淫獣聖戦DNA上巻パラレル

はじめに

このSSは「淫獣戦線DNA上巻」の215ページ以降の内容を編者が、独断と偏見でアレンジしたものです。

・状況、人物情報等は、原作に準拠しています。予め「淫獣戦線DNA上巻」をお読みください。 
・出来るだけ原作の雰囲気や設定を崩さぬよう、努めていますが、一部、編者の力不足やご都合主義的拡大解釈
 (梅の護符の設定 等)によって、原作との相違が有ります。基本的に「淫獣戦線DNA上巻」を基にしたパ
 ラレル作品としてお楽しみください。 また、各所でくどい表現が多発しておりますが、これは完全に編者の
 力不足です。ご寛恕くださいませ。
・尚、本作の後半、「―――――――――――――――――――――――――――」で仕切られている箇所以降
 は、オマケです。 ご注意頂きたいのは、内容が完全に上巻から逸脱している点です。私としましては、上巻と
 下巻の間、或いは下巻冒頭のつもりで妄想して書きました。先走った内容に抵抗感のある方は、読まれない方が
 良いと思われます。

それでは、パラレルSSを軽い気持ちでお楽しみくださいませ。


と〜りゃんせ、と〜りゃんせ こ〜こはど〜このほそみちじゃ てんじんさまのほそみちじゃ ちょ〜っととおしてくりゃしゃんせ ごようのないものとおしゃせぬ このこのななつのおいわいに おふだをおさめにまいります いきはよいよいかえりはこわい  いきはよいよいかえりはこわい  いきはよいよいかえりは・・・。 暗雲たなびく都、平安京。 「うぅ・・・やめろ、触るな、この鬼畜ども〜!!」 「いやぁ!・・・あぁ、やめてぇ!」  退廃した都を具現化したような御所の内裏に、うら若き美女達の悲鳴が響く。非業の死を遂げ、恨みによって 怨霊化した菅原道真の雷の衝撃波に身体の自由を奪われた天津姉妹は、道真と同じく、生前の恨みによって怨霊 化した数多の亡霊達からの凌辱の渦中にあった。足元には、破り捨てられた絢爛豪華な十二単が、無残な姿を晒 している。その様は、まるで地獄の花園にも似て、奇妙な艶やかさがあった。  天津姉妹の双子の姉、亜衣は、藤原仲成・他戸皇子・伊予親王の三名から屈辱の責めを受けている。亜衣の形 の良い胸の先端には、仲成の禍々しく伸びた舌がぬめりを伴って巻きつき、激しく打ち振られる首筋から耳にか けて、他戸皇子の舌が這い回っている。触手によって、無理矢理開かされた股間は、伊予親王の唾液によって、 ヌラヌラと妖しく光っていた。 「うぅ、くそっ、は、な、せぇ〜!!」  亜衣の身体は、先の戦いの最中、落雷の衝撃波によって内裏の壁に打ちつけられた衝撃から未だ立ち直ってお らず、亜衣の必死の命令にも応えてくれない。挙句の果て、無数の触手によって手首・足首を押さえられてしまっ ては・・・。どうにもならないもどかしさと悔しさで、亜衣の端正な表情が歪む。 「だめだめだめだめ、だめ〜〜!!」  一方の妹、麻衣も、亜衣同様動かぬ肢体を早良親王・橘逸勢・文屋宮田麻呂の三名によって凌辱されている。 敏感な乳首を逸勢に舐めあげられ、可憐な顔は、宮田麻呂の唾液でベタベタにされていた。早良親王は、麻衣の 秘所を両手でこじ開け、その上部に慎ましやかに存在する陰核を、その舌で嘗めまわしている。 「うあああぁぁ!」  快楽に弱い麻衣は、陥落寸前だった。 「もうやめてぇぇ!!」  哀れな姫君達の哀願を無視して、凌辱は加速度を増していく。 「うっ・・・くっ・・・うぁ!は、放せ!このっ!」  喘ぎ混じりで必死に抵抗しようとする亜衣の右の足首を、干からび朽ちかけた仲成の右手が掴む。亜衣は、振 り解こうともがくが、身体が言うことを聞かない。自分の命令は届かないのに、亡霊達が与えてくる不当な快楽 は、信じられない速さで全身を駆け巡る。 (どうして・・・どうして私の言う事、聞いてくれないのよ。)  亜衣は、情けない気持ちでいっぱいであった。そんな亜衣に構わず、仲成は、無造作に亜衣の右足を捻り上げる。 「うあ!?」  無理な体勢を取らされて、亜衣の身体が悲鳴をあげる。痛みから逃れようと無意識に身体が反応し、その結果、 仲成に向けて臀部を突き出す格好となった。 「っ!?」  その事に気付いた亜衣は、何とか態勢を入れ替えようとする。だが、触手に四肢を拘束され、宙に浮いてる状 態では、それすらままならない。必死に足掻く亜衣の目と、股間を覗く仲成の目が合った。 「グルルルル・・・」  ニヤリと笑った亡霊の目。その目に恐怖を感じた亜衣は、逃れようと足掻く。だがそれは、突き出した美尻を 左右に振るだけの結果に終わり、益々亡霊たちの嗜虐心を煽る結果となった。欲望に目を滾らせた仲成の舌が伸 びる。それは、ヌラヌラとした粘液を纏いながら、亜衣の尻丘を這い上がって行った。 「くぅ!」  余りのおぞましさに亜衣の口から悲鳴が漏れる。その声が、更に仲成の舌の動きを加速させた。亜衣の美尻に 粘液の滝を描きながら、目的の場所へと近づいてゆく。仲成のかさついた手が、亜衣の尻肉を掴んだ。 「っやめろぉ!!」  亜衣の絶叫を心地良さげに聞いていた時平が、思わず笑みをこぼした。 「お〜っほっほっほ。良い声じゃの、亜衣。悔しいか、悔しいであろう?じゃがな、そなたによって何度も煮え 湯を飲まされた麻呂の悔しさに比べれば、まだまだ序の口じゃ。」 「お・・・おのれ、時平!」 「お〜っほっほっほ。良いのか、亜衣?麻呂ばかりを見ておると、ほれ、そなたの可憐な菊の花が御霊様方の眼 前で満開じゃぞ?」 「なっ!?」  気付いた時には遅かった。時平の挑発に反応した亜衣は、瞬間、仲成への注意を怠ってしまった。その隙に亜 衣の尻肉は、仲成のかさついた手によって左右に開かれ、その奥の蕾が無防備に晒されていた。傍らで眺めてい た他戸皇子が、唾液にまみれた舌を伸ばし、亜衣の菊の蕾に迫る。 