キャラクター紹介(五十音順)

 

 

 

 

【淫獣聖戦XYZ】

 

 

 

 

【か行】

 

 

 

 

カーマ(邪淫王カーマスートラ/旧神カーマスートラ)

 彼についても本編と重複する部分は省略しXYZのみについて語るが(スートラは登場していないので省く)そもそもカーマに対しては異常なほどの作者フィルターがかかっており、設定改竄が多い。よって、本編のカーマと別人と言ってしまえば別人である。

 

 外来宗教の神との争いに敗れ、人々に忘れ去られた古の神々の一人で、カーマも元は人々の繁栄や愛に通じる性を司り、正しく導く役目を持った、心優しく人を愛する神だった。

 だが外からやって来た外来の神とそれを信仰する者達は、社を壊し、信仰者を駆逐し、土着の精霊を滅して土着の神を穢していく。

 他の土着の神達と共に神聖な地を守る為戦ったが、最後には魂を二つに裂かれ、闇界(後の鬼獣淫界)に封印された。

 しかし国に彼の名を関する性典が残っている事から、かつてのカーマの神としての力が絶大だったことがわかる。

 

 その後時平によって封印を解かれるが、その時には優しき神だったカーマスートラも鬼獣淫界の淫の気に染まり、淫魔のカーマとスートラという存在に変わっていた。

 本編通りに進んでいれば二人は聖竹により命を落としていたろうが、それを変えたイレギュラーがタオシーである。

 片方が死ねばかつてのカーマスートラの力が戻る事が判明し、反転の術で亜衣を淫魔に変えられるという選択肢が出来た事で、XYZの世界は本編と大きくかけ離れたIFの世界を歩む事になった。

 それからは淫魔姫となった亜衣、悪衣と濃密な淫らの日々を過ごしつつ、天津と安倍の連合に対し圧倒的な力を見せ付ける。

 木偶ノ坊との戦いでは最初に驚異的な再生能力を発揮し、天岩戸では油断しながらも牙弁羅を倒し、更にはとんでもなく進化した鞭の威力を示す。最終戦ではまず葛葉と戦った。

 

 時間はかかったものの葛葉に圧勝したカーマだが、問答で核心を突かれ、彼の本心の一部と【刻死の呪い】という謎の答えを暴露した。

 彼の心の中には、薫ですら知らない何かの秘密があるようだ。

 

実質上、XYZにおいて本当の主役は彼だと断言しても過言ではない。

 

ちなみに、孕堕の姫では亜衣との間に双子の男女を設けている。

本編では最初に亜衣の処女を奪うという淫魔の中でも快挙だったが、SSの中では最初に亜衣を孕ませる快挙(?)を達成。

個人的には淫魔のアカデミー賞を贈呈したい。

 

 

 

 

桔梗姫特選親衛隊

 一人一人紹介するのはメンドイ上に時間がかかるので、纏めて軽く紹介。

 まず、名前からして当然昔から安倍にあった役職ではなく、桔梗姫が安倍の最高指導者に就いてすぐに勝手に結成された。

 元々桔梗姫を熱烈に慕う若者達はたくさんいたのだが、その中でも特に熱烈だったのは義柔、慈雛、陸の三人。

 桔梗姫の優しい一言を貰えるなら死ねるというぐらいのわっかりやすい連中で、特に語るほどの過去も無い、

 安倍に多種存在する戦士の中で三人は【僧兵】に属し、僧兵は大麟寺拳法という神霊治療(ヒーリング)と退魔拳法を両立させた拳法を使う。三人も当然その使い手なのだが、残念ながら強さとしては僧兵の平均より強い程度で、頑張って獣人一体倒せればいい方。

 

 

 

 

源爺さん

 旅館山神の超長年愛顧の常連客。山と共に生きるマタギで、おそらく60代後半。

 特に旅館の山神温泉はとても好きで、自称だが山神温泉の初代長湯チャンピオン。

 絵に描いたような頑固爺で、那緒みたいなタイプとはよくつまらないことでケンカする(傍目からだと祖父と孫娘の口ゲンカ)

