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淫獣聖戦DNA 下巻
蘇る幻舟、乙女の舞
幻の淫獣聖戦続編



(C)KADOKAWA PICTURES,INC.
タイトル 二次元EXノベルズ2
淫獣聖戦DNA 上・淫界転生の巻
小説都王子
カバーイラストりんしん
挿絵TANA
発行キルタイムコミュニケーション
ISBNコード4-86032-159-6 C0293
価格935円(税込)
発売日2005年3月28日

目次
序章

縁日で賑わう亀戸天満宮の参道に、美しい双子の姉妹の姿があった。
先輩の亀田依子による巫女舞いを見学した姉妹を、地底深い闇の鬼獣淫界から仰ぎ見る鬼夜叉童子。
亜衣と麻衣のスカートの中を眺める視線に淫力を込め、下着を透かそうとする・・・。
006ページ
第一章  犯された、聖廟

鬼麿が原因不明の病にかかり、幻舟の霊から鬼獣淫界が動き出したことを知った姉妹は全国の天神子守衆を招集させる。
その後、姉妹を亀戸天満宮に呼び出した依子は邪鬼に陵辱されていた。
羽衣変身して邪鬼を撃退した姉妹は依子から天国の宝剣を受け取り、変身を解いて制服姿に戻る。
去ろうとする姉妹の羽衣リボンを生き残りの邪鬼が奪い取り、甦る無数の邪鬼達が姉妹に襲い掛かる。
015ページ
第二章  東風吹かば 匂いおこせよ梅の花

京都へとやって来た姉妹は蘭子の案内で天神子守衆が集まる北野天満宮に向う。
その夜、尋常ではない程に満開になる梅林の倒れた老木の穴には闇が広がり邪鬼達が這い出そうとしていた。
突如現れ老木の根に引っかかった梅子を亜衣が救出するが、梅子が足を滑らし宙吊りになると、
闇の穴に結界を張っていた麻衣に隠れていた邪鬼が襲い掛かり、梅子を支える亜衣にも邪鬼が殺到する。
031ページ
第三章  あやかしの時空

激震する北野天満宮の大地の亀裂から伸び出る半透明の触手に跨る亜衣が揺らされる。
麻衣が手にした飛び梅の枝と亜衣が持つ宝剣で羽衣変身した姉妹は、触手の根元に雷の舞いを放つと、時空が歪み、
姉妹の変身が解かれ、辺りは枯れ野原となっていた。北野天満宮も消え千年以上も昔に逆行したと悟る亜衣は、拠り所となる
天神様を辿り、太宰府を目指そうとするが移動手段も無く途方に暮れていると、晴明と名乗る少年が姉妹の前に現れる。
056ページ
第四章  鬼夜叉童子の淫計

地下の魔界では、拉致された依子や蘭子、天神子守衆の乙女達が理性と純潔を失い鬼夜叉童子の触手で淫らに乱れていた。
姉妹への復讐に煮えたぎる鬼夜叉童子は自らの分身である時平を召喚し、亜衣と麻衣の元へ送り込む。
一方、晴明の式神で難波津の漁村へとやってきた姉妹達は、左遷された菅原道真一行と遭遇し、隠れて同行することとなる。
078ページ
第五章  淫風吹きすさぶ嘆きの道

魔界から放たれた時平の魂魄は、権力を握る藤原時平と接触する。
法王が道真を呼び戻すと不安に煽られた時平は、法王を取り込んでいた妹の隠子と会い、二人は欲望のまま交わる。
魂魄に淫力を注がれる時平は淫乱に支配され隠子を失神させると、魂魄は時平と同化し肉体を獲得し、
陽成を引き連れ、道真一行に追い討ちをかけるべく難波津を目指そうとする。
103ページ
第六章  瀬戸内海の攻防

都を偵察していた式神が時平に傷つけられ昏睡状態の晴明は梅子に介抱され、意識を取り戻す。晴明から都での
時平の一部始終を聞かされた姉妹は、道真が殺されれば天神様になれず、天神子守衆の存在が否定されることを悟る。
淡路島を目指す船に乗る道真の命を上空から時平が狙い、式神の大鷲に乗る亜衣が阻む。
宝剣で斬りかかる亜衣の手首が時平に受け止められると亜衣は身体を引寄せられ、時平が卑猥に迫って来る。
軍船から陽成が放つ矢を払い捨てる麻衣は、亜衣の様子が気になっていた。
133ページ
第七章  菅原道真の祟り