「やめろ、やめろぉ!」  亜衣は、新たな凌辱の予感に鳥肌を立てて絶叫する。だが、それで事態が好転するわけも無く、遂に他戸の舌 が亜衣の蕾へ到達し、周囲を丹念に嘗め回し始めた。 「うあぁぁぁぁ。」  まず、むず痒い感覚が、蕾から全身に広がり、それが亜衣の頭の中で悪寒に変わり亜衣の全身を駆け回った。 そうしている間にも、他戸の舌は、周囲から中心へと移動し、ひくついている亜衣の蕾をじゅるじゅると音を立 てて吸い始めた。 「じゅるっじゅるっズズ・・・、じゅう〜〜〜〜。」 「くぅぅぅっ!!!」 「お〜ほっほっほ。良い眺めじゃ、亜衣。天津の巫女は、尻穴が好みか?さも気持ちよさげに震えておるわ。」  時平の挑発に、亜衣は、菊の蕾を嬲られながらも睨み返す。 「誰が好むか。こんなものぉ!!」  だが時平は、殊更意外そうな表情を作りながら、亜衣に追い討ちをかける。 「ほう?じゃが、それならば、その女陰のヌメリは何とする?」  その言葉で、仲成が亜衣の身体を仰向けにひっくり返す。触手の力によって開脚を強いられた亜衣は、秘所を 仲成へ突き出す格好となった。その秘所は、亜衣の意志に反して自身の愛液で濡れ光っている。 「あっ!?・・・・・くっ・・・」  悔しそうに亜衣は、顔を背けた。気付いていた。先ほどから自身の秘所が、亡霊達の責めに反応している事に。 認めたくなかった。知られたくなかった。尻穴を責められて反応してしまったことを。悔しさのあまり、亜衣の 目に涙が浮かぶ。その涙を見た仲成の魔羅が、まるで獲物を見つけた蛇のように鎌首をもたげた。 「うあっ、ひぁ、あっ、くっ、ううぅ。」  麻衣への凌辱も続いていた。落雷時の衝撃と触手によって身体の自由を奪われた麻衣の下半身は、蛙のように 広げられ、その中心の花弁を早良親王の舌で嬲られていた。敏感な麻衣の花弁は、早良親王の唾液と、麻衣自身 の愛液によって溢れんばかりに濡れている。麻衣の膣の中では、潜ませた梅の護符が、麻衣自身の愛液によって 剥がれ落ちようとしていた。 「あっ、はっ、はっ、はっ、あっ、ひっ!」  凌辱は、秘所だけに留まらない。触手に持ち上げられ宙吊りになっている麻衣の身体の両側から、逸勢と宮田 麻呂のドロドロの粘液に濡れた舌が、麻衣の全身を這いずり回る。舌の跡に残った粘液を、両者のカサカサな手 が、麻衣の身体に塗りこんでいく。胸も臍も脇も、全身に執拗な愛撫を受ける麻衣の口から、堪えきれない喘ぎ が漏れ続けた。 (こんな・・・、このまま、嬲り殺されるなんて、絶対いや!)  麻衣は、両目から涙を溢れさせ、なんとか逃れようともがく。すると、股間から早良親王の舌が離れた。一瞬、 ホッとする麻衣だったが、次の瞬間、彼女の目にヘチマのように膨らんだ早良親王の魔羅が映った。 「ひっ!?」  余りの醜悪さに、麻衣の口から悲鳴が漏れる。麻衣の悲鳴に刺激を受けた早良親王は、魔羅の先端から粘液を 滴らせながら、麻衣の腰を掴み引き寄せ、麻衣の秘所めがけて腰を突き出した。 「いやあぁぁぁ!」  麻衣は、必死に腰を引く。早良親王の魔羅は、麻衣の秘所を外れ、膣口の上を滑って陰核を刺激しながら麻衣 の恥丘に突き出した。 「ひぅ!・・・くっ!」  麻衣は、秘所を擦られ感じながらも、精一杯の精神力で両足を動かし、早良親王の魔羅を挟みこんだ。柔らか な太ももと股間で早良親王の魔羅を締め付けたが、魔羅の先から滴る粘液が潤滑油の役割を果たし、逆に早良親 王に快感を与えてしまう。 「グウウウウウ・・・。」  早良親王は、悦楽の呻きを漏らし、構わず腰を動かし始めた。麻衣の愛液と早良親王の粘液が混ざり合い、卑 猥な音を響かせる。 「くっ、うっ、はっ、あっ、あっ!」  何度も何度も股間を擦り上げられて、麻衣の口から堪えきれない喘ぎが漏れる。だが、 (膣内(なか)だけは・・・ダメ!)  と、両足に力を込める。その間も逸勢と宮田麻呂の執拗な愛撫は続いていた。麻衣に残された力は、あと僅か だった。  それは、黒ずんで腐りかかった醜悪な肉塊だった。そのおぞましい物体が、形容しがたい臭気を纏って、ゆっ くりと、亜衣の無防備に晒された秘所に近づいて来る。 「お〜っほっほっほ。いよいよじゃ、いよいよじゃぞ、亜衣。久しぶりの魔羅、存分に味わうが良い。」  時平の嘲笑が、淫靡な香りに包まれた内裏にこだまする。亜衣は、荒い息を吐くだけで大した抵抗もしない。 仲成の魔羅が、膣口に触れる。魔羅の先端から溢れ出す粘液が、亜衣の秘所に触れて粘着質な音を立てた。  仲成が、腰を突き入れる。瞬間、それまで無抵抗だった亜衣が腰をずらした。挿入寸前で仲成の魔羅は膣口を 外れ、亜衣の股間を擦り上げる格好になった。だが仲成は、構わずそのまま亜衣の陰核を巻き込んで、股間を擦 り続ける。 「うあぁっ、はっ、くぅ!」  間一髪で挿入は避けたものの、陰核を何度も擦りあげられて、さすがの亜衣も喘ぎ声をあげた。伊予親王に形 の良い胸を、他戸皇子の舌で慎ましく咲く菊の花を、そして仲成の魔羅で股間を愛撫され続け、亜衣の秘所から は、彼女の意に反して、熱い蜜が溢れ出てくる。膣内に忍ばせた護符も、自身の愛液によって流されそうだ。 (こんなことで・・感じるものかっ!!)  懸命にこらえる亜衣だったが、最も敏感な三箇所を執拗に責められ、必死に噛み締めた唇の端から、心ならず も喘ぎ声が漏れる。 「ぐっ・・くっ・・・はっ・・・くぅ・・・うぅぅ・・・。」  その時、亜衣の背後に屈み込み、菊の花弁を執拗に舐めあげていた他戸皇子が口を離した。代わりに節くれだっ た細い中指を菊の花弁の中心へ近づけていく。亜衣の菊門は、他戸皇子の残した粘液によってドロドロに濡れて おり、他戸皇子の細い中指をズルっと抵抗なく飲み込んでしまった。 「うぁ!?」  気丈な亜衣が、思わず声をあげる。