晒された膣口に、敦忠の魔羅が、ズブズブと埋め込まれていく。

「うっ、ああぁぁっ、つっ、くぅぅぅ!」

 身体の奥を捲り上げられるような感覚に、亜衣は思わず仰け反る。既に絶頂を覚えた身体は、亜衣が望んでも
いないのに、勝手に歓喜に震えてしまう。ゆっくりと埋め込まれた魔羅の先が、子宮口を護る護符に触れると、
敦忠はゆっくりと抽送を開始した。

「あっ、あっ、あぁっ、くっ、あっ・・・」

 亜衣の口から、膣奥を突かれる度に、喘ぎ声がもれる。それに気を良くした敦忠が、少しずつ抽送の速度を上
げていった。

「ほれ、何をしておる。」

「我らを忘れるな。」

 顕忠と保忠に促され、亜衣は、背後から秘所を犯されながら、口と手で奉仕を続けた。

「んっ、んっ、んんっ、あっ、はっ、んっ、ちゅっ、んんっ、ぴちゃっ、んっ・・・」

「おぉ、おぉ、これは、なんという甘美な締め付けじゃ。」

 亜衣の膣を味わう敦忠が、歓喜の声をあげる。亜衣は、この時間が少しでも早く終わるよう、膣に力を込めて、
敦忠の魔羅を締め上げた。

「おぉ、おぉ、もう溜まらぬ。おぉ!」

 敦忠が、射精に向け速度を上げる。そのがむしゃらな突き上げが、亜衣の敏感な部分を刺激し、亜衣は、思わ
ず仰け反った。

「ひぅ!くぅぅ!」

「これ、やめるな!」

「んぐぅぅぅっ!」

 すぐさま顕忠の魔羅が、口に突き込まれる。亜衣は、必死に舌を絡め、しごき、膣に力を込めた。

「おぉ、もうだめじゃ!出る!」

「わしも!」

「わしもじゃ!一滴残らず飲み込め!」

 敦忠の激しい突き上げに、亜衣の膣がきゅっと反応した瞬間、三人が精を放った。

「んっ、んっ、んんんん〜〜〜!!」

 膣の中で、敦忠の魔羅がびゅくびゅくと震え、その度に大量の精液が膣奥へ放出される。その精液は、梅の護
符に阻まれて子宮口に到達できず、敦忠の魔羅が引き抜かれると同時に、膣口から溢れ出た。

「ほれ、こぼすな。全部じゃ。全部飲め。」

 亜衣の口の中に射精した顕忠は、射精しながらも、何度も亜衣の喉を突いた。亜衣は、吐き出すことも出来ず、
その生臭い精液を、仕方なく飲み込んだ。

「んぐ、んぐ、んっ、ぐっ、んぐっ・・・っぷは!げほ、げほ、げほ」

 思わずむせ返る亜衣の顔は、保忠の精液に汚されていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、あぁ・・・。」