太宰府に辿り着いた道真一行と姉妹達。梅子は小梅となり先祖返りを果たし、安行に全てを打ち明ける。
羽衣の弓が都にあると話す安行は、小梅に求愛し二人は惹かれあう。
道真が亡くなり、姉妹達がやってきた都は道真の祟りにより地獄と化していた。
姉妹の時の流れが加速し、鬼獣淫界に時空を破られ淫乱の都となりかねない状況に、
亜衣と麻衣は時空を操る時平の魂魄を討つべく、御所へと討って出る。
165ページ
第八章  輪姦! 十二単衣

事態は時平は画策通りに動き、宮中を淫乱漬けにし淫らのフィールドで姉妹を迎え討とうとしていた。
姉妹は御所に入る為、藤原家を祀る春日大社に立ち寄り敵の水で身を清める。
羽衣天女の亜衣と麻衣が御所に現れ、時平に斬りかかるが、時平の発するもやに包まれる姉妹は金縛りにあう。
姉妹の目の前にいた時平が道真の祟りの落雷に遭い焼死すると、その衝撃波で全身を強く打ち付けた姉妹も
起き上がれない程のダメージを負う。肉体が消滅した時平の魂魄が道真の霊を悪霊へと煽る立て、なすすべもなく動けずにいる
姉妹は触手に捕らわれ、時平に嬲られる。時平は亡霊達の怨みを晴らす貢ぎ物の姫として姉妹を捧げ輪姦そうとしていた、
群がる邪鬼に亜衣と麻衣は十二単衣に着飾られ、御所へと押し寄せる亡霊達が、姉姫の亜衣と妹姫の麻衣に襲い掛かる。
181ページ


天神子守衆
天津 亜衣(あまつ あい)

幻舟が亡くなり、天津流巫女舞い宗家の当主を引き継いだ亜衣。
鋭い洞察力と冷静沈着な面があった亜衣は、
鬼獣淫界復活の兆しに、当主としての指導力も発揮する。
淫らの屈辱に耐えながら激しく抵抗をみせ、そんな中でも
妹の麻衣を思うとこなど、以前の亜衣と全く変わっていない。
天津 麻衣(あまつ まい)

亜衣が当主になったが、麻衣との二人三脚なのは変わっていない。
以前にも増して子供っぽい面をみせる麻衣は、可愛さが増している。
淫らに敏感で流され易いところも、そのままである。
誰にでも人当たりよい麻衣が、仲間となる清明と初対面から相性の悪さをみせるのが、以前には無い麻衣が描かれていて意外性もあり面白い。
安倍 晴明(あべの せいめい)

大陰陽師の安倍晴明のDNAを持つ子孫と思われる少年。
11、12歳の清明は、性に関して好奇心旺盛で式紙を使い覗き魔を繰り返しエロの知識に長けている。
予知的なもので天津姉妹の存在を知り、憧れる姉妹に関するデータや覗きをする内に益々姉妹への思いを募らせる。
時空を超え途方にくれていた姉妹の前に現れた清明は、式紙を使う能力は本物であり、
念願だった姉妹どんぶりでやらせてくれることを条件に、姉妹の味方となりと共に旅をすることとなる。
清明を疑ってかかる麻衣と非常に相性が悪く、陰湿なエロいイタズラをしてくる清明に、姉妹は手を焼くこととなる。
頓宮 梅子(とんぐう うめこ)

天神学園・福岡校の天神子守衆。
なぜか太宰府天満宮から飛び梅のような力で瞬間移動した梅子は、
北野天満宮に現れるが、そこは鬼獣淫界が侵食した場であった。
そんな中で亜衣の必死の助けによって救出された梅子は、
姉妹と共に時空を超え旅することとなる…。
亀田 依子(かめだ よりこ)

天津姉妹の通う天神学園・東京本校の生徒会長にして、亀戸天満宮の宮司の娘。
姉妹が見守る中で巫女舞いを舞う依子は、姉妹にとって天神学園の中で唯一頼れる先輩といった感じの存在であったが、
争いの中で、鬼獣淫界へと連れて行かれ淫らの虜にされてしまう。
北野 笙子(きたの しょうこ)