中指を根元まで差し込んだ他戸皇子は、亜衣の腸壁の感触を確かめるよう に、ゆっくり、ゆっくりと動かした。 「くっ、ぐくっ、はっ、あぁっ!」  陰核と乳首を執拗に嬲られながら、菊門を弄繰り回される。指とはいえ、殆ど抵抗できずに体内に侵入された ことは、亜衣にとって大きなショックだった。 (くやしい・・・。)  そう思った矢先、他戸皇子の中指が、亜衣の腸壁を隈なく擦り始める。腸壁からむず痒いような感覚が伝わっ てきて、亜衣の思考は停止し、思わず腰が反応して浮き上がった。 面白がった他戸皇子は、中指をゆっくりと 引き抜く。つぷっと言う音がして中指が引き抜かれた。他戸皇子の中指の先端と、亜衣の可愛らしい菊の花弁の 中心が、粘液で繋がっていた。指を引き抜いた他戸皇子は、近くで蠢いていた触手を掴むと、亜衣の菊の花弁に 近づけてゆく。 (このままでは・・・もたない・・・。)  亜衣は、怒りの雷神と化し荒れ狂う道真の霊に祈った。 (道真公・・・私たちを、お見捨てになるのですか・・・!?)  亜衣の祈りは、届かなかった。雷神は、荒れ狂うばかりで一向に止む気配が無い。悔しそうに亜衣が天井を見 上げたその時、他戸皇子の握った触手の先端が、亜衣の菊の花弁にあてがわれた。 「あっ!?」  気付いた亜衣が、慌てて避けようとするより速く、触手の先端が埋め込まれた。 「うぁ!?」  他戸皇子の指にほぐされた菊門は、粘液を潤滑油として先程の中指の数倍の太さの触手をヌルっと飲み込んで しまった。 「くううううぅ〜!!」 (こ、こんな感覚・・・。)  触手から送られてくる痛みとは異なる感覚に、亜衣は戸惑った。触手は、他戸皇子の手で亜衣の腸の突き当り まで押し込まれると、そこでウネウネと蠢き始めた。 「くっ、くうぅぅぅ〜〜!」  仲成と伊予親王の愛撫も相俟って、亜衣の忍耐も限界に近づいていた。 「お〜ほっほっほ。随分と気持ち良さそうじゃの?不浄の穴で感じる気分はどうじゃ?」  時平が、亜衣の苦悶する顔を覗き込む。その表情は、愉悦に満ちていた。亜衣は残された気力で、時平の顔を キッと睨み返す。 「誰が・・・か、感じてなどいるものか、寄るな、下種め!」  気丈な振る舞いだったが、それが逆に時平の嗜虐心に火をつけた。 (そうじゃ。やはり亜衣は、こうでなくてはつまらぬ。どこまで耐えるか見物じゃの・・・。)  時平の顔に、意地の悪い笑みが浮かんでいた。 「ほう、感じておらぬか?ならば、試してみようかの?」  そう言うと時平は、他戸皇子に代わって触手を握り、亜衣の耳元に口を近づけ囁いた。 「亜衣よ、良いことを教えてつかわそう。人はの、精神力で苦痛にはある程度耐えられるもの。じゃがの、快楽 に対してはそうはいかぬのじゃ。そなたがどこまで耐えられるか、楽しみよの。」  亜衣は無言で時平を睨みつける。それが、亜衣に残された唯一の抵抗手段であった。腸内を掻き回す触手の蠢 き、仲成と伊予親王からの愛撫に、歯を食いしばりながらも、時折びくりと反応する肢体が痛々しい。そんな亜 衣を愉快そうに眺めながら、時平は、蠢いている触手を引き抜き始めた。ズルズルと引き出される触手の感触に 「くぅ!?」  と、思わず亜衣が悲鳴をあげる。時平は、亜衣の菊門から抜けるか抜けないかの所で触手を止めた。 「はぁ、はぁ、はぁ、・・・?」  荒い息を吐いていた亜衣が、その不自然さに気付き戸惑う。その亜衣の表情を楽しげに見ていた時平は、いき なり、勢いをつけて触手を引き抜いた。 「うぁ!」  今までに無い感覚に、亜衣の声があがる。コポッと音がして亜衣の菊門から触手が顔を出した。時平は、時を 置かず、再び触手を亜衣の菊門に突き刺し、そしてまた一気に引き抜く。 「うぁっ・・・くううう、くぁ!ぐ、や、やめっ、うううう、うぁ!ぐううう!」  何度も何度も、勢い良く引き抜いては、また差し込み、また引き抜く。触手が分泌する粘液が、菊門の摩擦を 減らし、亜衣に痛みでは無い感覚を与えてくる。 「グブブッ、コポッ、グブブッ、コポッ、グブブッ、コポッ・・」  奇妙な音が内裏に響き、それに合わせて、亜衣の断末魔の呻きが聞こえる。既に何度繰り返されたのか、数え ることも出来ない。 (もう・・・。こんな・・・いや、だ、だめだ、ここで負けたら麻衣はどうなる!?)  残された精神力を振り絞って、亜衣は必死に意識を保とうとする。その間も股間は仲成の魔羅に擦り上げられ、 胸は伊予親王の手で揉みしだかれていた。つんと上を向いた乳首を捻り上げられ、乳房は、仲成の手の中で様々 な形に変化していた。亜衣の菊門を凌辱していた時平が、触手を引き抜く。 「くぅ!」  悲鳴にも似た喘ぎをあげた亜衣の顔に、時平は、引き抜いた触手を押し付けた。 「ほんに聞き応えのある鳴き声であったわ。どうじゃ?触手の味は?美味いであろう?」  胸を揉まれ続け、股間も弄られ続け、身体はびくりと反応し、荒い息を吐きながらも亜衣は、時平を睨み付けた。 「う、美味いわけ、くっ、な、ないじゃ、ない。っ、くだらない。馬鹿に、っ、するなっ」  所々、喘ぎながらも亜衣は、時平の淫らの気を跳ね返す。その精神力は、見事と言う他ない。だが時平にとっ ては、それもまた楽しみが先に延びただけのこと。 「気丈なことじゃ。しかしの、そなたの菊座は、そうは申しておらぬようじゃぞ。ほれ、ぱっくりと開いて、もっ と、もっととせがんでおるわ。ささ、御霊様方もご覧くだされ。見事に菊の花が満開でおじゃりまする。菊花見 じゃ、菊花見じゃ。」  時平に促され、三亡霊が亜衣の股間を覗き込む。絶え間ない愛撫で濡れ光った秘所の更に後ろにある菊の花弁は、 触手によって大きく口を広げられたまま、ヒクヒクと蠢いていた。 「はぁ、はぁ、や、やめろ。見るなぁ!」  亜衣は、恥ずかしさに目を閉じて叫んだ。その様が、益々時平を興奮させる。 「お〜ほっほっほ。気丈な事、気丈な事。