 そのまま亜衣は、床に出来た三人の精液の海に倒れこむ。束ねられた美しい髪までが、三兄弟の精液で汚れた。



「何をしておる。まだまだこれからじゃ。」

 保忠が、亜衣の髪を掴んで引っ張る。

「うぁ!」

 その痛みで亜衣は、現実に引き戻された。保忠の魔羅は、射精を終えても萎えることなく隆々と反り返ってい
た。保忠は、亜衣を仰向けに力任せに押し倒す。

「うっ!」

 背中を打った痛みで、亜衣が、呻き声をあげた。保忠は、亜衣の痛みに構わずに圧し掛かり、ピンク色の乳首
を嘗め回した。

「うぁ、あっ、くっ、あっ、あっ、くぅ!」

 保忠は、喘ぎ声を聞きながら亜衣の秘所を弄り、敦忠の白濁液と亜衣の愛液が混ざった液体を自身の魔羅に塗
りつけ、亜衣の秘所に突き入れた。

「うあああああぁぁぁ!」

 亜衣の身体がびくんと跳ねる。敦忠の射精時に絶頂寸前だった亜衣の身体は、保忠の続けざまの挿入に耐えか
ねて、達してしまったのだ。

「ほっほほ。なんじゃ、いきなり達しおったわ。わしの魔羅は、そんなに良かったか?んん?」

 保忠は、気を良くして亜衣を突き上げながら、その可憐な唇に舌をねじ込んだ。

「んんんんんん〜〜〜〜〜!!」

 亜衣は、逃れる為に首を振ろうとしたが、顕忠と敦忠の手でがっちりと固定されて逃れられない。そのまま、
口の中を保忠の舌で舐られ続けた。

「んん!ん!んぅ!んん!ん・・・ぷはっ、はっ、あっ!?んんん〜〜〜〜〜!!」

 ようやく保忠の舌を逃れた亜衣だったが、すかさず敦忠が、自分の精液と亜衣の愛液に濡れた魔羅を、亜衣の
口に突き込む。顕忠も、魔羅を亜衣の手に握らせ、しごかせた。

「んっ!んんっ!んっ!ちゅっ、ぴちゅっ、んん、んんっ!んっ!ん〜〜〜!!」

 保忠は、突きこむ度に勢いと場所を変え、亜衣の膣内を満遍なく犯してくる。そうして亜衣の反応のいい箇所
を見つけると、そこを重点的に突き始めた。亜衣の目の前で火花が飛ぶ。三兄弟には、これまでも何人もの宮女
を犯してきた実績がある。その実績こそが、彼らにとって誇りであり、その為の技術を磨く事こそが、彼らにとっ
て生きがいであった。今、彼らに組み敷かれて喘いでいる女は、彼らが今まで犯した中で、最高の女だった。彼
らに、持てる技術を出し惜しみする理由は無い。三兄弟は、有りったけの性技を亜衣の身体に注ぎ込んだ。

「んんっ!んっ!んっ!んん〜〜〜!!」

 亜衣の身体が、何度も跳ねる。保忠の突き上げと顕忠、敦忠の愛撫は、繰り返された凌辱で過敏になった亜衣
の身体に、例えようの無いほどの快楽を与えている。かつて、何度も鬼獣淫界の刺客から凌辱を受けてきたが、
その都度耐え切った亜衣の身体と精神力も、完全に限界にきていた。

「んっ!んっ!れろっ、ぴちゃ、ちゅるっ、んんっ、ん!ん!ん〜〜〜!!」

 それでも亜衣は、口と手を止めず、奉仕を続ける。亜衣の身体に三兄弟が満足しなければ、今度は、麻衣が犯
されてしまうのだ。それだけは、何としてもそれだけは、避けなければならなかった。天神羽衣の舞は、二人が
息を合わせて初めて成せる秘技。どちらかが欠けても、天神子守衆は終わりである。宗家の当主亜衣と、その妹
麻衣のみが扱える秘技。これのみが鬼獣淫界に唯一通用する力なのだから。その力を守ることは、宗家当主とし
ての義務であり、妹を守ることは、姉としての義務だった。その為には、どんな辱めを受けようとも耐え切って
みせる!

(身体を幾ら犯されようとも、心までは!)

 亜衣は、三兄弟に組み敷かれながら必死で戦っていた。



「んっんっんっ・・・・」

 亜衣の悲痛な喘ぎが、触手に犯される麻衣にも届く。

(また、私の為にお姉ちゃんが・・・ごめんね、お姉ちゃん。ごめんね・・・。)

 悔しさと、申し訳なさで、麻衣の目から止め処なく涙が溢れていた。麻衣は、今、この時ほど自身の身体を呪っ
た事は無かった。



「んん!ん〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 何度目かの亜衣の痙攣。その反動で膣が魔羅を締め付け、保忠は、亜衣の膣内に大量に射精した。亜衣の膣が
収縮する度に、締め付けられた魔羅の先から白濁した液が、びゅくびゅくと放出される。やや遅れて敦忠が口内、
顕忠が亜衣の顔へと射精し、再び亜衣は、白濁液にまみれた。保忠の魔羅が引き抜かれると、亜衣の身体がビク
ビクと震える度に、膣から精液が溢れ出す。三兄弟が立ち上がっても、亜衣はまだ仰向けに寝そべったまま、足
を閉じることも忘れ、荒い息を吐いていた。