天津屋敷に仕える天津流巫女舞いの弟子達、その巫女頭の笙子。
鬼獣淫界復活の兆しに、当主である亜衣の指示で、
全国に散らばる天神子守衆に至急連絡を取り集めるように言われ、
姉妹のいない天津屋敷の留守を預かることとなる。
北野 蘭子(きたの らんこ)

天神学園・京都校の二年生で、天津屋敷に仕える北野笙子の姪にあたる。
天津姉妹が幼い頃からの親しい仲で、京都に着いた姉妹を出迎え、
天神子守衆の裏サミットの行われる北野天満宮へ案内する。
恵那(めぐな)

天神学園・福岡校の天神子守衆のひとり、難波 恵(なにわ めぐみ)の先祖と思われる少女。
左遷された道真一行を出迎える人々の中にいた天神子守衆の恵那は、道真をお守りする為に旅に加わる。
天神子守衆としての潜在能力から、見えないはずの清明の式紙に気づくなど、姉妹達と道真一行の橋渡し役になれる存在となる。
菅原 道真(すがわらの みちざね)

平安時代へと飛ばされた姉妹は、天神様であり、天神子守衆が存在する理由でもある道真に近づくこととなる。
既に左遷された道真は、行く先々で人々から慕われその優しさに涙するが、その反面左遷へと陥れた時平に憤慨する…。
味酒 安行(うまさけ やすゆき)

道真に仕えの旅の共をする好青年。
時平の追っ手から道真を体を張って守り。
姉妹との橋渡しとして近づく小梅と親しくなり、恋い焦がれるようになる。
鬼麿(おにまろ)

突如、原因不明の病にかかった鬼麿が苦しむ。
その病が鬼獣淫界が関係していることは明白であり、
姉妹は天津屋敷に鬼麿を残し、行動することとなった。
木偶の坊(でくのぼう)

苦しむ鬼麿のそばで木偶の坊は、鬼麿を見守り、
姉妹が留守にする天津屋敷に残ることとなる。
天津 幻舟(あまつ げんしゅう)

亡き幻舟は霊魂となり、祭壇に祈る姉妹の前に現れ、助言する。

鬼獣淫界
鬼夜叉童子(おにやしゃどうじ)

羽衣姉妹の光の舞いによって、封印の岩盤の中にいる鬼夜叉童子。
だが、淫らの力によってその封印は徐々に消え始める…。
眼球だけの鋭い視線で麻衣の股間を濡らさせてしまうなど、
その力は以前にも増しているようで計り知れない。
邪鬼(じゃき)

復活の兆をみせる鬼獣淫界が現世に送り込んでくる邪鬼。
大勢湧いてくる邪鬼は脅威であり、ずる賢さも付いた邪鬼に不意を付かれた姉妹は危機に陥ってしまう。
時平の魂魄(ときひらのこんぱく)

鬼夜叉童子に呼び寄せられた時平の魂魄は、
実態のない霊魂である。
鬼夜叉童子の野望である邪淫転生を成すことと、
憎き羽衣姉妹を陵辱地獄へと陥れるよう命を受ける。
卑劣な時平は淫らな力を増しており、苦戦する羽衣姉妹を、
その知謀で、淫らな陵辱へと陥れてゆく。
藤原 時平(ふじわらの ときひら)

平安時代に存在する藤原時平は、鬼獣淫界の時平と違い
邪悪さを持ってないものの、卑猥で淫らが好きなのは同様である。
だが、鬼獣淫界からやってきた時平の魂魄が、時平に近づき、
良いようにたぶらかされてしまう。
陽成(ようぜい)

陽成は残忍で非道な振る舞いから天皇の座を降ろされ、
人々から物狂帝と恐れられていた。
時平の誘いに乗り、道真に止めを刺す追っ手として加わり、
姉妹達のいる道真一行に、船で急襲する。
三兄弟