まだまだ楽しませてくれるのか、ん?」 「うるさいっ!」  亜衣の闘志は、まだ衰えない。だが、明らかに亜衣の身体は変調をきたしていた。亜衣の腰は、亜衣の意志に 反して、もどかしさに震えていた。 「グウウウウウ!」  突如、仲成が立ち上がる。そそり立ったその股間は、亜衣の愛液と自らの分泌した粘液でドロドロになってい る。亜衣の気丈な態度と、ひくつく秘所のアンバランスさが、仲成をこれ以上無いほどに興奮させていた。 「くっ!」  その禍々しさに、亜衣の表情が強張る。亜衣に圧し掛かろうとする仲成に声をあげた。 「やめろっ!寄るなぁ!!」  すかさず、他戸皇子と伊予親王が両側から亜衣の両足を抱えあげて固定した。亜衣は、身動きもままならない まま、仲成の魔羅を秘所に押し付けられた。 「ううう〜〜〜〜!!」  せめてもの抵抗に必死に首を振る亜衣。だが無情にも、仲成の魔羅がぐいぐいと亜衣の秘所に押し込まれる。 「うぁ!くぅ!くっ!あぁ!」 「グウウ?」  仲成が怪訝そうな顔をした。その様子に気付いた時平が、亜衣の秘所を覗き込むと、仲成の魔羅は亜衣の秘所 に納まっておらず、何者かの力によって、寸前で遮られていた。 「・・・おのれ、またしてもあの護符か。毎度毎度、忌々しい。」  時平は、その原因が何かを瞬時に悟った。亜衣が予め膣内に忍ばせた梅の護符が、その神通力で仲成の侵入を 阻んでいたのだ。 「・・・こしゃくな。じゃが、何度も同じ手が通用するなどと思わぬがよいぞ、亜衣よ。天神の守護を失った、 天神子守衆の神通力など笑止じゃ。そなた等に助けなど来ぬ。いつまでもつか試してみるがよい。さあさ、仲成 様、躊躇うことは有りませぬ。思いっきり突き込んでくださりませ。」  時平に励まされ、仲成が挿入を再開する。 「うぅ、くぅ、はっ、あっ、くっ、うぅ!」  亜衣の秘所に、再び強烈な圧迫感が襲いかかった。護符の力によって挿入は妨げていても、膣に加えられる圧 力ばかりは、防ぐことが出来ない。それが、執拗な愛撫によって火照った身体には、苦痛以外の感覚として感じ られてしまう。 (だめだっ!こんな・・・もう・・・)  亜衣の表情から限界が近いことを感じ取った他戸皇子と伊予親王が、それぞれ亜衣の身体を弄り始めた。 「うあっ!?はっ、や、やめっ、くぅ!」  亜衣の息遣いが荒くなる。仲成の動きも他の二名の参戦で勢いを増し、亜衣の秘所を護る護符との鬩ぎ合いは、 佳境に差し掛かっていた。 「ぐっ、くっ、ふぁっ、くっ、うぅ!」 「グウウウウウウウ!!!」  遂に、仲成が渾身の力を込めて腰を突き入れた。それに対抗するように、護符もその力を強める。 「くぁ!?」  亜衣の股間で二つの巨大な力がぶつかり合い、そして弾けた。仲成の魔羅は、亜衣の膣内に入り込もうとして、 遂に果たせず、亜衣の秘所の上を滑って恥丘に飛び出し、堪え切れず溜まっていた精液を大量に放出した。放た れた精液は、異臭を伴って飛び散り、亜衣の可憐な顔や胸を汚した。  一方の梅の護符も、仲成の挿入阻止にその力の大半を費やし、もうこれ以上、水際で挿入を防ぐ事は、出来そ うに無かった。強力な矛と強力な盾の激突は、僅かに盾に軍配が上がったものの、盾もボロボロとなった。亜衣 の膣内の梅の護符は、何者かの意志が存在するかのように亜衣の膣内で位置を変え、残された僅かな力で亜衣の 子宮口の入り口に張り付いた。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。」  亜衣は、自身も限界寸前で持ちこたえた。一瞬、 (防ぎきれた・・・。)  という安堵感に包まれたが、両方の胸を揉み上げられる感覚で、再び絶望の淵へ引き戻される。 「お〜っほっほっほ。見事じゃ、亜衣。じゃが、最早ここまでじゃの?そなたがよがり狂う様が目に浮かぶぞ?」 (まだ・・・負けてない!負けるもんか!)  この事態に及んでも尚、亜衣はその両目に力を込めて時平を睨み返す。その眼光の気高さは、時平にゾクゾク とした快感を与えた。 「お〜っほっほっほ。」  時平の高笑いが響く。事実、時平は嬉しくて仕方が無い。やはり好敵手たるもの、こうでなくては!  時平は、悦に浸りながら触手を握って再び亜衣の菊門にあてがう。亜衣の菊の花弁は、閉じることを忘れたか のように、開いたままひくついている。両脇を拘束された亜衣は、眼光に力が残っていたものの、身体は既に限 界に近づき、ろくに抵抗出来ないまま、また触手に菊の花弁を散らされてしまった。 「くぅぅぅぅ・・・。」  触手を奥深く埋め込まれ、亜衣の口から喘ぎにも似た声が漏れる。 「よい鳴き声じゃ。浅ましくも、不浄の穴で感じておるのであろう?」  時平の嘲笑に亜衣は、必死に反論する。 「か、感じてなど・・・くっ、い、いない、うぅ、言ったはずだ!」 「お〜っほっほっほ。そのような悩ましい表情、悩ましい仕草。口でなんと吼えようとも否定出来るものではな いぞ?ほれ、身体は、びくり、びくりと跳ねておるではないか?」  勝手に反応する身体を持て余しながら、亜衣はかぶりを振る。 「う、うるさい。だまっ、くっ、黙れ!!」  涙目で睨み付ける亜衣の視線に益々愉悦を感じながら、時平は囁く。 「恥じることは無い。天が下々に遣わした物には、全て理由があるのじゃ。快楽もその一つ。のう、亜衣よ。お なごの出産行為には、苦痛が伴う。苦痛のみであったなら、みな子を成すか?成さぬであろう?故に、子を作る 行為には、快楽が伴うのじゃ。排泄もまた然り。そなたも排泄時、ほっとしたことは無いか?安堵のため息をつ いたことは無いか?有るであろう?排泄にも快楽が伴う。ならば、不浄の穴で感じたとて、恥じ入る事は無い。 認めてしまえ。そなたの身体は、実に素直に反応しておるぞ?」 「・・・黙れ、汚らわしい口を開くな!」  