 その亜衣を、保忠が引き起こす。

「良かったぞ、亜衣とやら。まこと、天女と交わった心地であったわ。じゃがの、まだまだ終わらぬぞえ。ほれ、
あれを見よ。次は、兄者に跨るのじゃ」

 保忠が指差す先に、顕忠が仰向けに寝そべっていた。二度の射精にも関わらず、魔羅は萎えることなく、天に
向かってそそり立っている。

「ほれ!自分で入れぬか!それとも妹にやらそうかや?」

「う・・・。」

 亜衣は、フラフラになりながらも顕忠の腰に跨り、自ら顕忠の魔羅を秘所に挿入した。

「うっ、うっくぅ!!」

 悔しいことに、今や挿入されるだけで、快感が押し寄せてくる。亜衣は、力尽きた様に息を切らせて顕忠の胸
に倒れこんだ。

「ほっほっほ。可愛らしいのぅ。」

 自分の目の前に倒れこんだ亜衣の美しさに、顕忠は、思わずその唇を奪った。

「ん、ん、ん、ぴちゅ、んん、ん・・・」

 まさに、男冥利に尽きる瞬間と言えよう。陶酔した顕忠は、そのまま腰を突き上げ始めた。

「んっ、ちゅっ、んんっ、んっ、ん〜〜!」

 突き上げに反応する様に、亜衣の腰がくねる。勿論、亜衣の意志では無い。若く、瑞々しい肢体にとっては当
然の反応であり、大きく消耗している亜衣には、どうすることも出来なかった。
 背後から、その腰のくねりを眺めていた保忠が、亜衣を抱き起こす。そして、息も絶え絶えの亜衣に囁きかけ
た。

「ほれ、今度はそなたが腰を使ってみよ。兄上、お動きめさるな。ほれ、そなた自身が感じる様に、腰を動かす
のじゃ。」

 逆らえば、麻衣に危害が及ぶ。亜衣は、顕忠の胸に両手をつくと、顕忠の魔羅を締め付けながら、腰をくねく
ねと動かし始めた。

「くぅ・・・」

 亜衣の目に涙が浮かぶ。これまで亜衣が受けてきた快楽は、全て敵に一方的に与えられたものだった。だが今、
亜衣が感じている快楽は、紛れもなく、亜衣自身の動きによって生まれたもの。それが、強要された事とはいえ、
亜衣にとっては、涙が出るほど悔しい事だった。

「ほっほっほ。泣いておる、泣いておる。そんなにわしの魔羅は、具合が良いか?」

 亜衣の涙を都合よく解釈した顕忠は、亜衣の胸を揉み、乳首を摘み上げながら、腰を突き上げ始めた。

「はっ、あっ、あっ、くっ、あっ、はぁ!」

 亜衣が、激しい突き上げに耐え切れず、再び顕忠の胸に倒れこむ。それに構わず顕忠は、腰を突き上げ続けた。
亜衣の腰が、堪らず浮きあがる。保忠の目に、愛液と白濁液に塗れた菊座が映った。

「よしよし。それでは、わしもそろそろ参加するかの。」

 保忠は、自分の魔羅をしごくと、亜衣の菊門めがけて突き入れた。

「うああぁぁぁぁ!」

「うぉ!し、締まる!!」

 亜衣と顕忠が、同時に声をあげる。ぐぷりと音がして、保忠の魔羅が、亜衣の腸へ飲み込まれていった。

「おぉ、これはまた何と言う感触。壁越しに兄上を感じますな。」

 顕忠と保忠が、呼吸を合わせて亜衣を犯し始める。薄い壁越しに、二本の魔羅がゴリゴリと擦れ合って、強烈
な快感を、亜衣にもたらした。

「うぁっ、はぁ、あぁっ、も、もうだめ!!あぅっ、くっ、はぁ!!!」

 強烈な刺激に耐え切れず、亜衣が仰け反ると、一人残った敦忠が、亜衣の顔に魔羅を突きつけた。

「う・・・んっ、ん、ん、れろ、ん、んん、はっ!あぁっ、くっうぅっ、ん、んん、ん、ぴちゃ、れろ、んん、ん!」

 亜衣は、特に命令の無いまま、無意識に敦忠の魔羅を口に含んだ。焼ける様な感覚の秘所から、絶え間無く刺
激が送られてきて、亜衣の思考は、完全に途絶えてしまっている。ぐじっ、ぐじっ、ぐじっと顕忠と保忠が、呼
吸を合わせて亜衣を突き上げる。頭を敦忠の魔羅に抑えられた亜衣に、逃げ場は無かった。そして、また感覚が
弾ける。