生身の時平の息子、長男・保忠(18歳)、次男・顕忠、三男・敦忠の三兄弟。
年齢からも性に興味を持ち、父親譲りの淫らな様をみせる。
亡霊

平安朝へ恨みながら無念の死を遂げた亡霊。
実態はあるものの体などは腐り溶けているゾンビである。
囚われの身となり艶やかに着飾られた二人の姫が
生贄として祭られいてる御所へと亡霊達が押し寄せる。
背中に母を貼り付ける伊予親王(いよ しんのう)、藤原 仲成(ふじわらの なかなり)、他戸皇子(おさべのみこ)が姉姫に纏わり付き、
羽衣姉妹に撃退されて復讐に燃える早良親王(さわら しんのう)、
橘 逸勢(はちばなの はやなり)、文屋宮田麻呂(ふみやの みやたまろ)が妹姫に襲い掛かる。

【羽衣姉妹掲示板での感想まとめ】

上巻は「十二単衣を着せられた亜衣と麻衣が平安怨霊に輪姦され三穴責めまでされてる」ことに尽きるようです。
上巻を皆さんアニメ化してほしいと言われてるのが印象的でした。

【皆さんからの主な感想】
・最後の章にもっと姉妹の喘ぎや心理描写が有れば、背徳感や屈辱感がより伝わって盛り上がったかと
・挿絵は違和感があるけど、エロさではすごくいい
・時代背景や亡霊の説明が長ったらしく感じたりもしました
・アニメでないのが残念でなりません。

蒼紅(管理人)の感想

【発売前】
第一報は2004年12月の二次元ドリームマガジンに掲載された「今冬予定 淫獣聖戦(仮)」という情報でした。
当時は私もHPの活動が休止状態で、復活もあきらめかけていたかもしれません。正直、今更という感がありました。
思えば、1997年の淫獣聖戦XX終了後、2000年のファンの部屋HP開設、新世紀淫魔聖伝発売前と、
淫獣聖戦ファンは何度となく復活を強く望んでいた時期があったと思います。
なぜ今のタイミングで新作なのか?というのがありました。
年が明け、TANAさんのHPでの挿絵が載り、キルタイムコミュニケーションのHPでは抜粋や
りんしんさんの表紙のイラストなど公開され、発売が近づくにつれ盛り上がってきたことは言うまでもありません。
ですが、二次元ドリームマガジンで告知されただけで、宣伝不足ではないかという感がありました。
そして、淫獣聖戦の天津姉妹が復活するという期待と、あの淫獣聖戦の天津姉妹なのかという不安の中のDNA上巻の発売でした。

【発売後】
果たして淫獣聖戦XX終了から7年半も放置されていた淫獣聖戦が、どれだけ反響があるのかが注目でした。
結果は、アダルト小説本の売り上げランキングで第1位。その後も数ヶ月上位を維持していました。これは想像以上の人気となりました。
淫獣聖戦はXXの時も、秋葉原の店頭売り上げランクで上位に来るほど、かなり人気があったんですが、
放置されていた数年間で、知名度が下がるどころか逆に上がって、多くの人に認められる作品となっていたと思います。
天津姉妹ファンの部屋のホームページが、少しでも人気に貢献していたら嬉しいのですが、実際の所はわかりません。
でも、この淫獣聖戦そして亜衣麻衣の人気には、ほんと驚かされました。

【総評】
何年もの空白から復活した淫獣聖戦そして亜衣と麻衣が変わらずに、
期待感のあるストーリー展開で、及第点をあげてもいい内容だったと思います。
最後の陵辱はアニメやサイドストーリー小説も含め今までを考えれば、衝撃的で絶賛するに値する陵辱かと思います。
やっぱり小説では淫獣聖戦の魅力は半減するし、描写もわかりづらく、それでいてこの内容なので、
アニメ化すれば…ということに尽きるかと思います。

【内容】
・姉妹のキャラ
注目というか不安だった亜衣と麻衣のキャラですが、以前とそのままの亜衣と麻衣が描かれていました。
数年間の空白があったにも拘らず、亜衣と麻衣を変わらずに描けていた事は褒めるべきとこだと思います。
人当たりの良かった麻衣が清明との相性が悪い一面もありましたが…。