 旅館の女将、紫磨に想いを寄せている節もあるが、紫磨も源爺さんも暗黙の内に【女将と常連客】の距離が一番と判断したらしい。

 

 あまりに長い間常連客なので小百合や那緒より旅館の事を知ってる上に山菜やら茸やら猪やらをよく調達してくれるのだが、こうなると半分旅館の従業員のようなものじゃないのかというのは那緒の言葉。

 

 

 

 

小弓天(こきゅうてん)

 武神剛杵にはそれぞれその神に由来する精霊が存在し、唯一登場したのが静瑠の【愛染】の化身精霊。小弓天。

 全身は銀色。愛染明王の化身だからか、弓を持ち赤子のようなタマネギ頭という、愛のキューピッドっぽい姿をしている。

 戦闘に使えるかというとそうでもなく、人一人を抱えて飛んだり、何人か囲える小規模な結界を発生させたりとアシスト系の能力で、言ってみれば武神剛杵に附属する式神みたいなもの。イタズラガキのような性格でなにかと調子に乗りやすい。

 ちなみに、不動の化身である火群天(ほむらてん)とは犬猿の仲で、顔を合わせたらケンカばかりしている。

 

 

 

 

 

 

【孕堕の姫】

 

 

 

 

 

 

カイ(天津 禍威)

 亜衣からは美しい容姿を、カーマからは強大な妖力を受け継いだ鬼獣淫界の王子。

 胸の開いた服と半ズボンという少年らしい容姿なのは、そうしないと初対面ではまず女の子に間違われるから。

それならポニーテールをまずやめるべきなのだが、亜衣を白母上と呼び、強烈に慕っているから絶対にやめようとしない。

 

 生まれてからずっと、自分は父と母が愛し合って生まれた子だと信じて疑っていなかったから、カイはカーマも嫌いじゃなかった。

 しかしある日、カイはそれを根底から改めざるをえない現実に直面する。

 父に犯されている母の姿。母を泣かせた父カーマに対し、カイは深い憎悪を抱き、強制的に受けた母亜衣によるフェラによって、カイは自身気付いていなかった母への劣情を増大させていった。

 その時からカイは金髪をやめ、染料を手に入れると頭からかぶり、亜衣と同じ茶がかった黒に染める。

 それによって、只でさえ亜衣にそっくりだった顔からは完全にカーマの面影が消えた(勿論、カイの最初のカーマへの精一杯の反抗)

 見た目は目つきがきつくて少年の亜衣、といったところである。女装さえすれば完全にアルバムの中の幼少期の亜衣になる筈。

 

 最初は実力行使で正面から何度もカーマを倒そうとするのだが、毎回簡単にボコられて終わり、99戦99敗。

 

 その後は麻衣やタオシーなどから自分とアーミィが生まれた経緯を聞きだし、真実を知る。

 自分が、母が父に犯され生まれた子だということ、自分の存在が母を縛っていることを知ったカイは絶望に打ちひしがれるが、すぐに母を救い出すことを決意し、計画を立てる。

 最初は実力行使で正面から何度もカーマを倒そうとするのだが、毎回簡単にボコられて終わり、99戦99敗。

 これでは埒が明かないと気付いたカイはアーミィに術を習わせ、木偶ノ坊の封印を秘密裏に解かせ、仲間に引き入れた上で、母を救い出すための手段を見つけ出す旅に出る。という計画にシフト。

 それをいざ翌日に控えたその日、カイは母に軽蔑されるのを覚悟して己の想いの全てを打ち明け、一夜限りの禁断の契りを結んだ。

 

 いざ旅に出てからは破竹の勢いで鬼獣淫界を突き進み、色仕掛けで陥落しようとした冴子を逆に増殖分身で一晩中相手かけて肉奴隷にしてしまうという淫魔の王子らしい片鱗を見せた。

 

 ちなみに、地上界で名乗る場合の名前は天津禍威(かい)。

 本来なら藤門禍威になる筈だが、父を嫌悪している為、本人は母親の姓、天津を頑固に名乗る事に決めている。

 



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