亜衣は、荒い息の下、弱々しくも毅然と、時平を拒絶した。 (なんと、まだ。ふふ、愉快、愉快じゃ。) 「お〜ほっほっほ。ならば、認めたくなるまで存分に味わうがよいぞ。遠慮はいらぬ。存分に羽衣の舞を舞って みせるがよい。」  そう言うと、時平は、触手をぐいぐいと動かし始めた。触手に抉られた菊の花弁に他戸皇子の舌が這う。右の 乳首には、伊予親王の舌が巻きつき、左胸は、伊予親王の手に弄ばれる。 「うあああぁぁぁぁ!!」  火照りの静まらぬ身体に追い討ちをかけられた亜衣の絶叫が響いた。 「お・・・お姉ちゃん・・・。」  麻衣は、時平らに嬲られる気丈な姉の姿を見て、心配そうな声をあげた。直後に自身の股間からの強烈な感覚 で、現実に引き戻される。麻衣が自身の股間に目を移すと、太腿と股間の間を早良親王の魔羅がズリュッ、ズリュッ と蠢いている。秘唇も陰核も、早良親王の魔羅から溢れ出る粘液によってドロドロに濡れ、麻衣に絶え間ない快 楽を与え続けていた。 (耐え切れない・・・。)  股間を擦り上げる早良親王の一突き一突きが、確実に麻衣の抵抗力を削り取っていく。 「うっ、うぁっ、はっ、あっ、くっ、あっ」  麻衣の喘ぎ声が、少しずつ大きくなっていく。逸勢と宮田麻呂に両側から敏感な胸を愛撫され、身体を捩るこ とも出来ない。早良親王も、ただ股間を擦り上げているわけでは無い。隙有らばと挿入を狙いつつ、時折麻衣の 秘唇目掛けて突き込んでくる。 「くぅ!」  そのたびに、快楽を伴った強烈な圧迫感が麻衣を襲うが、膣内に秘められた護符がその力をもって、挿入を妨 げていた。だが、この護符の耐久力は、使用者の耐久力に比例している。姉に比べて快楽への耐久力が劣る麻衣 の護符は、挿入を企図された回数が、亜衣よりもかなり少ないにも関わらず、既に多くのの力を消耗していた。 「はっ!?あっ、あっ、うっ、あぁ!!」  突如、早良親王の動きが速くなる。護符との鬩ぎ合いで生じた刺激が、早良親王の射精感を煽ったのだ。 「くぅっ、あっあっあっ、あっ、ぎぃ!」  早良親王の動きに、麻衣の呼吸も荒くなっていた。 「グウウウウウウウ!!」 「はぅ!?」  凄まじい勢いで突き上げられた早良親王の魔羅の先から精液が噴出した。 「っ、ぷぁ!」  精液は麻衣の上半身を汚し、麻衣は、口に入り込んできた精液を吐き出した。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」  荒い息を吐く麻衣の視界に、早良親王を押し退けて股間に迫る宮田麻呂の姿が映った。 「ひっ!」  麻衣には、一息つく暇さえ、与えられる事は無かった。 「うぅっ、くぅっ、んっ、んっ、ん・・・」  亜衣は、触手にその肢体を拘束され、無防備な秘所を晒したまま、三亡霊に美しい肢体を凌辱されていた。亜 衣の菊門には時平の操る触手が突き刺さり、その触手が腸内を突き上げる度に、美しく咲いた秘密の花弁が、く ちゅくちゅと蜜を滴らせながら蠢いている。 「くっ、あっ、くぅ、うぅ、ぐくっ」 (か、感じるもんかぁ!)  凌辱によって送り込まれる不当な快楽に、亜衣は必死に耐えている。気を許せば、悦びの声をあげてしまいそ うな身体を必死に押さえつけ、奥歯を噛み締めて声を押し殺してはいたが、潔癖な精神と若く健康な身体の鬩ぎ 合いは、既に限界を迎えようとしていた。目を閉じ、首を振って耐える亜衣の目の端から大粒の涙がこぼれる。 篝火の光を浴びて輝くその涙の美しさに、他戸皇子と伊予親王の欲望が張り裂けんばかりにそそり立った。 「お〜ほっほっほ。これはこれは御霊様方、お待たせして申し訳有りませぬ。ようやく亜衣の女陰の準備も整っ たようにおじゃりまする。ご覧下され。御霊様方を受け入れたくて後から後から蜜が溢れておりまする。ささ、 存分にご堪能くださりませ。」  淫らの司祭、時平が亡霊達を嗾ける。 「グウウウウウ!!」 「フオオオオオ!!」  他戸皇子と伊予親王が欲望の雄叫びをあげると、そそり立った醜悪な魔羅がぶるぶると震えた。亡霊達が我慢 の限界に達したと感じた時平は、亜衣の腸内を凌辱していた触手を引き抜いた。ゴポッと音がして触手の先端が 顔を見せると、続けて触手が放出した粘液が、ドロドロと流れ出してきた。 「ひくぅ!」  散々嬲られて過敏になった菊門を刺激されて、思わず亜衣は声をあげた。 「お〜っほっほっほ、お〜っほっほっほ。」  その声を聞いた時平は、満足気に笑う。これまで鬼獣淫界の前に立ちはだかってきた宿敵、天津姉妹の姉、亜衣。 不感症かと見紛うほど淫らの気に対して耐性を持つ亜衣の不浄の穴を、性感帯と言える程に開発してみせたのは、 他ならぬ時平であった。彼の功績は、鬼獣淫界にとっても大殊勲と言って良い。時平は悦に浸って、亜衣の形の 良い顎を摘み上げながら告げた。 「さぁ亜衣よ。いよいよ本番じゃ。そなたの女陰に溢れるほどの精液を注ぎ込んでくれるわ。存分に味わうが良いぞ。」 「くっ!」  亜衣は、精一杯の抵抗として、首を振って顎を摘む時平の指を振り解いた。 「お〜ほっほっほ!」  時平の高笑いと同時に、亜衣の身体を支えていた触手が外れる。亜衣は、肩から床に落下した。右肩を強打し た痛みが、全身を駆け巡る。 「うぅ!」  瞬間、痛みが亜衣の思考を支配するが、すぐに思考を切り替える。 (逃げなきゃ!)  亜衣は、その場を逃れて態勢を立て直そうとしたが、両手足に巻きついた触手は外れていなかった。 「くっ!」  亜衣は、手足を拘束する触手を振り解こうともがくが、触手は亜衣の細い手首足首にがっちりと絡み付いて離 れない。そうこうしている内に、仲成と伊予親王が亜衣の両肩を押さえ込んだ。 「くそ、放せ!」  うつ伏せの状態で上半身を押さえつけられた亜衣の背後に他戸皇子が回り込む。他戸皇子は、亜衣の腰を両腕 で掴むと、腐りかけの身体からは想像できない程の力で、亜衣の腰を引き寄せた。 