・ストーリー
とにかく姉妹の奔走するのが描かれていたように思います。
鬼獣淫界の復活に奔走する姉妹、平安時代での逃走劇など。

・新キャラ
多すぎるくらいの新キャラ、名前だけでどんな人物なのかも、さっぱりわかりませんでした。

・挿絵
賛否両論。完全にTANAさんの絵になっているので、今までのりんしんさんの描く姉妹ではありません。
ですが、上巻では、TANAさんなりの姉妹が綺麗で丁寧に描かれていると思います。
エロさとしては、大量の汁やザーメンも描かれていて、好評な感想もありました。

・陵辱
姉妹の陵辱シーンは、亜衣麻衣がエッチされるという点と緊迫した状況での陵辱なので、興奮します。
さらに、十二単衣を着せられたり、初めて輪姦されるなどのシチュエーションが最高に盛り上げます。
ですが、そのシーンも終始、セリフと状況説明になってしまい、姉妹の心理描写が描かれていないせいか、
かなり淡白な印象になってしまいました。
淫獣聖戦という作品は、姉妹に感情移入してしまいエッチされる姉妹を感じながらの興奮するのが魅力なので、
姉妹の内面を描けていない陵辱シーンでは、姉妹の魅力に欠けたものになってしまったとも思います。

【問題点】
・梅の花びらの護符の効果
XXまでは、鬼獣淫界の者に反応し、寄せ付けないという、魔除けのお守りのようで、効果もあやふやに描かれていたのですが、
今回、亡霊達の姉妹に中出しされた精液を包み込むという逆コンドームのようになってしまいました。
はっきり言ってこの護符は出てきた時から、姉妹の陵辱での邪魔でしかなかったのですが、
今回のDNAでは、さらに邪魔をするアイテムとなってしまいました。
このようにした意図が全くわかりません、まだ汚れの無い姉妹という事にしたかったのでしょうか?
XXで純潔は失っている姉妹だから、中出しで良かったと思います。

・不可解な設定
幻舟が亡くなっているので、XX後の話のはずなんですが…。
全焼したはずの天津屋敷が、普通にあります。
天神子守衆が全国的な組織になっています。
鬼夜叉童子と時平(時平の魂魄)が分離、その時平が鬼夜叉童子の家来になっています。
時の流れが、姉妹の1日に対して、平安の人物は1年が過ぎてしまう。
歴史追想小説になっていたからだと思いますが…。
このような設定に、読者は理解に苦しみ、多くの方が混乱されたと思います。

・実態のあるない人物
透明人間化した姉妹。透明人間にする必要はあったのでしょうか?
時平の魂魄。実態が無くなり、良くわからなくない存在になってしまいました。
亡霊達は、思考も無く本能的に姉妹を犯すのが興奮できるのか?疑問でした。
姉妹の相手には、姫にされた姉妹の美しさに欲情する思考がほしかったと思います。

・説明不足だったこと
時平が魂魄になった理由。
道真の死が天神子守衆消滅する解説。
姉妹がタイムスリップした原因。
姉妹や鬼獣淫界の目的。
亡霊達が姉妹を輪姦する理由。
淫獣聖戦は、万人にも受け入れられるような、わかり易かった作品だったのですが…。
なぜこんなにわかりにくい作品にしたんでしょうか?

・本当の淫獣聖戦なのか?亜衣麻衣なのか?
鬼麿を巡る鬼獣淫界と天神子守衆の争いが描かれていなく、淫鬼を一撃で倒すような強い姉妹が、全くと言っていいほど描かれていません。
ただ後手後手に奔走するだけの姉妹が、鬼獣淫界にやられるというのが主に描かれているので、
実は以前にくらべて、亜衣麻衣の魅力的で感情移入するような圧倒的な存在感が無く、姉妹の存在ですら薄く感じます。
そして、新キャラのキャラが掴めないので、鬼麿と木偶の坊を外した影響が非常に大きいです。
果たして淫獣聖戦DNAは、淫獣聖戦と呼べるのか?亜衣麻衣なのか?と疑問にも思う所があるかもしれません。

【あとがき】
批判的な感想になってしまったかもしれませんが、
次回作に生かして貰いたいという想いから、あえて納得いかないような問題点なども書きました。
淫獣聖戦DNAは、淫獣聖戦が復活のきっかけになった作品であると思います。
いつの日か淫獣聖戦がアニメやゲームで真の復活をしてくれることを、ファンの皆さんと願っています。