「ん!ん!ん!んん〜〜〜〜〜〜!!!」

 亜衣の全身が痙攣し、膣と菊門が二本の魔羅を締め上げた。

「うぉ!?」

「おぉ!!」

 顕忠と保忠が、同時に歓声をあげて、亜衣の体内に精液を撒き散らす。亜衣の身体がびくんと跳ね、その衝撃
で敦忠も、亜衣の口内に大量の精液を放った。上と下から押さえられた亜衣は、逃げることもできず、三人の精
液を体内で受け止めるしかなかった。



 亜衣の身体から、三本の魔羅が引き抜かれる。絶頂に達した亜衣の身体がビクビクと痙攣するたびに、体内か
ら押し出された白濁液が、亜衣の周囲に海を作った。その海に突っ伏しながら、亜衣は、悔し涙を浮かべている。
誇り高い宗家の当主に取って、この惨めな姿は、例えようも無いほどの屈辱だった。

(お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・)

 麻衣も、悔しくて涙が止まらない。姉を惨めな姿にしてしまった無力な自分、悔しいと感じていながら触手の
責めに反応してしまう自分。麻衣は、今日ほど自分を憎く、殺してしまいたいと思ったことは無かった。だが、
麻衣に死ぬことは許されない。麻衣が死ねば、羽衣の舞は使えず、結局、姉を生き地獄の中に残す事となる。そ
れは卑怯な事であり、無力である事以上に許されない事だ。今は、ただ耐えて機会を待つことだけが姉妹にとっ
ての唯一の勝機であった。



 白濁液にまみれて、息も絶え絶えになっている美女を眺めながら、顕忠と保忠は、この上ない満足感に浸って
いた。あの気の強そうな亜衣に、意識を失うほどの絶頂を与えたのだ。色事師を自認する顕忠達にとって、これ
以上の誇りがあろうか?
 だが、一人満足しきれない者がいる。敦忠だ。彼一人だけが、亜衣を絶頂に導いていない。敦忠は、堪え切れ
ずに、まだ突っ伏している亜衣の腰を強引に引き寄せると、有無を言わさず魔羅を膣に突き入れた。

「うっ!?うわあぁぁぁぁ!!」

 その衝撃で我に返った亜衣が、絶叫して仰け反る。誇りを賭けて今まで以上に膨れ上がった敦忠の魔羅が、亡
霊達並みの強烈な淫気を纏って、亜衣の子宮口を護る護符を、何度も何度も突き上げた。

「うあっ、くぅ、あっ、あっ、あっ、あっ、くっ、ああああぁああぁぁぁぁ!!」

 亜衣の絶叫と共に膣が、敦忠の魔羅を締め上げる。

「おぅ!」

 ビクビクとした亜衣の膣の蠢きに促され、敦忠は、三度目の精を亜衣の膣に放った。

「ああぁぁぁぁぁ・・・。」

 絶頂を迎えた亜衣が、力なく床に倒れる。遂に亜衣を絶頂に導いて、面目を施した敦忠が、亜衣の股間から満
足気に魔羅を引き抜くと、大きく開いた亜衣の膣口から、大量の精液が溢れ出てきた。そして、その精液の海に
桃色に光り輝く一枚の梅の花弁が浮かんでいた・・・。亡霊と三兄弟の凌辱に耐え続けた護符も、色事師の誇り
を賭けた敦忠の突き上げの前に、遂にその力の全てを失った。



「お〜っほっほっほ。これからじゃ、これからが、天神種付けの儀じゃ。さぁみなの者、歌え、舞え!天神の血
を引く鬼獣淫界の御子の、受精の儀式を祝うがよい!」

 時平の掛け声で、一段と賑やかに笛や太鼓が打ち鳴らされる。その調べに乗って亡霊達が、力尽きて横たわる
姉妹に群がろうとしていた。



――――――――――――――――――――――――完―――――――――――――――――――――――――

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