「うぁ!?」  亜衣は、他戸皇子に向かって股間を突き出す格好で拘束された。凌辱によってぽっかりと開いてしまった菊門 と、濡れ光ってしまっている秘所を晒され、亜衣は悔しさの余り唇を噛む。亜衣の秘所に魅せられ、益々猛り狂っ た他戸皇子が、異臭を放つ魔羅を亜衣の秘唇にあてがい、くちゅくちゅと入り口を擦る。 「くぅ、や、やめろ!触るなぁ!」  亜衣の抵抗もがっちりと上半身を抑えられていては、ほとんど効果が無かった。そして遂に他戸皇子が魔羅を 亜衣の秘唇の中心目掛けて突き入れて来た。ぐちゅっと言う音を残して亀頭が亜衣の膣へ進入を始める。 「あっ、くっ、やめっ、放せぇ。」  亜衣の膣への進入を、水際で防いできた護符は、既にその力の過半を使い果たし、最後の砦として子宮口のみ を護っている。もう、亜衣の秘唇は、完全に無防備だった。他戸皇子が、亜衣の子宮目掛けて体重をかけていく。 ゆっくり、ゆっくりと、亜衣の膣の中へ他戸皇子の魔羅が埋まって行った。 「うぅぅぅぅ!」  亜衣の悔しげな呻き声があがる。何より悔しいのは、このゆっくりとした挿入に快感を感じてしまった事。亜 衣にとってこれ以上の屈辱は無い。 「あぁ、うっ、くっ、あっ!うぅ〜!」  亜衣の悲鳴にも似た声を聞きながら、なおゆっくりと他戸皇子は、魔羅を埋めていく。そしてとうとう魔羅の 先端が、子宮口を護る梅の護符に到達した。護符越しに亜衣の子宮が他戸皇子の魔羅の感触を感じてしまう。 「うくっ、うぅぅぅぅ〜〜!」  触手のように蠢く魔羅が、亜衣の膣内を隈なく刺激し、亜衣に、強烈な快感と嫌悪感を送り込んできた。亜衣 は、歯を食いしばって快楽に流されないよう必死に耐える。魔羅を膣奥まで差し込んで、暫く亜衣の瑞々しい膣 の感触を堪能していた他戸皇子が、おもむろに魔羅の抽送を始める。亜衣の膣からあふれ出した愛液と他戸皇子 の魔羅から分泌される粘液が交じり合って、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を響かせた。 「ぐっ、うぅ、くっ、あっ、あっ、あっ」  上半身を押さえつけられた亜衣の口からくぐもった喘ぎ声が漏れる。 「うぁ、くぅ、ぐっ、くっ、くぅ!」  他戸皇子は、亜衣の腰を両手でがっちりと掴んで抽送を繰り返した。引き出された魔羅は、愛液によってヌラ ヌラと光っている。亜衣が、感じてしまっているのは、それを見た者にとって一目瞭然だった。仲成と伊予親王 も、両側から亜衣の身体を弄ぶ。亜衣の耳、首筋、胸、脇腹が凌辱にさらされて亜衣は、悔し涙を流した。 「グウウウウウウ!」  突然、魔羅を興奮で逆立てた伊予親王が、呻き声をあげて他戸皇子を見る。伊予親王の視線に気付いた他戸皇 子が、いきなり亜衣の膣を激しく突き上げ始めた。 「えっ!?あ!あ!あ!あ!あぁ!!」  護符で保護された子宮口に強烈な刺激を連続で与えられ、亜衣が絶叫する。その最中、他戸皇子が、両手を離 して腰の力だけで、勢い良く魔羅を突き入れた。反動で、ヌメリを帯びた魔羅が引き抜かれ、亜衣は、絶叫を放っ て床に倒れた。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」  亜衣は、強烈な刺激に身体が痺れて足を閉じることも、起き上がって逃げる事も出来ない。そんな亜衣を、仲 成と伊予親王が力ずくで引き起こした。 「・・・え?」  引き起こされた亜衣の目に、床に寝転がった他戸皇子の、そそり立った魔羅が飛び込んできた。ヌラヌラと亜 衣の愛液によって光るそれを見て、亜衣は嫌悪感に包まれた。 「くぅ・・・。」  唇を噛み、目を背ける。すると、仲成と伊予親王が、亜衣の両脇の下に身体を割り込ませてきた。亜衣の両腕 をそれぞれの肩にかけ、両膝を抱えて亜衣を持ち上げる。亜衣は、空中で愛液まみれの秘所を晒したまま他戸皇 子の身体の上に連れて行かれた。 「や、やめろ!放せ!やめろぉ!!」  亜衣の気持ちなど知らぬ顔で、仲成と伊予親王がゆっくりと亜衣の身体を、他戸皇子の魔羅の上に降ろしていく。 「くっ、やめろっ!このっ、どけ!」  亜衣は必死に暴れるが、元々力の入る態勢では無い。そして遂に他戸皇子の魔羅の先端が、亜衣の秘唇に触れた。 「やめっ!」  亜衣が言いかけた瞬間、他戸皇子が腰を突き上げた。 「ひぎっ!」  ぐちゅっと言う音と共に、他戸皇子の魔羅が、亜衣の膣に差し込まれた。亜衣が悲鳴をあげると、今度は仲成 と伊予親王が、亜衣の身体から手を放す。 「うああああ!!」  亜衣は、自らの体重で、他戸皇子の魔羅を根元まで咥え込んでしまった。 「くぅうわぁ!」  首を振って亜衣は絶叫する。これまで受けてきた鬼獣淫界の数々の責めが、子供騙しに思えるほど、今回の責 めは凄まじい。 「うああぁぁ、やめろ、やめろぉ!」  絶叫する亜衣を見て、時平が会心の笑みを浮かべながら嘲笑う。 「どうじゃ、亜衣。感じるか?感じているのであろう?」 「だ、誰が感じて、なんか・・・ひぃ!?」  他戸皇子の突然の突き上げに、亜衣の言葉が途切れる。すかさず仲成と伊予親王が、亜衣の両腕を掴んで、何 度も何度も、亜衣の身体を持ち上げては、他戸皇子の腰の上へと落とした。 「あっ、うぁっ、あっ、くっ、うぅ、あ!」  亜衣は、堪え切れず喘ぎ声をあげてしまう。望んでもいない快感が、秘所から全身を駆け巡っていた。  何度目かのこと、仲成と伊予親王が手を放し、亜衣の身体が他戸皇子の身体に沈み込んだ瞬間、他戸皇子が、 思い切り腰を突き上げた。 「うああああああ!!」  護符越しとはいえ、強烈な衝撃が子宮口を襲い、亜衣は、絶叫を放って他戸皇子の身体の上に倒れこんだ。他 戸皇子は、そのまま亜衣を羽交い絞めにすると、更に腰を突き上げ続けた。 「うあっ、やっ、あっ、あっ、あっ!!」  思わず亜衣の腰が浮き、背後にいた伊予親王に向かって、菊門を晒す格好になった。触手によって何度も凌辱 され、満開となってしまった亜衣の菊の花弁に、伊予親王の舌や指が、何度も何度も突き入れられる。 「くぅ!や、やめろ、汚らわしい!」  弱々しく悲鳴をあげる亜衣を、更なる凌辱が襲う。指で亜衣の菊の花弁を弄んでいた伊予親王が、その肥大し た魔羅を、亜衣の菊の花弁にあてがったのだ。 「う、うそ?ちょ、む、無理!やめっ!」  亜衣の制止も聞かず、伊予親王は、ゆっくりと菊の花弁の中心へ、魔羅を埋め込んでいく。激痛を予想して身 構える亜衣は、予想に反してゾクゾクとした快感が背筋に走り、堪え切れず絶叫した。 「あああああああぁぁぁぁぁぁ!!」  仰け反って絶叫した亜衣の口に、萎えていた仲成の魔羅が突き込まれる。 「んぐぅううう!!」  亜衣の股間で、薄い肉壁越しに二本の魔羅が擦れ合う。ゴリゴリとした感触が、亜衣の背骨に響いた。 「んぅ!うぅ!ん!んん!ん〜〜〜!」  体中の穴と言う穴を蹂躙され、敏感な胸を揉みしだかれる。亜衣は、意識が飛びそうになるのを感じた。ごつ ごつとした二本の魔羅が、交互に亜衣の股間を抉って来る。苦痛とも快楽とも言える感覚が、亜衣の身体を駆け 巡った。 「んん!ん!ぐぅ!んん!あがぁ!!」  他戸皇子の魔羅が、亜衣の子宮口を突き上げる。子宮口を護る護符の力と、他戸の魔羅の力がぶつかり合って、 亜衣の膣奥で弾けた。反動で、亜衣の膣壁が絞まる。絞めあげられた他戸皇子の魔羅が、耐え切れず精液を放出 した。精液を吐き出すビクビクとした振動が、腸壁を抉る伊予親王に伝わり、連鎖的に伊予親王も射精した。大 量の精液を体内に吐き出された亜衣は、思わず仲成の魔羅を思い切り噛んだ。だが、凄まじい弾力を持つ仲成の 魔羅は、亜衣の歯を受け止めて、代わりに亜衣の喉に大量の精液を吐き出した。 「ぐぅううう!!」  亜衣は、吐き出す事も出来ず、生臭い精液を飲み下していく。絶望の宴は、まだ始まったばかりだった。  一方の麻衣にも危機が迫っている。早良親王を押し退けて圧し掛かってきた宮田麻呂の魔羅が、麻衣の花弁に 押し当てられる。 「いやあぁぁぁぁ!!」  麻衣は必死に抗うが、既に組み敷かれてしまっては、単純に膂力で勝負が決まってしまう。麻衣は、腰を引く ことも出来ず、宮田麻呂の節くれだった魔羅が、ぐぶぐぶと自分の花弁に押し込まれる様を見届ける事しか出来 なかった。  本来、挿入を水際で防ぐための護符は、早良親王を防ぎきった時点で過半の力を喪失しており、最早、強力な 盾では無くなっていた。強力な矛と、普通の盾が戦えば、結果は自ずと明らかだ。紅梅の護符は、最悪の事態を 回避するため、意志を持つ者の如く、水際阻止を諦め子宮口の防衛に回っていた。遮る物の無い膣道を、宮田麻 呂の魔羅がぐぶぐぶと奥へ進んで行く。 「うああぁぁぁぁ!!」  ごつごつした宮田麻呂の魔羅が膣壁を擦るたびに、堪えきれない程の快楽が押し寄せてくる。 「くぅ!あっ、やっ、いやっ、あっあぁ!」  麻衣の口から、切ない喘ぎ声がもれた。宮田麻呂は、魔羅に体重をかけて、麻衣の膣の奥深く隠された子宮口 を目指して突き込んでくる。子宮口を護る護符が強張り、進入しようとする魔羅を押し返した。だが、止む事の 無い強力な抽送に、麻衣の膣は蜜で溢れ、子宮口を護る護符が、麻衣自身の愛液で剥がれそうになっていた。 「あっ、はぁっ、うぅっ、くっ、あぁ!!」  麻衣の喘ぎ声が大きくなる。今や麻衣は、宮田麻呂の激しい突き上げに、苦痛よりも快感を感じていた。それが、 麻衣には悲しい。また、亜衣に心配をかけてしまう・・・。麻衣の意識が一瞬離れた隙に、逸勢が麻衣の胸の上 に跨ってきた。 「はぁっ、あぁっ、え?えぇ!?」  驚く麻衣を尻目に、逸勢は、麻衣の胸を左右から圧迫し、その間に自分の魔羅を挟み込んでしごき始めた。 「う、うそ?や、やめて、いやぁ!」  目の前に醜悪な魔羅を突きつけられて、首を振って嫌がる麻衣に構わず、逸勢は魔羅を胸でしごき続けた。逸 勢の魔羅から分泌される粘液で、麻衣の両胸はどろどろになり、そのニュルニュルとした胸の感触が、逸勢を喜 ばせた。 「グオオオオオオ!!」 「いやぁ!!」  逸勢の歓喜の雄叫びと、麻衣の絶叫が響き渡る。麻衣の口が開いた隙に、逸勢はすかさず魔羅を突き込んだ。 「んんん!?」  戸惑う麻衣の口内に、逸勢は、異臭を放つ白濁液を撒き散らす。 「んん〜〜〜〜〜!!!」  息苦しさから吐き出そうとする麻衣だが、逸勢の手で頭をがっちりと掴まれて、吐き出す事が出来ない。やむ を得ず、麻衣は、逸勢の精液を飲み込んだ。 「んぐっ、んぐっ、ん?んん!?」  麻衣の意識が下半身を離れた隙に、宮田麻呂の強烈な突き上げが子宮口を襲った。護符ごと子宮を突き破るか の様な勢いに、紅梅の護符が必死の抵抗をみせる。 「あっ、あっ、うっ、あぁ!ひぁ!!」  宮田麻呂の魔羅が麻衣の膣を隈なく刺激し、麻衣は、声をあげてしまった。望まない快感に麻衣の膣が反応し、 魔羅を締め上げる様に収縮する。強烈な刺激が宮田麻呂の魔羅を襲い、宮田麻呂は、ありったけの精液を放出し た。紅梅の護符が、宮田麻呂の精液を押し戻す。行き場を失った大量の精液が、宮田麻呂が魔羅を引き抜くと同 時に膣からこぼれ出した。 「ああぁぁぁぁぁ・・・。」  引き抜かれる魔羅の感触すら、今の麻衣には快感に感じられてしまう。 (ダメ・・・感じちゃダメ・・・ここで堕ちたらお姉ちゃんが・・・)  必死に意識を繋ぎとめる麻衣への凌辱は、まだ終わってはいない。宮田麻呂の魔羅は、激しい射精で萎えてし まったが、護符に接触していない逸勢の魔羅は、隆々とそそり立っている。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。」  麻衣は必死に呼吸を整える。だが逸勢は、麻衣の体力の回復を待ってくれなかった。力無く開かれた麻衣の股 間にもぐり込んだ逸勢は、宮田麻呂の精液がゴポゴポと流れ出している麻衣の膣にズブズブと魔羅を沈めて行っ た。 「うあああぁあっ!?」  麻衣の愛液と、宮田麻呂の放出した精液が潤滑油となって、逸勢の巨大な魔羅が抵抗なく膣奥へ埋め込まれて いく。 「ううぅぅぅぅぅ!!」  こみ上げてくる快感を麻衣は、首を振って必死に否定した。だが、巨大な魔羅が麻衣の膣壁を抉るたびに、意 に反して身体がビクビクと反応してしまう。 「うぁっ、あぁっ、うぅ、やっ、いやぁ!」  逸勢は、小刻みに腰を突き込んで来るかと思えば、 「はうぅぅぅぅぅ・・・・あんっ!」  膣から抜けるギリギリまで引き抜いて、一気に膣奥まで突き込んだりと挿入に変化をつけてくる。逸勢の変化 に富んだ挿入は、麻衣の膣だけで無く、心まで抉っていった。  膣奥まで突き込んだ逸勢は、今度は全体重をかけて、護符を突き破るべく魔羅を突き入れる。 「あぁっ、ひっ、いぃっ、くぅっ、わぁ!」  護符越しに子宮口を突き上げられた麻衣の身体が、ビクビクと跳ねる。 (だ、だめっ、だめぇ!!)  麻衣の身体が反応する間隔が、短くなる。麻衣は、確実に絶頂に近づいていた。逸勢の魔羅は、的確に麻衣の 性感帯を刺激し、一突き毎に護符の力が弱まっていった。限界が近づいた護符が、最後の力で防戦に出た。護符 の力が弾けると同時に、麻衣の膣壁が魔羅を締め上げて、逸勢は堪え切れず射精した。 「ひああぁぁぁぁぁぁ!!」  びゅくびゅくと精液を放つ魔羅の動きに連動して、麻衣の身体が大きく跳ねた。精液を出し終えた逸勢が魔羅 を引き抜くと、全ての力を使い果たした紅梅の護符が、最後の務めと言わんばかりに、逸勢の精液を伴って、膣 から溢れ出た。 「あっ・・・あぁっ・・・はぁ・・・」  最後の逸勢の射精の衝撃で、とうとう麻衣は達してしまっていた。顔と股間を精液まみれにされたまま、びく んびくんと身体が痙攣している。麻衣は、そのまま意識を失った。 「んん!ん!ぐぅ!ん!んん!ん〜〜〜!」  亜衣は、変わらず三つの穴を三人の亡霊達に犯されていた。先に大量に射精した三亡霊だったが、萎えること なく、亜衣の身体を凌辱している。  強い力は、必ず、強力な反作用を生む。亜衣が不屈の精神力で抗えば抗うほど、亡霊達の魔羅は滾り、より強 い凌辱を生んだ。 「うぅ!ん!んん!はっ!んぶぅ!!」  亜衣の膣を犯す他戸皇子の魔羅と、腸を抉る伊予親王の魔羅が、薄い肉壁を挟んでゴリゴリと絡み合う。その 度に形容しがたい快感が亜衣を襲って、亜衣の身体が他戸皇子の腰の上で踊り、仲成の魔羅が亜衣の喉を突く。 息苦しさと悔しさで、亜衣の目から涙がこぼれた。 (くぅ・・・耐えてよ、私の身体!ここで負けたら、麻衣はどうなるの?道真公は!?道真公を・・・天神様を 怨霊にしてしまっていいの?耐えて!!)  亜衣が耐えようとすればするほど、逆に亜衣の身体は高揚し、より敏感になっていく。そのジレンマが、何よ り亜衣を苦しめた。 「んぅ!?」  他戸皇子と伊予親王の魔羅が、同時に股間を突き上げる。その瞬間、亜衣の脳裏に火花が散った。 (いけない!!)  咄嗟に亜衣は、自分の身体が限界に近づいている事を悟った。突き上げられる度に飛ぶ火花の大きさが、一突 き毎に大きくなる。膣壁と腸壁を満遍なく刺激され、甘美な感覚が背筋を登ってくる。それを否定しよう首を振 れば、亜衣の口内で仲成の魔羅が暴れるのだった。 「ううっ!くぅ!んんっ、ん、ん〜〜!!」  亜衣の形の良い胸は、下から他戸皇子に揉みあげられ、背後から菊座を抉る伊予親王の右手が、亜衣の陰核を 捏ね繰り回す。その度に、身体が跳ね上がるほどの刺激が、亜衣を襲った。思考が途絶える。亜衣の若く瑞々し い体が紅く高揚し、突き上げられる度に躍り上がった。そして・・・。 「んん!ん?んん!?んんん〜〜〜〜!!」  他戸皇子と伊予親王に、同時に股間を突き上げられた瞬間、耐えに耐えた亜衣の意識が、遂に弾けた。膣壁と 腸壁が収縮し、締め上げられた二本の魔羅が、大量の精液を吐き出す。精液が飛び散る度に、亜衣の身体が跳ね 上げられ、亜衣の喉に当たった仲成の魔羅が、亜衣の口内に精液を放った。 「んぶっ、ごぱぁ、ぷぁ、あぁ・・・。」  仲成の魔羅と精液を吐き出した亜衣が、力なく他戸皇子の上に倒れこむ。亜衣の股間から、ニ本の魔羅が次々 と引き抜かれた。力なく床に転がされた亜衣の秘所と菊座から、ゴポゴポと音を立てて、異臭を放つ大量の精液 がこぼれ落ちる。亜衣の護符は、最後の最後まで持ち堪え、子宮口を護り抜いていた。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。」  亜衣は、荒い息を吐き仰向けに床に横たわる。その半ば放心状態の亜衣の傍へ、麻衣が放り出された。麻衣の 太腿は、秘所からこぼれた白濁液で無残に汚れている。 「お、お姉ちゃん・・・。」 うつ伏せになった麻衣が、亜衣に弱々しく手を伸ばす。 「ま、麻衣・・・。」 亜衣は、麻衣の手を握り返した。 「お〜ほっほっほ。げに美しき姉妹愛よ。お〜ほっほっほ。」 時平の高笑いがこだまする中、意を決した清明と安行が御所を飛び立つ。 「亜衣、麻衣ごめん。今は助ける事が出来ない。でも、必ず残り二つの神器を揃えて戻ってくる。だから・・・ それまで・・・。」  あれ程の凌辱を見せつけられた清明には、天津姉妹に向かって、「耐えてくれ」という言葉は口に出来なかっ た。清明は、断腸の思いで、雷鳴鳴り止まぬ空へ舞い上がって行った。


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